船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井本社グループスタッフによるコラムページです。 「これからは“本音”で生きるのがよい。そのためには“本物の人間”になることが大事」という舩井幸雄の思想のもと、このページでは、社員が“本物の人間”になることを目指し、毎日の生活を送る中で感じていること、皆さまに伝えたいことなどを“本音ベース”で語っていきます。

書:佐野浩一
船井幸雄グループ社員の日々もの思ひ、考へる あの社員の一日を公開!
小商いのススメ
2013.3.11(Mon)
社名:(株)本物研究所
名前:門脇 宥希

 大企業の業績発表が大半のテレビや新聞のニュースを見ていると、景気の「気」に影響するように、社会全体も不安や恐怖というような感情に覆われるようです。
 しかし、経済の発展のみを幸せの価値としない、「足るを知る」ように自分自身の価値観を変革すれば、身の周りの環境(景気が悪いと言われながらもマクロに世の中は生成発展している)がまるで違うように見えてくる……というような価値観は、『船井幸雄.com』をご覧の読者の皆様には既に常識レベルで周知の事実のように思えます。

 そこで、元々、私自身が社会人生活をスタートさせた大阪という独特の商売観がある土地での気付きを例に挙げてみます。

 不景気で世の中にマイナスイメージが充満しても、「笑い」を大切にする大阪の価値観は、「足るを知る」的な価値観に近く、人生を違う視点で眺めることのできる特性もあると言えます。
 そこで、久しぶりに大阪に足を運ぶと、歴史があり、日本一長い商店街と言われる天神橋筋商店街に、これまで見られなかったイタリア料理やフランス料理などの屋台形式の新しいお店がオープンし、お客様が溢れて賑わっていました。東京で働くことに慣れると、改めて新しい商売の息吹を感じることが大阪では多いように感じます。

 大阪の商売観ですが、そのようにフランチャイズチェーンのお店でなく、店主は独立した一個人として、お店の個性をメニューやサービスに表現し、その独特の世界観にお客様が引き寄せられるという空気が多いことを感じるのです。
 まさに「誰もやっていない」「誰にも真似できない」お店の雰囲気だからこそ、経験したことのない感覚と驚きを覚えて、新しい商売の息吹だと感じるのでしょう。

 加えて重要なことは、伝統のある天神橋筋商店街に新しい業態であるにも関わらず、商店街の雰囲気に馴染んでいて地域に溶け込んでいることです。新しい驚きと感動を提供し、会話に笑いを増長させて憩いの場所となり、地元の人々に愛されて、お客様の「ライフスタイルの中に必要なお店」としての存在は、地域や社会に貢献できる公共性が非常に高いと言えます。

 船井幸雄は、大企業のリストラや就職難の対処方法として自営業を勧めています。
 本物研究所の取り引きしているメーカー様や小売り店様は中小企業や個人事業主が大半です。
 このような仕事を継続していくと、「どうすれば自営業者として成り立つか」を現場の事例としてルール化できる機会に恵まれます。そのような「小さな商い」は、利益を確保して存続していくことが大変ではありますが、存続する……社会に必要とされて商売として成り立つていくルールがあると思うようになりました。

 先に挙げた例に加え、これまでの私の社員コラムでも「本物が流通する商売の現場」として、�@商品以上に商人がお客様に求められていること、�Aお客様とマンダラのような、ある秩序を持った和の人間関係を構築していること、�B過去の人生を必要必然とし、糧にして社会性の強いビジョンが周りを巻き込んでいること……などを挙げてきました。製造原価が高く、一般認知度がない傾向が商品にあるにも関わらず、利益が出るモデルが必ずそこにはあるのです。商品が高粗利でもなく、高回転率でもなく……となれば、これまでの常識では測れないところにもルールがあることもわかってきました。

 船井幸雄がオープンワールドで紹介した川田薫先生は、マンダラづくりのポイントに、マンダラを構成する中心の光源と魂のクリーニング度合い、そして個人が能力を全開してこそ、完全調和が取れる……と仰っています。
 バランスは互いが能力を抑えていて調和ではないと。今の競争社会は、各々の個人が能力を完全に開放してないからこそ調和が崩れているという見方もできると思うのですが如何でしょうか。
 そういう意味でも自営業者として「小さな商い」を成立させることは大変意義があると思うのです。

 一個人が独立していて、周りと(家族、仲間、社会、環境等々)完全に調和しているのはまさに理想だと思います。FacebookをはじめとしたSNSの発達も個人の発信力とつなぐ力を更に加速させそうです。一律の商品やサービスに飽き、価格だけで判断しない消費者は、大阪で見たような感動と驚き……安らぎや癒しを求めています。それに伴い、商売人も応えようと創意工夫して生き残る道を模索します。互いに価値観が高まると、自ずと「小さな商い」が調和時代を実現させる……こんなビジョンを目指すことが、今の自分自身の仕事の原動力になっています。


2周目:「妻のお腹の張りについて」
3周目:「包み込みで商売繁盛」
4周目:「船井流ルール化」
5周目:「“ほんまもん”のつながりって何?」
6周目:「夢の設計図は時空の超越体験へのステップ?」
7周目:「幸せ、利益、本当にやりたいこととの統合」
8周目:「“本物”の流通の現場は学びの宝庫」
9周目:「“本物”の流通は人との関係性が決め手」
10周目:「独自固有の長所を生かせば絶妙に共生できる」
11周目:「コミュニケーションプラットホームとミニロゴストロン」
12周目:「子育ての気付きも物事の相似象」
13周目:「人との出会い力が鍵」
14周目:「儲かるお店はマンダラづくりにあり」
15周目:「フロー体験の再現」

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