船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井幸雄グループスタッフによるコラムページです。
日々仕事をする中で感じていることなどを自由に語ったページです（このページでは、便宜上、船井幸雄を“船井会長”と呼び、敬語表現を使わせていただいています。ご了承ください）。

　こんにちは。街中の緑が、日ごとに色濃さを増す頃となりました。

　「にんげんクラブ」の受付業務・会報誌発送等を担当させて頂いております、佐々木愛です。

　さて、今年のゴールデンウィークは、皆様どのように過ごされましたでしょうか。私は、休みの一日を利用して、友人達３人とハイキングへ行ってきました。

　普段ほとんど、会社と家の往復しかしていない私は、「ウォーキング」でさえハードルが高いと感じているので、今回も、自然散策が趣味という友人に行こうと誘われた時には、正直「ハ、ハイキングですか・・・？」と、後ずさりをしてしまいました。それでも、友人達と一緒なら大丈夫？と、意を決して、いざ出発！

　その日のコースはというと・・・。
　神奈川県・小田原駅出発〜大雄山最乗寺を見学〜（バスの本数が少ないのでタクシーにて）標高七百数十メートルの、南足柄市・万葉公園へ〜静岡県との県境にある足柄峠へ〜そこから静岡県・小山町へと、数時間かけて山道を下る〜御殿場線・足柄駅到着〜「御殿場高原時之栖」にて温泉・夕食〜三島駅にて解散〜

　という、大まかに言うと、伊豆半島の上をぐるっと反時計回りに回るようなコースでしたが、ほぼ一日中、自然の中を歩くという体験をすることができました。時には友人達とのおしゃべりを楽しみながら、時には黙々と山道を歩き自分と向き合いながら・・・。

　そして、今回のハイキングで一番感動したことは、万葉公園の入り口に、タンポポが咲き乱れていたことです。標高の高いところでは、空気は澄み、小鳥達の歌声が辺りに響き渡り、植物はとても生き生きとしていることに驚き、心癒されました。

　また、足柄峠の足柄城址からの富士山は絶景で、雪をかぶった頂上は太陽の光をキラキラと反射させ、長く尾をひく裾野まで、目前に眺めることができました（地元に住む私でも、今までに見た富士山の中で、この時が一番美しいと思いました）。

　でも、山間を流れる清流沿いを歩きながら、気になったことが一つだけあります・・・。それは、この５月の良い季節に、家族連れでハイキングに来ている人を、ほとんど見かけなかったこと・・・。自分達以外に、歩いている人を、数える程しか見かけなかったことです。昔、私が子供の頃には、家族でお弁当を持ってハイキングに出かけたりしたものですが、時代の流れなのでしょうか。

　私の２歳と４歳になる甥っ子たちの遊びを見ていても、疑問を持つことがしばしあります。遊びに行く場所と言えば、遊園地やショッピングセンターなど。家の中では、敵をやっつけるテレビゲームやオモチャに夢中になっています（先日一緒に買ったガチャガチャのオモチャからは、「てめぇ、×××××〜」などという乱暴な声が出てきて、驚きました）。

　はたまた、ニュースでは小中学生の３人に１人は携帯電話を持っていると聞きます。

　ますます便利になる日本の社会ですが、子供や大人たちが頭ばかりを使うことで、にんげんが本来持っているはずの大切な感覚や、他人や自分の気持ちを感じる心を、忘れはしませんでしょうか。

　ハイキングとまでは行かなくても、せめて、週に１回ぐらいは自然の中に飛び出し、大地のエネルギーを体いっぱいに受けたい。自然から、もっとたくさんのことを学びたい・・・。
　そんな休日の過ごし方について、考えている今日この頃です。

　いつも本当にありがとうございます。


１周目：「ＧＩＶＥについて考えてみました　（テーマ：私からみた船井幸雄）」
２周目：「体温を上げて、身も心も温めよう　（テーマ：私から皆さまにお伝えしたいこと）」
３周目：「まだまだ勉強が足りません　（テーマ：船井会長から学んだこと）」
４周目：「ノンペーストブラッシングのすすめ　（テーマ：私から皆さまにお伝えしたいこと）」
５周目：「１００円で買える幸せ？　（テーマ：最近読んでオススメしたい本）」
６周目：「ぜひ、お試しください　（テーマ：私が日々思ふこと）」
７周目：「岡田多母さんの講演会にて　（テーマ：私から皆さまへお伝えしたいこと）」
８周目：「船井会長の書籍　（テーマ：私が日々思ふこと）」
９周目：「『アミ　小さな宇宙人』　（テーマ：最近読んでオススメしたい本）」
１０周目：「自分らしく　（テーマ：私から皆さまにお伝えしたいこと）」