“本物主義”時代の幸せな生き方

このページは、(株)本物研究所と(株)船井メディア 社長の佐野浩一によるコラムページです。
佐野浩一の義理の父でもある舩井幸雄は、1980年代のバブルの真っただ中の頃からすでに、「競争主体で矛盾のありすぎる資本主義はもうもたない」、そして「資本主義にとってかわるのは『本物主義』ではないか」と考えており、2003年に(株)本物研究所をつくりました。
その(株)本物研究所の設立当初から社長として、佐野は常に、“本物”や、人々の“本当の幸せ”について真剣に考えてきました。
そんな佐野が、いよいよ間近に迫ってきたと思われる「本物主義」時代に向け、私たちはどう生きていけばいいのか、また「幸せに生きる」とはどういうことだろう? ということを先駆けて模索し、皆さまと一緒に考えていきたいと思います。

2014.08.01(第6回)
正しい上手な生き方

 舩井は、よく言いました。
 「物心ついたころから、ずっと働きづめだった。それはいまも変わらないが、余暇時間ができると、『世の中の仕組みとルール』、そして『正しい上手な生き方』のことを研究してきたように思う」と。
 舩井の見方、感じ方は、どうも一時代をすっ飛ばしていたようにも思えます。ですから、いまから十年くらい前に定義していたことも、ちょうどこれからの時代にやっと追いついていくのだろうなって思えてなりません。
 2002年、いまから12年前です。そのときに、舩井が確信していたということを、列記してみます。

@世の中の存在はすべて生成発展している。生成発展しているとは、より自由に、より多くのものを好きになり、よりエゴが少なく……という方向に進んでいることである。

A人生は楽しむためにある。人は何をしても自由、というのが世の中の本来のシステムである。

B肉体とは、その制約の中で、一つの夢を体験し、学ぶためのフル・オートマチックな車のようである。

C死とは、大きな家の中の別の部屋に移るようなもので、楽しい体験である。

D生も死も、現実も、すべて自分が選択して決めている。現実は、間違いなく自分が招いたものである。

Eマクロに見ると、現実も夢のようなもの。すべては観念の産物といえる。

F地球上には、マイナス発想的な難しい制約がある。これは、地球人の観念が作ったものであり、そのため生老病死などの苦労がある。地球上ではぼちぼち制約を外したほうがよさそうだ。

G権威や権力に動かされるのではなく、直感と洞察で生きられるようになるのが、とりあえずの人生目的のようである。

Hともかく、なによりも自他を縛らないのが、私たちの当面の目標と言えよう。

Iこれらのことは、すべて「波動の原理」で説明できる。

 こうやってあらためて眺めてみると、やっぱり舩井の先を観る目はすごかったんだなと感じますよね。

 BCDEFについては、最近いろんな方が伝えているように思います。ホ・オポノポノの世界観もそうですよね。起こっている現実すべてに責任を持ち、それらをクリーニングするということですが、まったくよく似かよっていると思います。世の中は自身の観念の産物、だからよい思いをもち、よい生き方をすれば、必然的によい現象を引き寄せることができるのでしょう。
 @Aについても、世の中のあり方そのものは、マクロには自由で、エヴァ的なものだということですから、いかに、いまの時代の私たちがいろんなことに不自由で、エゴに邪魔され、身動きが取りづらいかということに気づきます。
 本物主義の時代は、もう“そこ”に来ているはずですが、まずは多くの人が、これら10個のことがらをストンとハラにおとせたときに、ガラッと変わる瞬間があるような気がしてなりません。



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Profile:佐野 浩一(さの こういち)
佐野 浩一(さの こういち)

1964年大阪府生まれ。関西学院大学法学部政治学科卒業後、英語教師として13年間、兵庫県の私立中高一貫校に奉職。2001年、(株)船井本社の前身である(株)船井事務所に入社し、(株)船井総合研究所に出向。舩井幸雄の直轄プロジェクトチームである会長特命室に配属。舩井幸雄がルール化した「人づくり法」の直伝を受け、人づくり研修「人財塾」として体系化し、その主幹を務め、各業界で活躍する人財を輩出した。 2003年4月、(株)本物研究所を設立、代表取締役社長に就任。商品、技術、生き方、人財育成における「本物」を研究開発し、広く啓蒙・普及活動を行う。また、2008年にはライフカラーカウンセラー認定協会を立ち上げ、2012年、(株)51 Dreams' Companyを設立し、学生向けに「人財塾」を再構成し、「幸学館カレッジ」を開校。館長をつとめる。2013年9月に(株)船井メディアの取締役社長CEOに就任した。 講演者としては、経営、人材育成、マーケティング、幸せ論、子育て、メンタルなど、多岐にわたる分野をカバーする。
著書に、『あなたにとって一番の幸せに気づく幸感力』(ごま書房新社)、『ズバリ船井流 人を育てる 自分を育てる』(ナナ・コーポレート・コミュニケーション)、『私だけに教えてくれた船井幸雄のすべて』(成甲書房)、船井幸雄との共著『本物の法則』(ビジネス社)、『あなたの悩みを解決する魔法の杖』(総合法令出版)、『幸感力で「スイッチオン!」』(新日本文芸協会)がある。

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