若き経営者の奮闘録

13年間の教師生活から一変して入ったビジネス界。義父・船井幸雄からさまざまな教えを受けながら、日々学び、成長していく(株)本物研究所社長・佐野浩一の経営者としての奮闘録をお届けします。

2007.12
共育力 
  学校の部活動における「教育力」は、なかなかすばらしいものだと今でも思っています。もちろん、顧問、監督が指導するわけですが、何しろ人数が多くて、なかなかすべての部員に行き渡らないことも現実。また、会議、打合せ、補習授業などで、放課後のすべての時間を指導に充てることもむずかしいのが現状です。にもかかわらず、部員たちが日々ダイナミックに成長していく姿を目の当たりにしてきました。たとえば、数日間、会議の連続で指導に行けず、久しぶりに顔を出してみたら、ボレーのできなかった子ができるようになっていた……。バックハンドが打てなかった子が、見事にゲーム練習で使っていた……。こんなことは日常茶飯事でした。
 何が彼らの「教育力」だったのでしょうか?
 先輩が後輩に教える。
 後輩が先輩にコツを聞く。
 先輩のプレーを見ながら、コツを盗む。
 反復練習する中で、自らヒントをつかむ。
 ……など、など。
 「教育」というよりは、まさに「共育」。大人の私たちなら"あたりまえ"に思えること。でも、それを"あたりまえ"に積み重ねていくことが、ある意味で理想のカタチとなっていたのだと考えています。
 社内でよく研修会を行ったり、社長自ら指導にあたったりすることは、中小企業ではよくあることです。しかしながら、それらはあくまで「教育」の一助にしかすぎません。そうした研修ですべてが整うなんて考えたら大間違いであることを、私自身もこれまでの経験の中で学んできました。そんな失敗を重ねながら、あらためて原点回帰したのが、教員時代のクラブ指導の経験だったのです。 
 12月より新体制をスタートさせました。組織の抜本的改編です。いまもっとも必要なのが、個々の経験と培ったノウハウの共有です。社員相互の「共育力」がいままさに求められています。今日もまた、それぞれの現場から全スタッフへ向けて、実践事例報告のメールが飛びかっています。それに対するコメントも同じく全員に……。こんな愚直な取り組みを続けながら、すべての活動があらゆる「共育」につながっていけばと念ずる今日この頃です。

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Profile:佐野浩一

1964年大阪生まれ。関西学院大学法学部政治学科卒業後、13年間中高一貫教育校の英語教員として従事。2001年4月、(株)船井事務所に入社。2003年4月、船井幸雄グループ・(株)本物研究所を設立し、代表取締役社長に就任。商品の「本物」、技術の「本物」、生き方、人づくりの「本物」を研究、開発し、広く啓蒙、普及活動を行なっている。

ズバリ船井流 人を育てる 自分を育てる2005年10月に『ズバリ船井流 人を育てる 自分を育てる
(ナナ・コーポレート・コミュニケーション)を出版。




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