船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井本社グループスタッフによるコラムページです。 「これからは“本音”で生きるのがよい。そのためには“本物の人間”になることが大事」という舩井幸雄の思想のもと、このページでは、社員が“本物の人間”になることを目指し、毎日の生活を送る中で感じていること、皆さまに伝えたいことなどを“本音ベース”で語っていきます。

書:佐野浩一
船井幸雄グループ社員の日々もの思ひ、考へる あの社員の一日を公開!
小商い共生モデルはセレンディピティを引き起こす
2013.5.7(Tue)
社名:(株)本物研究所
名前:門脇 宥希

 前回のコラムでは、電機メーカーをはじめとした大企業の不振のニュースを元に、逆張りをいく中小企業や個人商店規模の「小さな商い」の可能性について、次代の来たるべき本物主義時代の予兆ととらえて考察を深めてみました。
 小商いを営む経営者は、経済的に独立しているわけで、大企業のような雇用、被雇用の関係はなく、まさに現場で地をはうように実践する経営者こそ、これからの調和時代を担う先駆者としての役割があるのではないかと仮説立てたわけです。

 そのような仮説は、論理的に頭で考える以上に、現場で肌で感じる感性がきっかけでした。本物研究所の取り引きしているメーカー様や小売り店様は、経済規模を追求しないと成り立たない大企業ではありません。だからこそ我々のような卸業が必要になるわけですが、そのような経営者と対面していると、経済的豊かさ以上に「大切なもの」を重視していることを感じるのです。それは、お客様との絆、取引先とのご縁、本質を追求する学び等々、働く本質、自身の役割を常に問い続けていることも大きな特徴です。 つまり、働く意味を収益性に加えて複数持ち得ていて、人生が豊かであり、「個」として独立しているのです。

 そのような自身の仮説を後押しするように、セレンディピティ(何かを発見したという現象ではなく、偶然を幸運として発見する能力)的な出会いと感動がありました。
 先日、沖縄に足を運んだ際の出来事で、前回紹介した大阪の天神橋筋商店街のように衝撃を受ける商いとの出会いです。
 沖縄では有名な、美ら海水族館から車で約20分、対向車が通れないくらい細い山道を走ってたどり着くような人里離れた山奥に、その「山カフェ」「やちむん喫茶シーサー園」はあります。
 シーサー園は、オーナーの庭ですが、ガーデン自体が機械的ではなく、自然と一体化したナチュラルガーデンとして、イギリスや台湾のマスコミから取材に訪れるようなお店です。自然と一体化した特徴が際立つと、商圏の有利不利の定説を超えることにびっくりしました。

 更にセレンディピティは続きます。そのお店から紹介いただいた、おにぎり屋さん「めぇみち」もびっくりでした。平屋立ての民家を改装しているお店の様相は、派手な看板があるわけではなく、通りすがりではまず何屋か全くわかりません。しかし、住居と商売が一体化した様は、商いそのものが店主の生活観、世界観そのものをにじみ出して訴えかけてくるのです。メニューは、おにぎり、味噌汁、漬物くらいです。特に派手なメニューはありません。
 聞いてみると、ガイヤシンフォニー第2章で紹介されている、佐藤初女さんのお弟子さんでした。佐藤初女さんのおにぎりを青森弘前まで食べに行って、「このおにぎりを商売にしたい」と一念発起されたそうです。誰でもにぎれるのではないかという、おにぎりを握る姿に感動を覚えたのと同時に、単なるおにぎりではなく、誰でも出せるおにぎりの味ではないわけで、仕事とはここまで深いものかとびっくりしました。派手なメニューではなく、日頃口にするおにぎりでも丹念に心を込めることで、自身の特徴化を打ち出せることを目の当たりにしました。

 今、紹介したお店は個人商店レベルで広告宣伝費を使わないとなれば、口コミでないとまずたどり着けないでしょう。更に立地不利に加えて、お店も目立たないとなれば、なおさらです。
 そのように紹介が生まれるということは、互いに何かシンパシーを感じるからこそお店に足を運び、紹介関係が構築されていることになります。際立った個性が見える化されると、お互いが商売人でありながら「お客様を取られた取られない」といった次元を超える協調関係があると感じ、調和での経済システムの予兆を見たような気がしました。

 やはり自営業者として独立した商いに、感動を覚える商品とサービスが多いように思うのですが、如何でしょうか。
 自分自身がここまでびっくりするということは、規模追求の大企業の一律の商品やマニュアルサービスに飽きていると言えます。そのような商品やサービスは、価値以上に価格で勝負するため、規模を追求して利益を抽出する必要がある仕事の仕組み自体にそう感じる原因があるのでしょう。その仕組みに組み込まれて働く人は果たして幸せでしょうか。

 昨今、クラウドソーシングや3Dプリンターが取り上げられるようになったのも、小商いというより「個人の役割」の見える化と「つながり方の模索」が始まったような予兆のように思えます。
 30年以上前から、流通業での商品サービスを標準化、マニュアル化したチェーンストア理論でない、人の非合理性と人のおおいなる可能性を言い続けてきた船井流経営法の長所伸展も、組織単位以上に個人単位で求められる時代がきているようにも思えます。セレンディピティのように感じる出会いも、挙げたような個人の頑張りや創意工夫、自我レベルが習熟した共生関係がもたらせてくれたと言えます。

 もう自分自身の能力自体を過小評価せず、特に過大に見せる必要もなく、本来持っている能力を全開して役割を全うし、全体として調和がとれる小商い共生モデルは、個として独立する、人の意識進化と共につくられていくような気がします。そこには出会いや学びがあり、関わる人の人生にまで影響を及ぼす、セレンディピティを誘発する要素が更にあるとすれば、こんなワクワクすることはありません。


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3周目:「包み込みで商売繁盛」
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5周目:「“ほんまもん”のつながりって何?」
6周目:「夢の設計図は時空の超越体験へのステップ?」
7周目:「幸せ、利益、本当にやりたいこととの統合」
8周目:「“本物”の流通の現場は学びの宝庫」
9周目:「“本物”の流通は人との関係性が決め手」
10周目:「独自固有の長所を生かせば絶妙に共生できる」
11周目:「コミュニケーションプラットホームとミニロゴストロン」
12周目:「子育ての気付きも物事の相似象」
13周目:「人との出会い力が鍵」
14周目:「儲かるお店はマンダラづくりにあり」
15周目:「フロー体験の再現」
16周目:「小商いのススメ」

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