船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井本社グループスタッフによるコラムページです。 「これからは“本音”で生きるのがよい。そのためには“本物の人間”になることが大事」という舩井幸雄の思想のもと、このページでは、社員が“本物の人間”になることを目指し、毎日の生活を送る中で感じていること、皆さまに伝えたいことなどを“本音ベース”で語っていきます。

書:佐野浩一
船井幸雄グループ社員の日々もの思ひ、考へる あの社員の一日を公開!
新しい形態づくりで生き方が変わる
2014.6.12(Thu)
社名:(株)本物研究所
名前:門脇 宥希

 本物研究所は卸売業が本業のため、商品を仕入れていただける小売り店を訪問する機会が多いですが、数多い事例を全体的に鳥の目で見える機会に恵まれます。
 そうすると、現場での些細な出来事から世の中の大きな流れをつかめるように思いますが、そこで見えてきたことをルール化してみようと思います。

 全国に散らばる小売り店は、世の変革の鍵を握る「本物技術」を一般の消費者に伝え届けるために日々奮闘されていますが、「本物技術」の特徴を挙げると、@世間一般にはまだ知られていない、A大量生産に向いていないことが多く、製造原価がかかり、値段が高くなる……。
 と、これを聞くだけで「伝わりにくい」「売りにくい」と思ってしまいます。
 
 しかし、本物時代への移行は、まさにそのような技術が鍵を握っているわけですから、現場の経営者は、直感からくる良心と日々の経済活動との間で葛藤しながらも、率先して行動されている姿は、時代の先駆者と言えるでしょう。

 我々を取り巻く衣食住の環境は、化学物質に溢れていますが、そこには、先に書いた「製造原価」に焦点を当ててみると、製造にかかるコストを抑えて大量に商品を流通させるには、大きな資本(お金)を利用できる大企業が有利になります。
 言い換えれば、利益の薄い商品は、大量に販売しないと利益が出ず、企業として存続できないわけですが、加えてテレビCMなど過大な広告費をかけるとなれば、そもそも商品の性能に関わる製造コストをさらに削るケースも出てくるでしょう。

 化学物質を使用すれば、製造に関わる手間が省け、原料調達などのコストも抑えられます。また、化学物質をつくる企業との利権関係も存在するでしょう。
 このように一つの商品の流通のカラクリを見ても、大きな規模の企業が存続するためには、製造と流通の仕組みがあって成り立つわけで、資本主義の象徴と言えます。

 「本物技術」の流通の現場にいると、まさにテレビCMや過大広告とは真逆の動きが如実に見えてきます。
 つまり、資本主義の企業存続のためのルール自体を知っている経営者が、小売りの立場を担い、そのような現実があることも踏まえて、消費者の意識変化をうながす様々な工夫と実行が見られるのです。
 つまり、「あなたはどのような人生を選択するか?」を日々消費者に問い続けているのです。

 そのような現場の兆候をルール化していくと、これからは「本物技術」が流通しやすい新しい場所、店舗とも言えない「新形態」のような場所が、草の根的に増えていくことが予想できることは過去のコラムでも書いてきました。

 舩井幸雄が予見した本物時代も、人の意識進化をスタートとした「新形態」づくりこそ、行動を伴った超具体的実践ではないかと思うようになったのです。

 それを予見させる場所として、愛知県岡崎の杉浦法行さんの生き方を紹介させていただきます。
 以下、新形態の要件を挙げてみます。

@情報はモノだけでなく、モノがつくられる背景を伝えていること。
A伝え方はマス媒体ではなく、基本はface to faceで行われる。
B加えてニューズレターや人が集まる勉強会などで売り手と買い手が共に学んでいく。
C勉強会開催など人が集まるスペースがあり、人と人の交流が生まれている。
D商品陳列は店長が得意で、伝えていきたいセレクト型ショップになっている。
E無農薬、無化学物質、無肥料での農法をお店と別に実践、そのような作物を販売するマーケットと食の啓蒙の役割をお店が担う。
F半分農業、半分本業(得意分野)を実践、ライフスタイルそのものが世間一般のサラリーマンと異なる。
G独自固有の長所を生かす(杉浦さんは国税局出身、企業の会計の裏側を知ったことがすべてのスタート)。

 以上がルール化ですが、イメージができましたでしょうか? 
 杉浦さんが描く理想郷の絵コンテがありますので、見ていただくとわかりやすいのですが、これに加えて自家発電などエネルギー自給ができれば、食と合わせて生活にかかるコストはかなり下がり、生活コストの高い都会でのサラリーマン生活とは生き方そのものが全く違ってきます。

 杉浦さんは言います。「まず現実を正確に知りましょう。あとはどのような生き方を選択するかは個人の自由。僕は自然の摂理に沿った生きたい生き方を楽しんでるだけだよ。」

 素晴らしいではないですか……。働き方という表現ではなく、生き方の選択……。
 自然の摂理に沿った、大きな時代の流れに乗るような素晴らしい先進事例も実践段階に入ってきていています。


2周目:「妻のお腹の張りについて」
3周目:「包み込みで商売繁盛」
4周目:「船井流ルール化」
5周目:「“ほんまもん”のつながりって何?」
6周目:「夢の設計図は時空の超越体験へのステップ?」
7周目:「幸せ、利益、本当にやりたいこととの統合」
8周目:「“本物”の流通の現場は学びの宝庫」
9周目:「“本物”の流通は人との関係性が決め手」
10周目:「独自固有の長所を生かせば絶妙に共生できる」
11周目:「コミュニケーションプラットホームとミニロゴストロン」
12周目:「子育ての気付きも物事の相似象」
13周目:「人との出会い力が鍵」
14周目:「儲かるお店はマンダラづくりにあり」
15周目:「フロー体験の再現」
16周目:「小商いのススメ」
17周目:「小商い共生モデルはセレンディピティを引き起こす」
18周目:「共生時代での卸問屋の役割」
19周目:「資本主義から新しい時代への超具体的実践」
21周目:「善悪の判断基準を超える」
22周目:「語って語って語り抜け」
23周目:「コミュニケーション進化が加速する!」

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