船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井本社グループスタッフによるコラムページです。 「これからは“本音”で生きるのがよい。そのためには“本物の人間”になることが大事」という舩井幸雄の思想のもと、このページでは、社員が“本物の人間”になることを目指し、毎日の生活を送る中で感じていること、皆さまに伝えたいことなどを“本音ベース”で語っていきます。

書:佐野浩一
船井幸雄グループ社員の日々もの思ひ、考へる あの社員の一日を公開!
偶然とは思えない3つのこと
2013.5.21(Tue)
社名:(株)船井本社 秘書室 『船井幸雄.com』事務局&『船井メールクラブ』事務局
名前:藤原 かおり

 皆さんこんにちは。初夏を思わせる少し汗ばむ気候が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。船井本社『船井幸雄.com』事務局&『船井メールクラブ』事務局の藤原かおりです。

 さて、先週末からのことなのですが、心に残ったことが3つ連続してあり、偶然とも思えないので、お伝えさせていただきますね。

 まず先週、福島県に初めて行きました。原発の被害で、現在も全村避難状態が続く飯館村の菅野典雄村長にお話を伺うためです(船井メールクラブ(FMC)7月にそのお話の内容を発信予定)。
 飯館村は、2011年の東日本大震災が起こるまで、「までいライフ」というテーマで、菅野村長を中心に村おこしに大変力を入れられていました。斬新なアイディアを次々と形にし、村自体が大変盛り上がっていたようです(その様子は、菅野村長の著書『美しい村に放射能が降った』(2011年 ワニ・プラス刊)にも書かれています)。
 ちなみに「までい」というのは「ていねいに」とか「時間をかけて」という意味の福島県の方言で、「スローライフ」をイメージした村おこしです。
 そんな和やかな生活を送られていた村の方々の生活が3.11以降、一変しました。
 いまでも、帰村などの目途はいっこうについていないようです。
 大変な状況にもかかわらず、菅野村長は明るく前向きな様子でお話をしてくださり、人間性の豊かさと精神的な芯の強さを感じずにはいられませんでした。

 「21世紀はバランスの時代」
 「普通の災害は心の結束があるが、放射能の災害は心の分断の連続。精神戦争をやっているようなもの」
 「これからの時代は、時代の流れが読めない人が滅んでいくだろう」

 ……など、心に響く印象的なお話をたくさんいただきました(詳しくはぜひ、FMCでお読みください)。

 その後、福島から戻り、先週末、私はある一冊の本をようやく読み終えました。
 それは、『痛快!憲法学』(小室直樹著 2001年 集英社インターナショナル刊)という本です。著者の小室直樹さんは、故人になられましたが、有名な政治学者で、(後で知ったことですが、)副島隆彦さんの師匠だったり、船井幸雄とは親友の仲だったようです。
 この本は私にとって驚きの連続でした。まさに菅野村長がおっしゃっていた「時代の流れを読む」のに最適な本ではないか……と思います。
 まず、資本主義のそもそもの成り立ちを知り、驚きました。
 いまでは、“エゴ”の権化のようになってしまった資本主義ですが、そもそもは、キリスト教の宗教改革で16世紀にカルヴァンが唱えた「予定説」にその起源があるというのです。
 「予定説」とは、「人間がどうすれば神に救われるかは、誰にも分らないが、信仰心が厚ければ、救われる可能性は高まるだろう」……というような内容のものです。この、およそ資本主義とは縁のなさそうな考えが、結果的に資本主義を生んだようです。
 また同じく「予定説」の「神のもとでは、王様であろうと農奴であろうとすべて“けし粒”ごときもの」ということで、(神のもとでの)「人間の平等」という発想が生まれ、それが民主主義につながったというのです。
 また憲法の観点からは、明治時代になって、日本に西洋で発展した憲法を取り入れる際、ジョン・ロックの思想を基にした、キリスト教がベースにある憲法を、日本に根付かせなければならないという事情から、苦肉の策として、急遽、天皇を「現人神(あらひとがみ)」にすえ置く必要があったということです。そして、その基盤が薄弱なまま、日本に憲法を導入してしまったことで、軍部の暴走を招き、第二次世界大戦に突入。
 敗戦後は、田中角栄氏の裁判から、日本は憲法違反を犯し、もはや日本国憲法は死んだ状態で現在に至る……というのです。
 この本は2001年に発刊されたものですが、小室氏によると、現在の日本は、とても民主主義の国と言える状態ではなく、現在、日本を支配しているのは「官僚」である、とのことでした。
 悲観的な内容で終っていたこともあり、読後、私は大変暗い、不安な気持ちになってしまいました。

 そんな時、ちょうど数日前にアマゾンで注文していた浅見帆帆子さんの著書『だから、本音がいちばん!』(朝日新聞出版刊)が届きました。
 ウキウキムードが漂うこの本は、気分が落ちこんでしまったこの時に読むのにぴったりで、楽しく読んでいました。
 すると書中にあった、「『今』を楽しむ」という言葉が飛び込んできたのです。
 不安だった気分がその言葉で一気に吹き飛びました。

 そこで……、

【菅野村長との出会い。印象的だった言葉の一つが「時代の流れを読めない人は、これから滅んでいくのではないか」】 → 【『痛快!憲法学』を読み終え、歴史の流れがある程度つかめたこと】 → 【浅見帆帆子さんの本にあった言葉「『今』を楽しむ」「『今ここ』を味わう」】

 ……の一連の3つの流れがどれも鮮明で、何か偶然ではなく、必然なのでは……と思えたのです。
 以上、個人的な内容ですが、印象的だったので、お伝えさせていただきました。
 これは“直感”だな、と私には確かに感じられたもので……(笑)。


*お知らせ*
体調不良のため、しばらくお休みさせていただいていたFMCの船井幸雄の発信文ですが、6月から復活いたします。
6月6日配信の船井幸雄の発信文のタイトルは、『私の私見』です。
TPPについての船井幸雄の考えや、安倍内閣の将来や中国の将来について語る予定です。 → http://www.funai-mailclub.com/



2周目:「鳥インフルエンザからニワトリを想う」
3周目:「日本の独立と個人の自立」
4周目:「資本主義について思うこと」
5周目:「“野性”を目覚めさせるには・・・」
6周目:「にんげんクラブ全国大会で気づいた“つながり”」
7周目:「歪みを正す方法」
8周目:「“グレー”からの脱却」
9周目:「“コンサバ”に思う」
10周目:「“野菜”は本当に健康にいいのか?」
11周目:「ロンドン・シティで感じた意外な“気”」
12周目:「フリーエネルギーとUFOの関係」
13周目:「最近読んでショックを受けた本」
14周目:「“寄り添う”ということ」
15周目:「“五井野イズム”に触れて……」
16周目:「秘伝のお茶と新コラム」

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