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エチオピア北部の街ラリベラにて。
同時刻の月(左)と日の出(太陽・右)

船井勝仁の直感のすすめ

このページは、(株)船井本社社長の船井勝仁によるコラムページです。
船井勝仁は「これからは、これまで私たちを縛りながらもある意味、守ってくれていた過去の“常識”はもう通用しなくなり、各々が、自分で考えて、意思決定し、自己責任で行動しなければならない時代になる」と考えています。

そしてそのような時代に、すべての人に一番求められるのが“直感力”だと考えています。
このコラムは、2013年3月に(株)船井本社に入社したばかりの、目に見えない世界のことなど全く知らない30代前半のステキな独身男性・Kくんに、“直感力”を分りやすく説明する形で展開していきます。

2013.09.15(第12回)
神様からのメッセージはなぜ外れるのか

 舩井メールクラブ主催で「船井勝仁のスピリチュアル対談」を9月21日(土)に開催します。
 このコラムで「直感力のすすめ」を書きながらこんなことを言うのもどうかと思うのですが、実は私は霊能者の人たちをとても苦手にしています。彼女たち(大半が女性なのでこの方が適切な感じがします)はとてもすばらしい魂を持っているので、超自然的なメッセージを受け取るのですが、私はどうもそれをストレートに受け取れないくせに義理人情で中途半端な行動をしてしまって、あんまりいい体験をしていないからです。
 だから、私がスピリチュアル対談をしようと思ったのは、私にすれば清水の舞台から飛び降りる気持ちと言ったら言い過ぎですが、かなり勇気のいることです。では、なぜスピリチュアル対談をすることになったかというと、実は話は前後するのですが、にんげんクラブの原点を探していると、船井幸雄の2005年の著書『にんげん』(ビジネス社)に行きついたからだと思います。
 熱海の事務所に行った時に兒玉裕子さんが、「にんげんクラブのできる前の年に会長が『にんげん』を書きました。久しぶりに原稿用紙に万年筆で書き下ろした著書で本当に気合が入っていました。本当はシリーズ化するぐらいの勢いでしたが、なぜだかあまり売れずに会長もこの本のことは触れなくなりました。久しぶりに読んでみたらとてもスピリチュアルな内容で、ちょっとびっくりしてしまいました。当時はまだこの本が世間に受け入れられるには早かったのかもしれませんね」という主旨の話をしてくれました。
 私もいま読み返しているのですが、父にしては珍しく気合が入りすぎているのと、いまでは考え方の違いが明らかになってお付き合いがまったくなくなってしまった人のことを大きく紹介していたりして、出版社に問い合わせると絶版になっていました。ただ、読んでいる途中で解説してしまうのも変ですが、父はこの本でスピリチュアルな能力を持っている人との付き合い方について書きたかったということはよく分かりました。
 にんげんクラブの原点に、スピリチュアルな世界とどう付き合っていけばいいかというキーワードがあることが分かったので、このようなイベントを企画したのです。現実的な側面では、舩井メールクラブでアンケートを取ってどんな人に執筆してもらいたいですかとお尋ねしたところ、半数ぐらいの人がそれぞれ名前は違いましたが、スピリチュアルな分野の執筆者を希望されていました。そこで、ご縁を感じたハニエルさんに登場していただこうということになったのです。
 『にんげん』の中で父は、チェネラーについて次の様に紹介しています。

(引用開始)

 ところで、このようなにんげんの中には、普通の人には見えないものが見え、聞こえないことが聞こえ、知るはずのないことを知っているという特別な能力を持つ人がかなりします。一般に霊能者といわれる人々です。
 また、死者をはじめとして、四次元以上の世界にいる人たちや存在から、情報をもらえる人もいます。こういう能力のある人を一般にチャネラーといっています。

(中略)

 チャネラーには二種類の人がいるのです。その一つは「トランス・チャネラー」といっていい人たちで、トランス状態になった人に高次元存在から情報が伝達されるのです。例示しますと、二十世紀最大の預言者といわれたエドガー・ケイシーさんや、シルバーバーチのチャネラーとして有名なモーリス・バーバネルさんは、トランス・チャネラーだったのです。その特性は、覚醒時の彼らは、チャネリングの内容を全く覚えていないことです。
 一方、既述の「アセンション」についてチャネリングしたボブ・フィックスさんやトム・ケニオンさん(アセンションした文明からのメッセージの書であるといわれる『ハトホルの書』の著者でありチャネラー)は、顕在意識を持ちながらチャネリングができるコンシャス・チャネラーと呼ばれる人たちです。いま私と付き合っている知人のチャネラーの大半は、コンシャス・チャネラーです。チャネラーにはコンシャス・チャネラーが圧倒的に多いといえそうです。
 チャネラーの世界に詳しい人の判断や、私の経験から言えば、一般にトランス・チャネラーのチャネリング内容のほうが、コンシャス・チャネラーのチャネリングよりも正しい情報が伝えられてくるように思われます。

(引用終了)


 父は自分の顕在意識に影響を受けないトランス・チャネラーのことは信じられるが、コンシャス・チャネラーの場合は、言語化されるのはそのチャネラーの顕在意識の影響が大きいので、参考程度にするべきだという考えを持っているのです。
 これについては私も思い当たることがあります。前回、書かせてもらったように、私は高知県の足摺岬にある唐人駄馬という巨石群の中のある石の前に行くと、インドの聖者からのメッセージがもらえます。だから、車で高知市内から5時間(いまは途中まで高速道路ができて3時間ぐらいになりました)もかかるところに十何回も足を運んだのです。でも、実は本当にきちんと正しい情報を必ずしも受け取れていないことがあります。
 それは、本当のメッセージは言語ではやって来ないからです。何かが身体の中に飛び込んで来るようにやってくるのですが、それでは自分にとって何のことか分からないので、言語化して理解しています。この言語化の作業がうまく行かずに、その時の自分の利害損得に影響されてしまって解釈したら、間違ったメッセージになってしまうのです。これは、アフリカ旅行に一緒に行ったとてもスピリチュアルな友人から、私に対してもらった「考えるな、感じろ」という言葉に端的に現れています。
 唐人駄馬でスピリチュアルな体験をしている時に、考えてしまうと実は新しいインスピレーションが来なくなってしまいます。それが、言語化できなくてもいいので、ただ受け止め続けているといつまでも必要なメッセージがやってくる感覚を味わうことができるのです。言語化できないので、その時は何がなんだか分かりませんが、いつかそれが解釈できる日がやってくるのです。
 神様からのメッセージが外れる理由は、それを取り次ぐ人の意識が影響してしまうからなのです。だから、霊能者やチャネラーのメッセージを参考にする時は、その人の人間性や性格を自分なりに理解した上で、それを包み込めるぐらいの力を持ってはじめて自分にとって参考になる意見になるのだと思います。難しいようですが、結局はすべて自己責任であるということが納得できれば、自ずと対処の仕方が分かるのです。


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『未来から考える経営』
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Profile:船井 勝仁(ふない かつひと)

1964年 大阪生まれ。1988年 (株)船井総合研究所 入社。1998年 同社 常務取締役。同社の金融部門やIT部門の子会社である船井キャピタル(株)、(株)船井情報システムズの代表取締役に就任し、コンサルティングの周辺分野の開拓に努める。2008年 (株)船井本社 代表取締役社長就任。父・船井幸雄の「競争や策略やだましあいのない新しい社会を築くことが本来の自分の役割だ」という思いに共鳴して、持ち株会社である同社の代表取締役社長として父をサポートすることを決意した。 著書には、『中堅・中小企業のためのIT化時代の「儲け」の決め手』(船井幸雄らとの共著 2003年 ビジネス社)、『天律の時代が来た! 生き方の原理を変えよう』(2010年 徳間書店)、『いま明かされるコトダマの奥義』(2011年1月 新日本文芸協会) 、『未来から考える新しい生き方』(2011年9月 海竜社)、『失敗から学ぶ』(2012年7月海竜社) 、『未来から考える経営』(2012年10月 ザメディアジョン)などがある。
『未来から考える経営』表紙画像
★にんげんクラブ:http://www.ningenclub.jp/

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