今月のクローズアップ
このページでは、舩井幸雄が注目していたり、興味を持っていた物や場所などをご紹介します。
BMD東京サロンがリニューアルオープン♪
今回は、平成5年頃に知り合って以来、舩井幸雄がたえずその技術に注目し、開発される機械を愛用していた、岡山県に本社のある株式会社BMD 代表取締役社長の近藤和子さんと、BMDが昨年(2014年)の9月16日にリニューアルオープンさせた東京サロンをご紹介します。
近藤さんは幼い頃から病弱で、27才の時に医師から「あと10年の命」言われていたほどだそうです。ご自身の身体がなんとかよくなるように、微細な世界を中心に研究した結果、「体の中に余分な電気が溜まることで人間は病気になる。だからその電気を発散させればいい」という結論に至り、様々な思考錯誤の結果、無事病気を克服されたそうです。
そんな自身の経験を活かし「氣代謝生理学」を確立され、それを伝えるためにBMDシステム総合学院やサロンを東京、大阪、広島、岡山に開かれました。
昨年70歳になられた近藤さんは、すっかり健康でお肌もツヤツヤです。3人のお子さんは皆独立され、昨年の12月には4人目のお孫さんが生まれたばかりとのことです。
今回は、そのリニューアルした東京サロンにお邪魔しました。
近藤和子さん |
■「氣代謝生理学」とは?
「氣代謝生理学」とは、近藤和子さんが独自に考えられた理論であり、「氣=電気信号=エネルギー」の働きが基本で、すべてに共通する電気信号を円滑にし、各機能とバランスを取れば健康は保たれるという生理学のことです。
簡単に言えば、体の中に電気が溜まるから病気になるわけで、その溜まっている電気を動かして巡らせ、エネルギーが欠けているところに(電気が)移動すれば、細胞への負荷は軽くなり体は元気になるという考えのことです。
現在70歳の近藤和子さんは、お肌もツヤがあって健康そのものですが、幼い頃からずっと体が弱かったそうです。そんな近藤さんは、最初はご自身の身体を健康にするために微細な世界を科学的に研究開発しました。そして実際に病気を克服できた「氣代謝生理学」を、今度は世の中の人の健康にお役に立てたいと、1985年に現在のBMDの前身となる会社を設立されました。
ベジカフェ内にあるBMDの様々な製品 |
BMDでは、「氣代謝生理学」をもとに環境・健康・美容・農業などに活用できる機械や、ひのきの葉を使った様々な化粧品やケア製品などを作って、大変好評を得られています。
近藤さんいわく、ひのきの葉は人体の自律神経という電気信号の世界と大きな関係があるとのことです。
■舩井幸雄との出会い
そんな近藤さんが舩井幸雄に出会ったのはいまから20年以上前の平成5年頃でした。
舩井幸雄がコンサルタントの仕事の関連で岡山県に来た時、ちょうど舩井は体調がすぐれなかったようです。その時岡山県で舩井のお世話をしてくれた方がたまたま近藤さんのお知り合いだったようで、「近藤さんなら舩井先生の体調を良くできるのではないか」と呼ばれたことがきっかけで、舩井との対面となったそうです。
ところで近藤さんは、お母様が「野口整体」を創始した野口晴哉(のぐち はるちか)さんのもとで野口整体をずっと勉強されていた関係で、3歳の頃にすでに一緒に行って野口整体を見たり、それ以降もずっと野口整体を研究されていたそうです。
近藤さんは舩井幸雄と対面し、氣代謝生理学や野口整体の技術もあわせて舩井の体を診てみると、氣のつまりが感じられたようで、そのつまりがうまく流れるように施術すると、舩井の体は回復したそうです。
そんなことがきっかけで舩井幸雄は近藤さんに興味を持ちはじめました。とくに近藤さんの開発された氣代謝装置には大変関心があったようです(ずっと会社の舩井の会長室に置いてあったほどです)。というのも、この装置を畑で使うと、荒れた土地でも作物が豊かに育つのを実際に目の当たりにし、(その理由が分らず)不思議でしかたがなかったようです。それ以来、舩井は講演のたびに近藤さんの話をしていました。
舩井は「これはきっと近藤和子さんの“思い”の力で、荒れた土地に豊かな作物を作らせているのだ」と解釈していたようです。
氣代謝装置『環健美農システムHAPPY』 |
しかし近藤さんはこの舩井の考えに反論し、苦笑交じりにこう語ってくれました。
「いいえ、“思い”の力とはまた別だと思います。『氣代謝生理学』というのは、“水”と“電気”と“微生物”を整えることが基本であり、氣代謝装置は人間の体の中のそれらが整えられるように作りました。微細な良い細かい波長さえ作れば、いくら根性が悪い人でも良くなってくるものなのです。
それなら人間の体も農地も一緒だと思って、畑で使ってみたら、使い始めて3日で農地から変わったのですよ。
ミモレ農園で育ったトマト |
実は私は農業にはまったくの素人だったのですが、ある事情があって突然、1700坪の畑を持つことになったのです。そこでこの装置を使ってみたら、育つ野菜がすごくいいということで舩井幸雄先生はそのように言ってくれたのだと思います。
この氣代謝装置には物理学の論理があるのですが、そのあたりを話しても舩井先生は『結果は分るのだけど、行程は分らない』と言われて、その点では私とは最後まで話が合いませんでしたね。」
■舩井幸雄との出会いから人間の外側のオーラなどにも興味を持つように
平成5年頃に舩井幸雄と出会った頃、近藤さんは、人間の体を健康にするには、体の内側の“氣”のつまりを流すことは大事だと思っていましたが、人間の外側のエーテル体とかオーラとか言われるものには思い及ばず、それら外側の層までどうこうしようとは考えていなかったそうです。
ところが当時から舩井幸雄は「見えない世界がとても大事」だと強調し、人間の外側のエーテル層やオーラなども視野に入れていました。お金や物しか動かす知恵がなかったようなその時代に、経済活動の真っ只中にいる舩井幸雄がそのようなことを言うので、近藤さんはとてもびっくりしたそうです。しかし実際に目の前で人のオーラに作用することでその人の体が固まったり、ゆるんだりするところを見たことで考えが変わりました。実際にこういうことを見た以上、人間の外側のオーラなどもその人の一部ととらえて考えなければいけないのではないかと思うようになったそうです。
■東京のサロンが2014年9月16日にリニューアルオープン
BMDのサロンは平成8年頃に岡山、東京、大阪、広島にオープンしました。
そして今回、東京サロンは、2014年9月に
1Fに「ベジカフェ&お野菜マルシェ」、
2Fに「プチホールミモレ(音が奏でる癒し、音楽コンサートホール)」、
3Fに「リラクゼーションサロン(氣代謝エステで心身を整えリラックス)」
がリニューアルオープンしました。
近藤徳子さん。2010年のにんげんクラブ関西大会のブースにて。 |
とくに1Fの「ベジカフェ&お野菜マルシェ」は、初めての試みで、近藤和子さんの娘さんでBMDの社員でもある近藤徳子さんの強い思いが反映された、とてもおしゃれで癒される空間です。リニューアル工事中、徳子さんは2人目のお子さんを妊娠中だったにもかかわらず(12月に無事男の子をご出産)、カフェの進行具合がとても気になり、椅子やテーブルの配置から商品の並べ方、カフェのメニューに至るまで逐一岡山県から丁寧に指示をしていたそうです。
田島克美さん。東京サロンのベジカフェにて。 |
また、今回の東京サロンのリニューアルには、氣代謝生理学を学ぶBMDシステム総合学院の第一期生で、舩井塾の会員様でもある(株)宇都宮カンガルー堂の田島克美社長が全面的に協力されているとのことです。
田島さんは、約20年前に舩井幸雄が近藤和子さんを経営者対象の勉強会で紹介して以来、BMDのシステムに関心を持ち、勉強をされてきました。
「そろそろ近藤先生がずっと伝えてきたBMDのシステムがもっと世の中に出てくる時代になると思っているよ」と田島さんは笑顔でお話されていました。
最後に、今回の東京サロンのリニューアルオープンに関して、近藤和子さんは心をこめてこう語ってくれました。
「このサロンのリニューアルを考え始めたのはちょうど一年前(2013年)の9月頃だったのですが、実はなかなか準備が進まなかったのです。そんな時、(2014年)1月6日の舩井幸雄先生のホームページの発信文を読んでビックリしたのです。そこにはこう書かれてありました。
『いまの世の中は、スピリチュアルなこととか食とか遊びなど、どうでもいいことに浮かれている人に、かなり焦点が当っています。一度そのようなどうでもいいことは忘れ、現実人間にもどってほしいのです。 (中略) いまさらスピリチュアルやおいしいものに夢中になるという時ではありません。ぜひ生きるのに必要なことに今年は全力投球をしてください』と。
この言葉を読んで、最初は『え!?』と驚いたのですが、その後すぐに舩井幸雄先生はお亡くなりになったので、これは舩井幸雄先生の最後の遺言のような文章で、『氣』がすごく澄んでおられるものだから、私なりにこの舩井先生の遺言のような文章の内容をとても大事にしなければいけないと思いました。その言葉を私なりには、舩井先生は『見えない世界ではなく、この3次元の世界で自分の思う立ち位置を決めて、そのなかに包み込みの氣をふまえて、しっかりと生きてほしい』と言っているのだと解釈しました。
そしてその考えは絶対に正しいと思いました。だからその舩井先生の最後の言葉を基本の考えとして、この東京サロンをリニューアルして創りました。このことは、ぜひ皆さまにお伝えしたいことです」と。
★ベジカフェ&お野菜マルシェ(1F)
ミモレ農園でとれた農薬不使用のお野菜やこだわり素材を使ったおいしいベジ料理やスイーツがいただけます。
メニューは「国産牛すじ煮込み お野菜たっぷりカレー」「国産チキンの ベジフルサンド」や「お野菜酵素のシフォンケーキ アイス添え」など。
そのほか「お野菜マルシェ」ではミモレ農園でとれた新鮮なお野菜や、冷凍スープ、各種BMD製品をご購入いただけます。
国産牛すじ煮込み お野菜たっぷりカレー。まろやかでとっても美味しかったです。 |
ミモレ農園でとれた新鮮なお野菜が買えます。 |
★プチホールミモレ(2F:音が奏でる癒し、音楽コンサートホール)
2Fは宝塚がお好きで、音楽もお好きな近藤和子さんの思いが反映された、グランドピアノがある音楽コンサートホールです。ここで、近藤さんが大好きなピアニストの横山幸雄さんのコンサートを開いたこともあるそうです(舩井勝仁も招かれたそうです)。
ホール内はイラン製の手づくりのカーペットが椅子の上と下に敷かれていたり、横山幸雄さんのピアノ演奏が24時間CDで流されていたりと、こだわり満載の空間です。
東京サロン2Fの音楽コンサートホール |
椅子の上と下には近藤さんが気に入ったイラン製のかわいいカーペットが敷かれています。 |
★リラクゼーションサロン(3F:氣代謝エステで心身を整えリラックス)
近藤さんが開発された「氣代謝生理学」をもとにした機械をたっぷり体験できるコーナーです。氣代謝エステや加圧カプセル(酸素カプセル)のコースが受けられます。
氣代謝エステ。写真はカフェスタッフの西口さん。 |
加圧カプセル(酸素カプセル)。奥に氣代謝装置があります。 |
このように魅力満載のBMD東京サロンに、皆さまもぜひ足をお運びになられたらいかがでしょうか。
(文:藤原かおり)
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