船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井本社グループスタッフによるコラムページです。 「これからは“本音”で生きるのがよい。そのためには“本物の人間”になることが大事」という舩井幸雄の思想のもと、このページでは、社員が“本物の人間”になることを目指し、毎日の生活を送る中で感じていること、皆さまに伝えたいことなどを“本音ベース”で語っていきます。

書:佐野浩一
船井幸雄グループ社員の日々もの思ひ、考へる あの社員の一日を公開!
読解力
2018.8.29(Wed)
社名:イリアール(株)
名前:渡邉 圭介

舩井幸雄.comをご覧の皆様、こんにちは。
イリアール株式会社の渡邉です。
電車の広告にあった『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』(東洋経済新報社)。
読み始めるまでは、AIと聞くと昨今のAI技術の進歩によって、膨大な言葉や統計等のデータ量を元に様々なパターンを取り込み、構築することで、知能が飛躍的に上がっていくと想像していましたが、これが本書で見事に誤解だということが解りました。
本書に登場する、東大合格をチャレンジするために作られた人工知能「東ロボくん」は、東大合格には至っていませんが、センター模試では平均点以上、23大学の30学部53学科で合格の可能性が80%という高い数字を出しています。
それならば今後優秀な人工知能によって社会がより快適に過ごせるようになるのかといえば、どうやらそうではないようです。
高い成績を出している「東ロボくん」をはじめとした人工知能には「意味」を観測できない、「常識」が判断できない等の弱点があります。コンピューターは感覚や感情、意識など数学で表せないものを読み取ることができません。
しかし裏を返せば得意分野においては相当高いレベルのため、AI技術の投入により効率化が進んだ結果、代替可能な仕事は奪われてしまい、失業者が増えてしまう。そのようにこの本では警鐘を鳴らしています。
そして本のタイトルにもありますが、「教科書が読めない子どもたち」。
コンピューターが苦手とされる部分、意味を読み取る能力はAI技術の進んだ未来でも必要ですが、現在の中高生は教科書の文章を正確に読み取ることができない、と本書は展開していきます。
そこで肝を冷やしたのは読解力調査の問題における中高生の正解率ではありません。
例として出題された問を真面目に解いてみましたが、私もなんとか正解という具合で、最後の一問は恥ずかしながら不正解でした。ただ中学生、高校生の私でしたら更に不正解があっただろうと思います。
読解力もそうですが、私はこのコラムを書いていると必ず当たってしまう壁、語彙力の不足です。メールやSNS上のやり取りでも、誤解が生じないように、固くならないように、相手に和らいで受け取ってもらえるよう、短い単語と絵文字を使っていますが、年齢相応のそれではないと痛感しており、されど中々向上が見られない有様です。
人工知能がウミガメのスープの問題を解くのはまだまだ先かもしれませんが、その前に本物を見抜く読解力を身につけなければ、と危機感を覚えた次第です。

最後までお読みいただきありがとうございました。


41周目:「勉強させていただきます」
42周目:「過去からの発見」
43周目:「年末年始のリフレッシュ」
44周目:「良いモノ探し」
45周目:「ヒーローの定義」
46周目:「食事を通じて身心を清める」
47周目:「ちいさなアピール」
48周目:「蝉の耳障り」
49周目:「舩井フォーラム2017ありがとうございました」
50周目:「立ち位置」
51周目:「腫れものに触れる」
52周目:「10年越しの」
53周目:「免疫のアート」
54周目:「ご当地」
55周目:「店頭と点灯」
56周目:「きれいさっぱり」
57周目:「転がったその次」

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