船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井本社グループスタッフによるコラムページです。 「これからは“本音”で生きるのがよい。そのためには“本物の人間”になることが大事」という舩井幸雄の思想のもと、このページでは、社員が“本物の人間”になることを目指し、毎日の生活を送る中で感じていること、皆さまに伝えたいことなどを“本音ベース”で語っていきます。

書:佐野浩一
船井幸雄グループ社員の日々もの思ひ、考へる あの社員の一日を公開!
資本主義から新しい時代への超具体的実践
2013.8.28(Wed)
社名:(株)本物研究所
名前:門脇 宥希

 これまでのコラムでも取り挙げてきた流通の役割ですが、自分が携わる仕事(卸問屋)を通じ、更に世の中の流れと照らし合わせながら考察してきました。
 「本物」に携わる仕事をすると、とにかく現場での「人」を通じて直感的に心を揺さぶられ、セレンディピティを感じる機会に恵まれますが、先日、岐阜県土岐市の山本虔山先生を訪れて打合せをしている時にもそういうことがありました。

 『船井幸雄.com』をご覧の皆様であれば、虔山先生は神坂新太郎先生の蘇生水(E水=エネルギー水)をつくる陶器「銀河の泉」の製作者でご存知の方も多いと思います。
 虔山先生は、陶芸家として特にタイル張りのように陶器を壁に装飾することを本業とし、地元で陶土に恵まれた伝統の美濃焼に加えて独創的な作品を生み出し、世界的な展示会で数多くの賞を受賞し評価されています。また陶器がつくり出す空間が人の健康に及ぼす効果などを科学的に検証していく側面も持ってらっしゃいます。

 そこで虔山先生に印象的な言葉をいただいたのですが、「企業は本物をつくれない……販売価格から逆算して適正利益を確保しようとすると、本物は原価が高くなってしまう。 よってどこかで妥協して製造原価を抑えないと市場から受け入れられる値段にならないから……」と。

 確かに仰る通りで、世の中は矛盾が多いと感じると同時に、規模の小さいメーカーや小売りを応援する卸問屋のような流通が担う役割は相当大きいなと改めて確信を深めたのです。
 つまり、価値を理解するように売り手と買い手をつないで、互いに売価と利益を納得し、規模を追求しなくとも、適量生産&適量消費で、商品の流通が起きる土台を成り立たたせていく役割があると思ったからです。もちろん、虔山先生の作品は、選び抜かれた素材と研究を重ねた行程による手作りのため、大量生産には適していません。よって旧来の常識で言えば「売りにくい」商品ではあるけども、本来、人にとって重要なメッセージを示唆する商品であるわけです。

 資本主義の特徴を大量生産、大量消費、大量廃棄という視点から見ると、企業の特徴としては、利益を最大化するために原価を抑え、大量に商品が売れることを前提として売価を設定し、生産するビジネスモデルです。テレビや新聞などマス媒体で商品価値を消費者に訴えて、大量に売れる仕組みが必要になります。過大な広告でアピールしていれば、消費者の側からすると、その情報を世間の常識だと認識してしまうのは、ある意味しょうがないこととも言えます。

 そのような視点に立つと、規模が小さい中小企業や個人店レベルでないと、流通させることができない商品と「真実の情報」があるということです。また、これから本物が求められるようになればなるほど、それを流通させる仕組み自体も大きく変わってくるのではないかという考察は繰り返しコラムでも書いてきました。本物を流通させる仕事に携わることは、新しい世の中のモデルをつくり、雛形を示すくらいの大きな役割があり、具体的実践をすでにやっていると思うようになってきたのです。

 私は、なぜ船井会長はこの時代に卸問屋をつくる必要があったのだろうかとよく考えます。問屋不用論は、いつの時代にも健在しているようにも思えるからです。しかし、虔山先生からはその答え合わせができる至極の一言をいただきました。
 その視点に立つと、一般認知度が高い商品に囲まれた生活を送っているとすれば、どこか妥協した性能でつくられた「モノ」に囲まれた生活だとも言えることができます。まだ世の中に知れ渡っていないところに、本物や真実があることもわかってきました。

 更に虔山先生は言います。「どんないい水でも飲む時の器で波動値が変わる」「晴れの日が続いている時で更に満月の湧き水は波動値が高い」「波動値を見ると、ある境目で機能はあっても効果がない」
 ……如何でしょうか? 虔山先生に会って話して初めて知り得たことです。

 人は幸せを求めて願望を掲げ、その願望をなかなか実現できない矛盾と向き合いながら日々実践と改善を繰り返します。その過程をを経て、世の中のルールを知り、宇宙の理を体現していくとすれば、人がどの過程を実感しながら生きるかは、その人それぞれの選択であって自由です。本物を知って求めるかどうかも、それは特に“しなければならない”義務でもなく、人それぞれ選択の自由があります。

 しかし、虔山先生のような「人」に出会ってしまうと、出会いにより、人は影響を受け、また人にその感覚を伝播したくなる……そんな衝動に駆られます。そのような直感的、感覚的な本能がこれからの新しい流通の仕組みをつくる原動力になるのではないでしょうか。


2周目:「妻のお腹の張りについて」
3周目:「包み込みで商売繁盛」
4周目:「船井流ルール化」
5周目:「“ほんまもん”のつながりって何?」
6周目:「夢の設計図は時空の超越体験へのステップ?」
7周目:「幸せ、利益、本当にやりたいこととの統合」
8周目:「“本物”の流通の現場は学びの宝庫」
9周目:「“本物”の流通は人との関係性が決め手」
10周目:「独自固有の長所を生かせば絶妙に共生できる」
11周目:「コミュニケーションプラットホームとミニロゴストロン」
12周目:「子育ての気付きも物事の相似象」
13周目:「人との出会い力が鍵」
14周目:「儲かるお店はマンダラづくりにあり」
15周目:「フロー体験の再現」
16周目:「小商いのススメ」
17周目:「小商い共生モデルはセレンディピティを引き起こす」
18周目:「共生時代での卸問屋の役割」

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