船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井本社グループスタッフによるコラムページです。 「これからは“本音”で生きるのがよい。そのためには“本物の人間”になることが大事」という舩井幸雄の思想のもと、このページでは、社員が“本物の人間”になることを目指し、毎日の生活を送る中で感じていること、皆さまに伝えたいことなどを“本音ベース”で語っていきます。

書:佐野浩一
船井幸雄グループ社員の日々もの思ひ、考へる あの社員の一日を公開!
東洋のシンドラー 杉原千畝(すぎはらちうね)
2019.2.8(Fri)
社名:(株)本物研究所
名前:長 博信

杉原千畝

皆様は、杉原千畝(すぎはらちうね)という人物をご存知でしょうか?
杉原千畝は、第二次世界大戦中、外交官として赴任したリトアニアのカウナスにある日本領事館で、ナチス・ドイツによって迫害されていた多くのユダヤ人にビザを発給し、彼らの亡命を手助けした“正義の人”として知られています。

杉原がリトアニアに赴任した1939年、ナチス・ドイツがポーランド西部に侵攻し第2次世界大戦が始まりました。日独伊3国同盟が結ばれ、日本もドイツとの強固な同盟により政府・軍部が戦争の拡大へと舵を切ることになりました。
当時、ナチスの迫害から逃れるために、ヨーロッパから日本経由でアメリカに渡るユダヤ人難民が増加していました。しかし、実は、このようにビザ発給を求めて領事館にやって来るユダヤ人の多くは、規則に従えばビザの発給が認められない人々でした。
そして、ポーランドをはじめ、ナチス・ドイツの占領下にある地域から逃れてきたユダヤ人に対して、どのように対処するかということが国際的な問題へと発展していったのですが、日本はドイツの同盟国であったため、「資格を持たないユダヤ人の日本の入国・通過を非とする」決定を下します。これは暗黙の内にナチスのユダヤ迫害政策を支持していたことになります。

杉原は悩みました・・・。
「自分がユダヤ人難民にビザを発行しなければ、彼らの命は絶たれる。しかし、国の命令を無視すれば、自分の職を失うばかりか、自らの命の危険もある・・・。」
外交官としての職務と自分が正しいと思う信念との狭間に揺れ、葛藤し、悩んだ挙句、杉原は独自の判断でビザ発給を続ける決断をします。

それは、“公正、公平、博愛、人道主義” に基づいてのことでした。

リトアニアにある各国の在外公館が次々と閉鎖され、日本領事館も本国から閉鎖することを求められる中、杉原は最後の最後までビザの発給を続けたのです。
現在では、コンピューター化されていますが、その当時のビザ発行はすべて手書きです。
杉原が発行したビザは、「命のビザ」と呼ばれ、それによって救われたユダヤ人の数は、6,000人以上もいるといわれています。
このことから、杉原千畝は“東洋のシンドラー”と呼ばれているのです。


自分の職務や立場、自らの命を賭けてまでとったビザ発行の背景にある杉原の信念や正義感とは何だったのか、杉原の思いと行動に深く考えさせられました。

正義とは何か?
正義は、それぞれの立場で異なります。

杉原の行動は、目の前で困っているユダヤ人を見捨てることができなかった、命を救いたかった、人として正しいことをしようとする信念があり、自らの信念に従った彼の行動の中には「自己犠牲」「武士道」などの姿も見ることができ、強いものや多数派の考えにとらわれずに、自分で考え、正しいと判断して行動していくことの尊さに気づかされます。

現代人は、ネット社会によって情報や知識はいつでも手に入れることはできますが、その代わりに自分で考える人が少なくなっているように感じています。
それは、いまの日本で餓死する人はいませんし、着るものにも困らなければ、住むところもあり、それが当たり前になっているので、考えなくても普通に生きていけるからではないでしょうか。
また、日本人のほとんどがマスコミの情報を信じ、それに左右されています。
それは楽ですが、自分で考えずに世間の考えや周りの人の考えに同調するだけなら、自分の人生とはいえません。

「考える」とは何か?
それは、自分がより正しく生きるために、自らの経験や他人の意見、必要な情報や知識を取り入れて、複雑なことを簡潔にし、本質を見極めて、自分に役立つ価値や評価、どう行動するかを見つけ出すことだと私は思っています。

現状に満足している人は「思う」だけでよく、流れに身を任せるだけでいいのかもしれませんが、現状に満足していない人や何かを変えたい人は「思う」だけでなく、「考えて行動する」必要があります。そうでなければ、人が進歩することはありません。

▼(参考)杉原千畝記念館ホームページ
http://www.sugihara-museum.jp/about/


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◇お問い合わせ:TEL:03-3262-1271 FAX:03-3262-0051(担当:営業グループ)


2周目:「新しく正しい時代を築いていく」
5周目:「属国日本の現状」
7周目:「本物について」
9周目:「小沢氏がつくった「新政研」」
11周目:「現在の気象や地殻の大変化」
13周目:「米債務問題について」
14周目:「最近の自然の異変について」
21周目:「食関連の偽装問題について」
22周目:「児童相談所に関する問題」
23周目:「携帯基地局の設置がもたらす恐怖」
24周目:「仙臺四郎に学ぶ」
25周目:「未来の新しいコンセプト=麻」
26周目:「志の高さが未来を切り拓く」
27周目:「ゼロ磁場のエネルギーについて」
28周目:「富の二極化」
29周目:「現代人にとって必要なミネラル」
30周目:「『長の十訓』を読んで」
31周目:「ブルース・リーが遺した名言」
32周目:「物質世界と精神世界」
33周目:「おススメの書籍」
34周目:「ヤマト人とは」
35周目:「球界のエース大谷翔平の曼荼羅とは・・・」
36周目:「21世紀は水と微生物の時代」
37周目:「伊勢神宮のしめ縄は麻、出雲は真菰(まこも)・・・」
38周目:「波動・大自然の摂理とは・・・」
39周目:「予防医学の新しい概念 “抗糖化” について」
40周目:「常識は疑ってみる」
41周目:「こうすれば喜ぶ、あなたの60兆個の細胞」
42周目:「麻とは?」
43周目:「生命活動を支えている“マグネシウム”の働き」
44周目:「握るだけで“統合された意識”へと導き、“意志を強化”する装置「ロゴストロンNigi」
45周目:「握るだけで“統合された意識”へと導き、“意志を強化”する装置「成功している人の共通点」
46周目:「現代人にとって必要な「マコモ」」
47周目:「形而上学(けいじじょうがく)とは・・・」
48周目:「形而上学から見た仕事とは」
49周目:「〜マスメディアには載らない本当の情報〜 船瀬俊介&山田豊文&長典男 特別講演会!のご案内」
50周目:「最近おこなっている習慣と不思議な現象」
51周目:「「死」について」
52周目:「相撲界が荒れると土地も荒れる!」
53周目:「木内鶴彦さん講演会 2018.1.21(東京)」
54周目:「アマゾンの万能薬「コパイバマリマリ」とは・・・」
55周目:「『君たちはどう生きるか』語録」
56周目:「持続可能な開発のためのグローバル目標」
57周目:「日本にもやって来る徴兵制度」
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