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エチオピア北部の街ラリベラにて。
同時刻の月(左)と日の出(太陽・右)

船井勝仁の直感のすすめ

このページは、(株)船井本社社長の船井勝仁によるコラムページです。
船井勝仁は「これからは、これまで私たちを縛りながらもある意味、守ってくれていた過去の“常識”はもう通用しなくなり、各々が、自分で考えて、意思決定し、自己責任で行動しなければならない時代になる」と考えています。

そしてそのような時代に、すべての人に一番求められるのが“直感力”だと考えています。
このコラムは、目に見えない世界のことなど全く知らない人でも、“直感力”が理解 できるよう心がけながら展開していきます。

2014.02.01(第21回)
愛と直感力

 この世を作っているのは私たちの意識です。いまの現実は私たちがこんな世の中を作ろうとしたことが現実化したものです。そして、いまの資本主義社会は競争原理によって営まれています。その競争の分かりやすいメジャーとしてお金という存在があり、すべてがお金で考えれば生きていけるような仕組みを作り上げたのです。このシンプルなシステムはとてもよくできたもので、このおかげで私たち人類はかつてないほど繁栄し、根本的なこの世の仕組みについてすら、ちょっと勉強すれば誰でも分かる世の中が実現しました。
 ただ、これからはもっともっと繁栄をしよう、昨日よりも今日、今日よりも明日豊かに生きようという思いを実現していくのではなく、私たちが手に入れた豊かさを今度はより多くの人と分ち合おう、人間以外の動植物や私たちに命を与えてくれた自然そのものに対しても、今度は人間の方からお返しをしていこうというステージに私たちは進化してきたのだと思います。

 そうなると、そろそろお金だけを考えて、人間の都合だけでやってきたゲームのルールを変えなければいけないようになってきたのです。お金に基づく競争原理はそろそろ終了にして、今度はより大きな自然に対しても責任を持っていくゲームを創造して、それを進めていけば、一部の人間だけではなくて世界中の人たちが幸せになり、人間だけではなくてすべての存在が幸せに調和して生きていけるようなあり方を追求していくことが可能な時代になったのです。
 そのステージに行こうと思うと、自然の理を知らなければならなくなります。舩井幸雄の遺作になった『未来への言霊』(徳間書店)はちょうど20年前に著した『未来へのヒント』(サンマーク出版)のアンサーブックになりますが、『未来へのヒント』では、そんな自分のことだけを考えているレベルから、生きとし生ける全てのもののことを考えられるレベルへのステップアップが提案されており、そのスケジュールが書かれていました。
 父が亡くなって、おかげさまで『未来への言霊』がよく売れており、私も気になったので『未来へのヒント』を読み直してみました。そうすると、20年前に父が考えたスケジュールよりも大分遅れていることに気が付きました。父の死を機に、私たちはこの遅れを取り戻さなければいけないのかもしれません。

 そのためには、自然の根本的な仕組みである「愛」について、私たちはもっと直視をしなければいけないのだと思います。私は『舩井幸雄が一番伝えたかった事』という新著で、私自身が愛を実感していった過程を書かせていただきました。読まれた方からは赤裸々によく書きましたね、と言っていただくのですが、自分ではあまり恥ずかしいとは感じていません。それは、これからの時代は本音で語ることが大事になるし、いままでならば、恥ずかしいこと、触れてはいけないこと、タブーになっていたことを、勇気を持ってじっくりと認めていくことから始めなければいけないからです。

 これからの社会の変化に適応していくためには直感力が絶対に必要になります。もちろん、直感力のない人なんて、この世には存在しませんので心配はいりませんが、より強い直感力を必要としてくるようになるのです。そして、そのためにはすなおに愛の気持ちを大事にすることが第一歩になります。愛は厳しいものでもあります。私たち人間は都市では愛を忘れて生きていますが、私たちの住んでいる都市の少し先にはやっぱり厳しい愛の掟で営まれている森があります。その森の掟を都市で暮らしている私たちにも無理のないように取り入れていくことが、これからの正しい生き方になるのだと思います。
 一番分かりやすい愛は、好きな人に「好きです。愛しています」と気持ちを表明して、その気持が高まってくればお互いに愛を確認することです。いままでは愛を感じたり表現したりするのが苦手な男性が社会の主体になっていましたが、「愛」の原理によって社会が運営されていくようになる近未来は、「愛」を自然に感じたり表現したりできる女性が主体の社会になっていきます。
 女性の方は、貴方の大事なご主人や子どもたち、それに貴方の周りにいる困ったおじさんたちに惜しみなく「愛」を注いであげてください。そうすると、だんだん男性もすなおに「愛」が感じられるようになっていきますから。半年前まで全然「愛」が分かっていなかった私がこんなことを書けるようになったのだから間違いありません。
 そして、「愛」に基づいて生きていくようになれば、森にいる自然の存在物がすべてそうであるように、私たちは優れた直感力を手に入れて自然と自他同一になって幸せに生きていけるようになるのです。森に戻って生きるのも悪くはありませんが、できれば私たち人間が作り上げたすばらしい都市文明に、「愛」の精神を注入して、そこに新しい調和した世界を創造すること、これが舩井幸雄の目指していた世界です。
 ちょっと、恥ずかしさを手放してしまえば、それは実現可能なステージに来ています。早速、家に帰ったらパートナーに「愛しているよ」と言ってみてくださいね。そこから貴方のミロクの世が始まります。


にんげんクラブからのメッセージ 舩井幸雄が一番伝えたかっ
『にんげんクラブからのメッセージ 
舩井幸雄が一番伝えたかった事』
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Profile:船井 勝仁(ふない かつひと)

1964年 大阪生まれ。1988年 (株)船井総合研究所 入社。1998年 同社 常務取締役。同社の金融部門やIT部門の子会社である船井キャピタル(株)、(株)船井情報システムズの代表取締役に就任し、コンサルティングの周辺分野の開拓に努める。2008年 (株)船井本社 代表取締役社長就任。父・船井幸雄の「競争や策略やだましあいのない新しい社会を築くことが本来の自分の役割だ」という思いに共鳴して、持ち株会社である同社の代表取締役社長として父をサポートすることを決意した。 著書には、『中堅・中小企業のためのIT化時代の「儲け」の決め手』(船井幸雄らとの共著 2003年 ビジネス社)、『天律の時代が来た! 生き方の原理を変えよう』(2010年 徳間書店)、『いま明かされるコトダマの奥義』(2011年1月 新日本文芸協会) 、『未来から考える新しい生き方』(2011年9月 海竜社)、『失敗から学ぶ』(2012年7月海竜社) 、『未来から考える経営』(2012年10月 ザメディアジョン)、『にんげんクラブからのメッセージ 舩井幸雄が一番伝えたかった事』(2013年11月 きれい・ねっと刊)などがある。
にんげんクラブからのメッセージ 舩井幸雄が一番伝えたかっ
★にんげんクラブ:http://www.ningenclub.jp/

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