船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井幸雄グループスタッフによるコラムページです。
日々仕事をする中で感じていることなどを自由に語ったページです(このページでは、便宜上、船井幸雄を“船井会長”と呼び、敬語表現を使わせていただいています。ご了承ください)。

船井幸雄グループ社員の日々もの思ひ、考へる あの社員の一日を公開!
余計な準備はしないほうが良い!? (テーマ:船井会長から学んだこと)
2008.8.20(Wed)
社名:(株)船井本社 熱海本社 秘書室
名前:上田 裕子

 皆様こんにちは。いつも『船井幸雄.com』をお読みいただき、ありがとうございます。(株)船井本社の上田裕子です。お盆を過ぎて、少し涼しい風が吹くようになりました。皆様はいかがお過ごしでしょうか?

 さて、「準備はしないほうが良い!?」などと思い切ったタイトルをつけたのですが、本当にこの通りにすれば良いのかどうか、じつは私もはっきりわかっていません(笑)。もちろんたいていの場合は、いろいろなことの基本的な準備はしたほうがもちろん良いのでしょう。

 しかし、人に対する仕事においては、準備をしすぎて失敗した・・・・と思えることが何度かあったので、少し紹介したいと思います。
(あくまでも、特殊な事例だったのかもしれませんが・・・・)

 私の主な仕事内容は、にんげんクラブの会報誌やメルマガの記事を書くことですが、その中で「輝く仕事人」という、秀でた仕事をされている方々をインタビューするコーナーがあります。たいていの場合は、初対面の方をインタビューすることが多く、いつもとても緊張します。
 そのため、インタビュー前には、その方のことを可能な限り調べて、準備をします。著書があれば読み、プロフィールなども念入りにチェックし、さらにその方とお会いした人がいれば人柄の聞き込み調査をしたり(笑)、趣味や好きなものなどをあらかじめ聞いたりします。
 そして当日は、質問を少なくとも30個ほど用意してから、インタビューに臨みます。

 しかしながら、今まで行なったインタビューで、その準備した質問を上手くできたことは一度もありません。準備をしすぎて緊張してしまうのか、せいぜい一つか二つの質問をした後には、瞬く間に時間が過ぎて時間オーバーとなってしまいます。

 インタビュー相手の方は、一つの質問をしたら、後で聞こうと思っていた事柄を、すべて答えてくださった方もいらっしゃいますし、準備をした質問内容とは、全然違った方向へと話が進む場合もあります。

 相手の方が、準備をしていた質問とは違った方向へ話をはじめた際に、その話の流れに乗らず、準備をした質問にこだわって気をとられてしまうと、相手の方のお話に適当なあいづちしか打てなくなります。せっかく興味深い話をしようとしてくださったのに、ピントはずれの質問をしてしまうことで、相手のしゃべる意欲をなくさせてしまったことが何度もあります。こんな時は、質問の準備をしていないほうが、良いインタビューが出来たのではないか、と思うのです。
 
 また、初めて会う方にたまたまその場で突然インタビューをすることになって、何も調べず、いっさい準備をしなかった際のインタビューは、上手く会話が運ぶことが多くありました。
 そんな経験から、本当はインタビューの準備はあまりしないほうが良いのではないか・・・・と思うようになりました。

 あまりたくさんの準備をしていくと、マニュアル通りの対応をするファーストフード店の店員さんのように、型にはまった質問しか出てこなくなっている自分に気が付き、後から後悔します。

 人と人との対話はマニュアルよりも、やはり心が通っていなければならないものです。

 そう思うようになった時に、ジョー・ヴィターリ氏とイハレアカラ・ヒュー・レン博士の共著『ハワイの秘法』(PHP研究所刊)を読んで、同じようなことが書いてあることに驚きました。二人が講演会を主催するときに、準備に焦るヴィターリ氏に向かってヒュー・レン博士は「準備はしなくても大丈夫」と暖かく自信たっぷりに言っています。

 また、船井会長も人に会う際には、「予備知識はないほうが良い」と言っていますし、講演会の際も、会場に来た人の顔を見てから話す内容を決めるとのことで、前準備はほとんどしないそうです(そのため、来場者の顔が見やすいように、講演会の際はいつも会場の客席のライトを明るくしてもらっています)。

 そんなお二人の言葉から、人は経験を積むほど、人と人との対話を重視し、前もって余計な準備はしなくなるのかな、と思いました。


 とはいえ、まだまだ私は経験も少ないため、どうしても念入りな準備をし、マニュアル通りのインタビューになってしまいます。初めて会う人とお話する時は緊張するし、「失敗するのではないか」という恐怖心もあります。その恐怖心をまぎらわせるために、毎回余計な準備をしているような気がします。

 いつかそんな恐怖心もなくなるくらいに、ヒュー・レン博士や船井会長のようにたくさんの経験を積んで、「余計な準備はしなくても大丈夫」と言える自分になりたいと思っています。


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4周目:「電磁波過敏症の方のテレビ取材を見て感じたこと (テーマ:私から皆さまにお伝えしたいこと)」
5周目:「夢日記をつける (テーマ:ひそかに続けている私の習慣)」
6周目:「オープンワールドでの会長講演を聞いた後の変化 (テーマ:私から皆さまにお伝えしたいこと)」
7周目:「にんげんクラブメールマガジンへの感想お便りが急増 (テーマ:私から皆さまにお伝えしたいこと)」
8周目:「会長の人徳と人との出会い (テーマ:私からみた船井幸雄)」
9周目:「命がけの生き方 (テーマ:船井会長から学んだこと)」
10周目:「永遠のようで短い時間 (テーマ:私から皆さまにお伝えしたいこと)」
11周目:「先入観は持たないほうが良い (テーマ:船井会長から学んだこと)」
12周目:「読書もいいけど、人脈もとても大切です (テーマ:船井会長から学んだこと)」

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