“本物主義”時代の幸せな生き方

このページは、(株)本物研究所と(株)船井メディア 社長の佐野浩一によるコラムページです。
佐野浩一の義理の父でもある舩井幸雄は、1980年代のバブルの真っただ中の頃からすでに、「競争主体で矛盾のありすぎる資本主義はもうもたない」、そして「資本主義にとってかわるのは『本物主義』ではないか」と考えており、2003年に(株)本物研究所をつくりました。
その(株)本物研究所の設立当初から社長として、佐野は常に、“本物”や、人々の“本当の幸せ”について真剣に考えてきました。
そんな佐野が、いよいよ間近に迫ってきたと思われる「本物主義」時代に向け、私たちはどう生きていけばいいのか、また「幸せに生きる」とはどういうことだろう? ということを先駆けて模索し、皆さまと一緒に考えていきたいと思います。

2015.07.01(第17回)
食べ方を見つめ直す

 2013年の暮れ、ある米ファストフード大手企業について、CNNが次のような報道をしました。
 「○○○○○社の社内サイトに、ハンバーガーなどのファストフードは食べない方がいいという助言が掲載されていた。各メディアが批判の的にしたため、同サイトは翌日、『メンテナンス中』との告知が掲載され、アクセスできなくなった。」
 当該サイトには、チーズバーガーとフライドポテトと赤いカップに入った飲料の写真には「不健康な選択」という説明書きがあり、その隣のサンドイッチとサラダと水の写真には「健康に良い選択」という説明が添えてあったとか……。
 さらに、「ファストフードは自宅で料理するのに比べて手っ取り早く値段も手頃ですぐに用意できます。便利で経済的な半面、ファストフードは一般的に高カロリーで脂肪、飽和脂肪、糖分、塩分が多く、太り過ぎになる危険があります」という注意書きも掲載されていたといいます。
 消費者としては、「バカにするな!」と怒りをぶつけたくなりますが、この記載内容は、たしかに正真正銘の「事実」。私たちの身体は、私たちの食べるものからつくられています。だから、食べるものは、自ら「選択」しないといけません。お肌も骨も筋肉も、ココロも、そして活動のエネルギーも、全部、食べたものからつくられます。

 でも、ご存じのように、いま安心、安全な食べ物は存在しません。
 お野菜だって、ミネラルや虫のいないスカスカの土から生まれるわけです。中身がスカスカなのは言うまでもないことです。
 しかも、化学肥料に農薬……。
 だから、食べる側の私たちが、きちんと選択できる目を持つことが必要です。
 そして、できたら「安心やさい」などでデトックスして食べられることをぜひともおススメします。
 いまの時代は、食べ物にもデトックスが必要です。
 さらに……、
 「いままでどんな食事をしてきたのか?」=食履歴
 ここからは、いまの体質や、症状、体格などの由来がわかります。
 「いま、どんな食事をしているか?」=食習慣
 ここからは、食生活の問題点や改善点が見えてきます。
 ぜひ、食にいま以上の注意を払いたいものです。

 ところで、いまアメリカでもっとも注目されている「食」ってどのようなものだと思われますか?
 その答えに入る前に、アメリカの食事情豆知識を少々……。
 1970年代アメリカ、ガンや心臓病をはじめ、多くの病気が増加傾向にありました。
 このままではアメリカは「病気で滅んでしまう」と危機感に満ち満ちていたのです。
 そこで、アメリカ上院栄養問題特別委員会において、世界的規模の調査、研究を実施しました。その結果、1977年「食事(栄養)と健康・慢性疾患」についての5,000ページにも及ぶ膨大なレポートが発表されました。
 これがあの「マクガバンレポート」です。

 そこに記載されていたのは、驚きの内容でした。
 「諸々の慢性病は、肉食中心の誤った食生活がもたらしたわけで、これを解決するにはすぐさま食事の内容を改善する必要がある」との指摘。
 ちなみに、その方法は以下のとおりです。  「肉、乳製品、卵といった動物性食品を減らし、できるだけ精製しない穀物や野菜、果物を多く摂るということ。」
 これは、アメリカ的な食事の全否定です。
 さらに驚くのは、もっとも理想的な食事は、「元禄時代以前の日本人の食事」だと明記されていたことです。
 なぜ元禄時代以前かというと、要するに「玄米を食べましょう!」ということです。この時代に精米技術が発達し、白米を食べるようになりました。その結果、「江戸わずらい」=脚気(かっけ)が流行したとも言われています……。
 一汁一菜。
 「ご飯とみそ汁、野菜の煮物や魚介類、あとは漬物、佃煮、煮豆類。」
 何ともヘルシーですよね。
 身土不二。
 自給自足で、それぞれの土地で採れる食材を口にする。
 これからは、もう一度こういう時代に逆戻りしていく必要があるように思います。
 まさに、“温故知新”です。
 ところが、いざ自分たちの食生活を振り返ってみると……。
 お肉たっぷり、こってり脂肪の乳製品、油やバターをたっぷり、つまりおかずが中心の欧米食。これって、本当は日本人の私たちには合わないはずなんです。
 アメリカも日本にならおうとしているいま、日本人である私たちが基本を見失っていてはいけないと思いませんか!!
 和食です、和食!
 新しい時代の食事こそ、和食です。



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Profile:佐野 浩一(さの こういち)
佐野 浩一(さの こういち)

1964年大阪府生まれ。関西学院大学法学部政治学科卒業後、英語教師として13年間、兵庫県の私立中高一貫校に奉職。2001年、(株)船井本社の前身である(株)船井事務所に入社し、(株)船井総合研究所に出向。舩井幸雄の直轄プロジェクトチームである会長特命室に配属。舩井幸雄がルール化した「人づくり法」の直伝を受け、人づくり研修「人財塾」として体系化し、その主幹を務め、各業界で活躍する人財を輩出した。 2003年4月、(株)本物研究所を設立、代表取締役社長に就任。商品、技術、生き方、人財育成における「本物」を研究開発し、広く啓蒙・普及活動を行う。また、2008年にはライフカラーカウンセラー認定協会を立ち上げ、2012年、(株)51 Dreams' Companyを設立し、学生向けに「人財塾」を再構成し、「幸学館カレッジ」を開校。館長をつとめる。2013年9月に(株)船井メディアの取締役社長CEOに就任した。 講演者としては、経営、人材育成、マーケティング、幸せ論、子育て、メンタルなど、多岐にわたる分野をカバーする。
著書に、『あなたにとって一番の幸せに気づく幸感力』(ごま書房新社)、『ズバリ船井流 人を育てる 自分を育てる』(ナナ・コーポレート・コミュニケーション)、『私だけに教えてくれた船井幸雄のすべて』(成甲書房)、船井幸雄との共著『本物の法則』(ビジネス社)、『あなたの悩みを解決する魔法の杖』(総合法令出版)、『幸感力で「スイッチオン!」』(新日本文芸協会)がある。

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