船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井幸雄グループスタッフによるコラムページです。
日々仕事をする中で感じていることなどを自由に語ったページです(このページでは、便宜上、船井幸雄を“船井会長”と呼び、敬語表現を使わせていただいています。ご了承ください)。

船井幸雄グループ社員の日々もの思ひ、考へる あの社員の一日を公開!
夢、負けるものか (テーマ:私から皆さまにお伝えしたいこと)
2010.10.14(Thu)
社名:(株)船井メディア 『Just』制作部 & 『ザ・フナイ』編集部
名前:平田 友子

河村市長の著書『名古屋から革命を起す!』

 皆さま、こんにちは。いつも『船井幸雄.com』をご覧くださいまして、ありがとうございます。気がつけば、さわやかな秋風が吹きわたり、スズムシやコオロギの虫の音が秋を感じさせます。

 今日、私が皆さまにお伝えしたいことは、「名古屋市民のパワー」についてです。
 ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、8月27日から1ヵ月間、名古屋市では、河村たかし市長が呼びかけた「市議会解散(リコール)署名」運動が実施されました。「市議会解散署名」とは、名古屋市の市議会の解散を求めることであり、そのために住民の署名を集めることです。その署名が、法定署名数(36万5,795人)に対し、46万人分以上も集まったとのことです。その背景には、何があるのでしょうか?

(転載貼り付けはじめ)
「リコール署名 名古屋市民が問うもの」
信濃毎日新聞 2010年10月8日

http://www.shinmai.co.jp/news/20101008/KT101006ETI090003000022.htm

 1ヵ月間で本当に集められるのか−。そんな声がある中でのスタートだった。
 集まった署名は46万人分以上。必要とされる数より2割ほど多い。名古屋市議会の解散を求める直接請求(リコール)署名の結果である。

 実際に議会が解散されるまでには、署名の審査と住民投票のハードルがある。流動的な要素は残っている。
 だがこれほどの署名が短期間で集まったこと自体、市議の仕事ぶりに市民が満足していないことを裏書きする。議会は深刻に受け止めなければなるまい。
 異例づくしのリコール署名だ。運動を引っ張っているのは河村たかし市長である。

 市長は住民税の10%減税を掲げ、昨年春の市長選で当選した。市議の多くが財政難などを理由に反対し、公約実現のめどが立たないことから議会との対立を深め、今度の署名運動になった。

 リコールは首長や議会が住民意思と違う方向に進み始めたとき、住民の手で軌道修正するための手段である。首長主導のリコールは本来の趣旨から外れている。
 河村市長はしかも、リコールが成立した場合、自らも辞任してダブル選挙に持ち込むもくろみだ。自分の息のかかった市議候補を押し立て、議会の主導権を奪うことを目指している。
 自治体では首長と議員の両方を住民が直接投票で選ぶ。この仕組みは二元代表制と呼ばれる。市長が市議会に手を突っ込み、その構成を変えようとするのは、憲法が定める二元代表制の理念に照らし好ましいことではない。
 市議も、市長と角突き合わせるだけで済まない。市議は1600万円の報酬に見合った仕事をしているのか、定数は75も必要なのか−。リコール署名が集まったのは、市民の多くが議会の在り方に疑問を抱いているからだ。
 市長との対立が深まる中、議会が自らの在り方に本気でメスを入れようとした形跡はうかがえない。解散に追い詰められつつあるのは自業自得の面もある。

 二元代表制である以上、首長と議会がのっぴきならない対立に陥る可能性は常にある。かつての長野県がそうだった。袋小路に入るのを避けるには、双方がともに住民意思を代表するものとして立場を尊重し合い、議論を尽くして合意の道を探るほかない。

 リコールの行方は二元代表制の運用について、一つのモデルになるだろう。目が離せない。
(転載貼り付けおわり)

 
 この新聞記事にあるように、「市議は1600万円の報酬に見合った仕事をしているのか、定数は75も必要なのか−。リコール署名が集まったのは、市民の多くが議会の在り方に疑問を抱いている」からだと思います。
 これらの名古屋市が抱える問題点やその改善方法は、河村市長の著書『名古屋から革命を起す!』(飛鳥新社)に詳しく書かれています。以下に要点をまとめます。
 地方議員は、兼職が認められた非常勤特別職の公務員で、「給与」ではなく「報酬」が支払われている。いくら支払うかは、それぞれの自治体が決めることになっている。 自分(議員)たちに都合のいい「報酬」が決められてしまうことになりかねない。
 今の日本では年収200万円以下の人も増えているなか、年間75日前後しか出勤しなくても、名古屋市議は1600万円の報酬を手にしている。このような実態があるのに、名古屋市の財政状況が危機的だなどとは言えない。
 だから、同じように国が財政危機というのも大ウソになる。なぜなら、危機的な財政状況にあるのに、国会議員や官僚・公務員の給料が恵まれ過ぎている。さらに、立派な議員宿舎も完成されている。
 日本の議員は戦後のGHQによる議会改革から優遇されるようになった。議員は職業化し、世襲議員まで生まれるようになって、今の日本は税金で飯を食う輩(やから)であふれている。だから、議員をボランティア化するアイディアが生まれた。まずは、名古屋市長の給料を3分の2カットして800万円にして、退職金もなくした。理想的には議員はすべてボランティアにして必要な活動経費は市民からの寄付金でまかなうようにしたい。
 アメリカをはじめとする諸外国では、議員は「パブリック・サーバント(=社会に奉仕する者)」であり、名誉職として位置づけられている。ボランティア議員が定着すれば、市民のためになる政策を打ち出して実行する議員には多くの寄付金が集まるようになる。反対に、不祥事やスキャンダルを起した議員には寄付金が集まらないので、悪い議員は淘汰されていく。集めた寄付金は、どこにいくら使ったかを完全にオープンにしなければならないことで、横領や着服するような議員を即座にクビにできる。

 ――と、河村市長の考えがたくさん詰まっています。
 
 今回の46万人分の署名は、このように訴える河村市長の意見に賛成した名古屋市民(約226万人)のパワーの結集でしょう。約1ヵ月という短い期間で、「名古屋市をよくしていきたい」という団結力の表れだと思います。
 「夢、負けるものか」は、河村市長のスローガンです。私も11月からは家庭の事情で名古屋市民になります。河村市長のリーダーシップと「日本 民主主義 発祥の地 ナゴヤ」「日本 減税 発祥の地 ナゴヤ」の今後にご注目いただければ幸いです。
 今後は、私自身もナゴヤから、よいエネルギーを発信していきたいと思います。今までお読みくださいまして、ありがとうございました。


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