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エチオピア北部の街ラリベラにて。
同時刻の月(左)と日の出(太陽・右)

船井勝仁の直感のすすめ

このページは、(株)船井本社社長の船井勝仁によるコラムページです。
船井勝仁は「これからは、これまで私たちを縛りながらもある意味、守ってくれていた過去の“常識”はもう通用しなくなり、各々が、自分で考えて、意思決定し、自己責任で行動しなければならない時代になる」と考えています。

そしてそのような時代に、すべての人に一番求められるのが“直感力”だと考えています。
このコラムは、目に見えない世界のことなど全く知らない人でも、“直感力”が理解 できるよう心がけながら展開していきます。

2014.02.15(第22回)
舩井幸雄の遺言(最終回)

 以下は、『舩井幸雄.com』のメインページ、「舩井幸雄のいま知らせたいこと」に舩井幸雄自信が執筆して1月6日に発信したものの一部です。スピリチュアルを世の中に広めた舩井幸雄が死の間際になって、スピリチュアルを否定したと一部で話題になっているようです。
 まず、父の遺言とも言うべき文章を読んでいただきたいと思います。

(引用開始)

(前略) ……、ともかく今年は日本も世界も大変化がまちがいない大変な年になりそうです。

 こんな年にどう生きるべきか……ということですが、日本人は、勤勉、質素で、技術指向がやはり国民性からみて第一の特性でしょう。これを活かすことです。
 ついで、本当のことを実感として知り、それの可否を調べることだと思います。マスメディアの発言は半分は問題外にしてください。それよりも自分の感覚でつかんで、調べ、そして本当のことを知ってほしいのです。
 現実に地に足をつけて考えてほしいのです。
 いまの世の中は、スピリチュアルなこととか食とか遊びなど、どうでもいいことに浮かれている人に、かなり焦点が当っています。一度そのようなどうでもいいことは忘れ、現実人間にもどってほしいのです。そうしますと、「あっ」と、びっくりするほど、自分のしていたムダに気づくでしょう。間違いも分ると思います。

 いずれにしましても、今年こそは、地に足のついたよい仲間をつくり、仲間間で助けあい、地道に生きてほしいのです。一人ではムリだと思います。
 いまさらスピリチュアルやおいしいものに夢中になるという時ではありません。
 ぜひ生きるのに必要なことに今年は全力投球をしてください。
 ただ、将来への夢と希望は忘れないようにしてくださいね。これらは大事です。
 いま半病人の私は、直感が冴えています。 (後略)

(引用終了)


 ここまで、まとめて読んでいただくと決して父がスピリチュアルを単純に否定したのではなく、エンターテイメントのように非現実的にスピリチュアルなことに興味を持つことを戒めていることが分かっていただけると思います。日常生活の延長線上に目に見えない大事な世界があるのであって、日常生活を否定してスピリチュアルに行くべきではありません。また、多少は構わないのかもしれませんが、占いのような遊びの要素でスピリチュアルをとらえるだけではなく、真剣に世の中の構造や人間の正しいあり方を考えていただきたいという思いが強いのです。
 舩井幸雄はすなおな人で、自分の言っていたことも間違っていたと思ったら、謝罪をしながら前言を訂正することに躊躇しませんでした。例えば、プラス発想の大切さをずっと世の中に広めてきた人ですが、5年ぐらい前から「無理なプラス発想は身体を壊すので止めたほうがいい」と発言するようになりました。世の中が成熟してきたので、何でもプラス発想をしてがんばろうと思っていると、精神的に辛い人が多くなり、それよりもまずダメな自分を認めることからはじめることの大切さを認識して、そのような発言になりました。
 また、スピリチュアルに対する否定的な発言も、やはり5年ぐらい前から多くなってきていて、霊能者の99.9%は偽物だという発言もこの頃にしていると思います。これも、すなおに考えれば自分の人生を霊能者に委ねてしまうことの危険性を警鐘しており、逆説めきますがスピリチュアルなことが大切な時代になったからこそ、より現実的に考えていかなければ簡単に道を間違えることが言いたいのです。

 私のこの「直感のすすめ」の連載も今回が最後になりました。10ヶ月間にわたって、ここで言いたかったのは、なるべく現実的に直感を感じていただきたいということです。そして、できれば、昨年の11月15日に書かせてもらった場の量子論のようなイメージを持っていただいて、直感をなるべく現実生活に活かしてもらうようになってもらいたいと思うのです。

 現実は、実は私たちの思いが作っています。都知事選挙で舛添知事を選んだのは、私たち自身の思いです。安倍総理が上手い政権運営を続けており、日本の世論はいま右傾化しているようです。これが、いいとか悪いとかいう議論をここでするつもりはありませんが、そんな私たちの集合意識が日本の行く末を決めていくのです。直感力は、自然の意志を受け取るものですが、一方では人間社会の大半を決めている、集合意識を読み取って、できればそれをあるべき方向に変えていくまでの力を持ってもらいたいと思っているのです。
 途中で、少し難解な説明もありましたが、スピリチュアルをエンターテイメントとしてとらえるステージからできれば一歩進みたいと思って書いたことをご理解いただいて、これからもなるべく分かりやすくお伝えすることをより一層心がけて行きたいと思いますので、これからも『舩井幸雄.com』をよろしくお願いしたいと存じます。

 あるべき未来は、どこか遠くにいる誰か偉い人が作ってくれるものではなく、皆様自身の思いが作り出していくものです。今年はいろいろ厳しい局面が多くなることが予想されますから、しっかりと足を地に付けて頑張っていきましょう。社会の動きにも責任感を持って、直感を使いこなし、新しい理想的な世の中を作り上げていきたいものですね。


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Profile:船井 勝仁(ふない かつひと)

1964年 大阪生まれ。1988年 (株)船井総合研究所 入社。1998年 同社 常務取締役。同社の金融部門やIT部門の子会社である船井キャピタル(株)、(株)船井情報システムズの代表取締役に就任し、コンサルティングの周辺分野の開拓に努める。2008年 (株)船井本社 代表取締役社長就任。父・船井幸雄の「競争や策略やだましあいのない新しい社会を築くことが本来の自分の役割だ」という思いに共鳴して、持ち株会社である同社の代表取締役社長として父をサポートすることを決意した。 著書には、『中堅・中小企業のためのIT化時代の「儲け」の決め手』(船井幸雄らとの共著 2003年 ビジネス社)、『天律の時代が来た! 生き方の原理を変えよう』(2010年 徳間書店)、『いま明かされるコトダマの奥義』(2011年1月 新日本文芸協会) 、『未来から考える新しい生き方』(2011年9月 海竜社)、『失敗から学ぶ』(2012年7月海竜社) 、『未来から考える経営』(2012年10月 ザメディアジョン)、『にんげんクラブからのメッセージ 舩井幸雄が一番伝えたかった事』(2013年11月 きれい・ねっと刊)などがある。
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★にんげんクラブ:http://www.ningenclub.jp/

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