船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井幸雄グループスタッフによるコラムページです。
日々仕事をする中で感じていることなどを自由に語ったページです(このページでは、便宜上、船井幸雄を“船井会長”と呼び、敬語表現を使わせていただいています。ご了承ください)。

船井幸雄グループ社員の日々もの思ひ、考へる あの社員の一日を公開!
この国を出よ (テーマ:最近読んでオススメしたい本)
2010.10.20(Wed)
社名:(株)船井メディア 常務取締役 「JUST」編集長
名前:人見 ルミ

 皆さま、こんにちは。船井メディアJUST編集長の人見ルミです。
 秋が一段と深まって参りました。

 読書の秋ですので、最近は夕食が終わり次第、テレビをすぐに消して部屋におこもりして、読書三昧にしています。

 最近、読んだ本の中でパワフルで、まったく同感!よしっ!という気持ちにさせてくれる本に出会いました。
 それは『この国を出よ』(小学館)で、ユニクロの柳井正さんと大前研一さんが共著となっています。

 プロローグの「もう黙っていられない」という柳井さんの強いコトバに惹かれてこの本を買いました。

― 一部抜粋―
「バブルの痛手」より「自己保身」が日本の問題

 今や日本は、世界の荒波の中で、羅針盤も舵も失って、ただ沈没を待つだけの難破船のように見えます。このまま行けば、日本という国は消えてなくなってしまうのではないか―僕は本気でそう心配しています。
                           (中略)
 日本という国もまったく同じではないでしょうか。「引きこもり」でも飢えずに生きていけるのは、日本が世界第二位の経済大国という成功を収めたからです。貧困国に「引きこもり」はいません。しかし、日本は経済的な成功を収めたことで自己満足に陥り、安定を求めて保守的になってしまった。怠ってはならない自己否定を恐れ、甘い自己肯定に酔ってきた結果が、今日の低迷を招いたと言えます。時代の変化に取り残されれば、昨日の勝者も今日は敗者なのです。
 残念ながら、今の日本を見ると、楽観論は一つとして語れません。むしろ状況は絶望的です。ただし、悲観論ばかりも語りたくありません。
 僕が言いたいのは、「国民全員が、今の日本はあとのない崖っぷちにいる現実を知らなければいけない」ということです。この認識を持てば、腹をくくることができます。 リスクを恐れてチャレンジしなければ、座して死を待つだけですから、必死にならざるを得ません。

 もう一つは、「国に頼らず自分の力で立て」ということです。僕みたいな者が偉そうなことを言うのは汗願の至りですが、人生は一度限りのものです。自分が主役となってやりたいことを力いっぱいやらなければ、人生の幕を閉じる時に後悔しても取り返しがつきません。
                           (中略)
 この本のタイトルを「この国を出よ」としたのも、日本人(とくに若者たち)が、世界に広がる活躍のフィールドの扉を自ら閉ざすような真似だけはしてほしくないと願っているからです。
                               ―抜粋ここまで―


 今、朝倉さんの経済コラムを読まれている方なら、今、日本が900兆を超える公的債務となり、その対GDP比は約200%に達して、金融危機で大打撃を受けたギリシャの120%をはるかに超える国家の大ピンチであり、さらに今後ハイパーインフレが襲ってくるかも知れない・・ということはご存じかと思います。しかし、実際の日本人は能天気で、平和ボケしているとしか思えません。尖閣諸島問題もそんな中から勃発して、右往左往しています。
 今の日本の若者たちは、保身や安定を求め、「まあ、こんなものでいいや」「結婚は、責任がともなうからメンドーくさい」「子どもは教育費がかかるから産みたくない」「外国赴任は嫌」「責任のある仕事はしたくない」「親元で暮らせればいいや」という思考停止状態の人が激増しているようです。
 そして、政治家へのバッシングだけは一人前にします(これは年配者たちも同様ですが)。変化を嫌う若者だらけの国を「日本病」と呼ぶと柳井さんは言います。

 最近、流行りの「龍馬伝」からは、命を恐れぬ若者たちが「日本をなんとかせんと!」という志だけで日々リスクと変化に突入して、大きく国を変えていった状況がヒシヒシと伝わってきますが、今の若者を見ると、まったくその逆さま。力が抜けてしまいます(すべての若者がそうではありません。念のため)。

 それは、企業の中にも蔓延しているのではないでしょうか?
 トップが、安定、保身に走ったとたんに、能力あるパワフルな若者は一斉に消えていき、上司の機嫌だけを気にして、自分さえよければの精神が蔓延し、与えられた仕事だけをするようなぶらさがり社員が激増するため、その企業は衰退していきます。国も同様です。
 柳井さんのようにリスクを恐れず前進し、常に「成功の中にも自己否定」をして、これでいいのか? これで良いわけがない、もっと良い方法はないのか? を考えながらリアルに生き抜くことが、私たちに求められていると感じる毎日です。


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