中村陽子の都会にいても自給自足生活
このページは、認定NPO法人「メダカのがっこう」 理事長の
舩井幸雄は生前、中村陽子さんの活動を大変応援していました。
不調の原因……その原因とは、世界で最も多く使われている除草剤ラウンドアップです。
2018年アメリカで、ラウンドアップの使用でガンを発症したという訴訟が起こり、末期ガンの原告が2件勝訴し、モンサント社に多額の賠償金が命じられたことは、ご存知だと思います。この訴訟では、モンサント社の内部資料が明らかにされ、すでに30年前から会社は毒性を把握していたのに、100%分解するので安全で環境にやさしい除草剤だと銘打って売っていたことが分かりました。
これを皮切りに、ラウンドアップと発がん性の関係を示した過去から現在までの論文が再認識され、さらに発がんのメカニズムの研究がたくさん出てきました。例を挙げると、ラウンドアップの主成分グリホサートは、女性ホルモンや男性ホルモンの内分泌かく乱物質であること(不妊や不能につながる)、栄養を消化吸収する小腸の腸内細菌の働きを阻害すること(腸が栄養を消化吸収できなくなる)、同じく腸内で自閉症の原因となる菌を発症させること、腸内細菌の免疫力を抑制をすること、DNAに損傷を及ぼしその影響は、1代限りではなく2代目や3代目に大きく表れること、カルシウムやマグネシウムを多く含む硬質水と反応すると腎炎になること、またパーキンソン病の発症とも相関関係があることなどの研究が次々と出されています。
少し前までは、このような研究は表に出てくることはなかったことを思うと、モンサントが裁判に負けたことで、大きく流れが変わったことに感謝します。しかし日本ではいまだに主要なマスコミは報道しないので、各自で拡散しましょう。
世界ではすでにグリホサートの使用は規制や禁止に動いています。スリランカ、エルサルバドル、アラブ6か国、フランス、ドイツ、イタリア、オーストラリア、ベルギー、バミューダ諸島、ブラジル、カナダの8地方、デンマーク、マルタ、オーストラリア、アルゼンチンなどの国々です。
残念なことに、日本では2017年の12月にグリホサートの残留基準が大幅に緩和され、本来農薬は0.01ppm が基準ですが、小麦は30ppm、大麦もソバもライ麦も30ppm、ヒマワリやゴマ、ベニハナ、綿実(GMO)、ナタネ(GMO)などの油脂原料は40ppmとなりました。
なぜかと言えば、生産国では効率アップのため収穫前に除草剤グリホサートを散布することが普及し、高濃度に残留したものが日本に来るため、日本の残留基準をそれに合わせたのです。これに対しての素晴らしい動きがスタートしました。
●2019年5月21日デトックス・プロジェクト・ジャパンが始まりました!
これは体内にどれくらいの農薬が残留しているかを調べるものです。今回手始めに、国会議員の有志23名と一般の有志5名が髪の毛をフランスに送り、検査したところ、18人からグリホサートが検出されました。7割です。受けてくださった国会議員や一般の方たちは、日ごろから食への意識が高く、本人も何も検出されないのではないかと思っていた方たちだったので、この数字はかなりショックなものでした。
この検査方法は、髪の毛の根元から3センチを細目のストローほどの束を取り、粉砕して分析機にかけるものです。日本でも検査体制を整えるべく、農民連の食品分析センターが日本の農薬使用に合った検査項目を現在構築中です。費用は、1検体グリホサート、グルホシネーと、AMPA(グリホサートの代謝物)の検査で16000円。少し価格は高いですが、一度日本と自分の現状を知るために、みんなで検査を受けたいものです。検査体制が整ったら、またお知らせしますので、申込みよろしくお願いします。
グリホサートの使用量がこの30年で11倍になっていること、日本が世界で一番残留基準を高くしていること、グリホサートが腸の働きを止めてしまったり、自閉症や発達障害の原因になったり、遺伝子を傷つけ子孫に大きく表れることなどの研究が進んで、身体への悪影響が分かってきていることを考えると、グリホサートの摂取を抑えるだけで、かなりの問題解決が期待できるのではないでしょうか。今まで隠されていた研究や実態が明らかにされてきたことは、喜ばしいことです。
そこで手始めに、日本人がお米より大量に摂取している小麦を変えることにしましょう。幸い農民連食品分析センターが最近、小麦とパスタとパンについて、グリホサート検査をしてくれています。小麦検査結果(上)、食パンの検査結果(下)で確認してください。(皆様も貴重な調査をし公開してくれている農民連に加入もしくはカンパしてくださるうれしいです。)
http://earlybirds.ddo.jp/bunseki/report/agr/glyphosate/wheat_flour_1st/index.html
http://earlybirds.ddo.jp/bunseki/report/agr/glyphosate/wheat_bread_1st/index.html
これを見てわかることは、日本は小麦の自給率は12%でほとんどが輸入であり、そのほとんどがアメリカとカナダの小麦ですが、農水省の調査ではこのうち97%〜100%の小麦からグリホサートが検出されています。当然それを使用している大手の食パンでほとんどグリホサートが検出されており、全粒粉の小麦やパンが一番危ないです。しかしありがたいことに、国産小麦、有機小麦では検出されてません。まだ、選べるものがあって本当に良かったと思います。
皆さん、小麦粉や食パンを買う時には、この検査結果を参考にして、国産小麦や有機小麦や検出されていない小麦やパンを買いましょう。売り上げが変われば、企業は変わります。利益第一の世の中です。企業とて,人の健康を害するものを作りたいはずはなく、このことを知れば原料をオーストラリアやフランスや国産に変えるでしょう。私たちも価格より健康を優先する行動を始め、お金に働いてもらった方が効果的です。
日本の現実は厳しいですが、少し現状と対策が見えてきたという明るい話題だと思います。お金に働かせる作戦にご協力お願いします!
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2019年12月2日〜12月12日 アメリカを変えたママがやって来る!日本のお母さんたちも、アメリカのママたちに続こう! |
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首のタオルにシュレーゲル青ガエルが
いるので、とてもうれしそうな顔を
してい ます。
1953年東京生まれ。武蔵野市在住。母、夫の3人家族。3人の子どもはすべて独立、孫は3人。
長男の不登校を機に1994年「登校拒否の子供たちの進路を考える研究会」の事務局長。母の病気を機に1996年から海のミネラル研究会主宰、随時、講演会主催。2001年、瑞穂(みずほ)の国の自然再生を可能にする、“薬を使わず生きものに配慮した田んぼ=草も虫も人もみんなが元氣に生きられる田んぼ”に魅せられて「NPO法人 メダカのがっこう」設立。理事長に就任。2007年神田神保町に、食から日本人の心身を立て直すため、原料から無農薬・無添加で、肉、卵、乳製品、砂糖を使わないお米中心のお食事が食べられる「お米ダイニング」というメダカのがっこうのショールームを開く。自給自足くらぶ実践編で、米、味噌、醤油、梅干し、たくあん、オイル」を手造りし、「都会に居ても自給自足生活」の二重生活を提案。神田神保町のお米ダイニングでは毎週水曜と土曜に自給自足くらぶの教室を開催。生きる力アップを提供。2014年、NPO法人メダカのがっこうが東京都の認定NPO法人に承認される。「いのちを大切にする農家と手を結んで、生きる環境と食糧に困らない日本を子や孫に残せるような先祖になる」というのが目標である。尊敬する人は、風の谷のナウシカ。怒りで真っ赤になったオームの目が、一つの命を群れに返すことで怒りが消え、大地との絆を取り戻すシーンを胸に秘め、焦らず迷わずに1つ1つの命が生きていける環境を取り戻していく覚悟である。
★認定NPO法人メダカのがっこうHP: http://npomedaka.net/