船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井本社グループスタッフによるコラムページです。 「これからは“本音”で生きるのがよい。そのためには“本物の人間”になることが大事」という舩井幸雄の思想のもと、このページでは、社員が“本物の人間”になることを目指し、毎日の生活を送る中で感じていること、皆さまに伝えたいことなどを“本音ベース”で語っていきます。

書:佐野浩一
船井幸雄グループ社員の日々もの思ひ、考へる あの社員の一日を公開!
バターが街から消えたわけ
2014.12.3(Wed)
社名:(株)サンカラ 代表取締役社長
名前:人見 ルミ

 みなさま。ご無沙汰しています。(株)サンカラの人見ルミです。
 11月の初頭でしたが、青山のピーコック(現在はイオンが経営)に買い物に行きましたら店頭からバターがまったくなくなっていました。
 マーガリンはあるのですが、バターは一つもありません。

 「あら・・? おかしいな・・どうして・・?」と思っていたら、ニュースで報道されるようになりました。

 「この夏の猛暑で牛が病気になり、バターの生産ができなくなった」という内容でしたが、報道を見ていて息子と話し合いました。
 「これって、本当かなあ? だって牛乳は普通通りに売っているし、いくら牛乳から少ししかとれないバターといっても、そんな急にいきなりなくなるかしら?」

 「確かに。ヨーグルトもスーパーには山ほどあるよ」

 おりしも、アメリカの大統領中間選挙があったので、オバマ政権では
あまり盛り上がらなかったTPP問題が、再び共和党では、復活するのか? とも思い、何か裏があるはず・・と思っていたのです。

 先週、他のスーパーに行くと、輸入バターはちらほらありますが、一つ1000円から2000円と高騰しています。消費者が買占めているのかなあ? と不思議に思っていましたが、ケーキを作る、お菓子を作る製造業の方はどうしているのだろう? すでに大量に買っているから数か月後に値上がりするのかしら? など、疑問に思っておりました。

 そして、今日たまたま、ランチのときに、パンにバターがついていたので「あら!珍しい!こんなにバターが街から消えて高くなっているのに、レストランではバターがついている。大切に食べよう・・」と、フェイスブックに投稿したところ、ある方から「バター利権というのがあるんですよ。検索してみてください」というお返事をいただきました。

 そこで得心したのです! これかあ!!


 そこには、オルタナという「志」のソーシャル・マガジンの記事に以下のようなことが
書かれてありましたので、引用します。


「バターについては、2008年にも品薄騒動があった。だが、翌年春には過剰在庫を抱えたかにみえた矢先の同年夏にはまた品薄になった。同省は2010年にも緊急輸入をしている。
 よく考えればおかしくないか。同じ乳製品の牛乳やチーズなどが品不足になることはない。なぜバターだけが、頻繁にお店の棚から消えるのか。
 実は奇妙でも何でもない。その答えは、天下り団体「農畜産業振興機構」によるバター輸入独占業務にある。
 通常の食品であれば、国産が足りなければ民間の事業者が輸入すれば済む。しかし、バターについては農水省のバター利権があるため、そうはいかない。独占輸入のペーパーワークだけで、毎年10億円以上の収入を得る。2億円近くある同機構の役員報酬の原資になっている。自ら輸入数量をコントロールし、バター不足を演出する自作自演だ。
 4月には小麦価格の値上げが発表されたが、バター利権と同じ「農水省の独占業務問題」である。日本の小麦の需要量(年間約550万トン)の9割は外国産で、農水省が安い輸入小麦を無関税で全量買い取り、「マークアップ」と呼ばれるマージンを1トンにつき2万円ほど上乗せして高く製粉会社に販売する国家統制が行われている。  〜中略〜

 バターや小麦利権は「TPP問題」とも密接に関係している。農水省では「白いモノ(麦、バターなどの乳製品、コメ、砂糖)を扱うと出世する」(農水省OB)伝統がある。
 白いモノとは農水省が独占する国家貿易品目であり、すべてTPPで「聖域品目」とされているものばかりだ。
 農水省は麦500万トン、コメ80万トンを輸入する世界に冠たる「輸入商社」である。TPPで、農水省が恐れるのは国内農業の壊滅ではない。貿易の自由化によって「農業保護」を名目に享受してきた輸入独占権を失うことにある」 引用ここまで  記事 浅川 芳裕(あさかわ・よしひろ): 農業ジャーナリスト

 またもや、利権、天下り・・自分のぽっぽへ入れてほくそ笑む・・。
 言葉は悪いけれど、団塊世代以上の一部官僚のオジサマたちの悪の巣窟ではないでしょうか?
 こういう方々には「日本人としての美学・哲学」がないのでしょうか?
 油ぎった霜降り肉を食べて、ゴルフ三昧して(別にゴルフが悪いとはいいませんが、彼らの趣味を伺うとなぜか大変多くいらっしゃいますので)、資金は海外タックスベイブンへ逃がす・・。

 人それぞれの人生ではありますが、今、日本の危機とか言いながらも
老後の人生をできる限り醜く、自分だけ、家族だけ、お金だけ、目先だけ・・で送りたい人たちの構図がイメージできてしまうのは私だけなのでしょうか?
 私たち消費者にとって、バター1つがなくてもそれほど大きなことではありませんが
日本のご苦労されている酪農家や日本の生産者の方々にとっては、死活問題です。

 今、日本では3万人という自殺者といわれていますが、実際には14万人近い方々が
不審死されているということです。 その多くは自殺者である(実際には、家族が死因を伏せておく。医師に頼んで、死因を変えてもらうことが多い)ということを医療関係者の方に伺いました。とても深刻です。
 ある大きな緊急病院にお勤めになっている方から聞いた話では、毎日、毎日約3人が自死、あるいは自死を遂げられず重症で救急車で運ばれてくるそうです。ショックです。
 消費税10%延期は当然だと思いましたが、そのことによる株高は必至と朝倉慶さんは
おっしゃっています。しかし、その一方、株など買えずに日々の暮らしでやっと・・あるいはこのように自ら命をたつような人が増えていかないアベノミクスを願うばかりです。
 衆議院選挙を間近かに控えて、実のところ、どの政党に入れたらいいのか? 入れたい候補者がいなくて困っている私です。


1周目:「私もできるだけ本音で生きてみよう」
2周目:「エジプト暴動から考える私の本音」
3周目:「大地震から3週間。そろそろ提案型でいこう!」
4周目:「「幸せの経済学」を見て」
5周目:「不思議で楽しいシンクロニシティ」
6周目:「運が拓かれ継続する人」
7周目:「アメリカ視察ツアー報告」
9周目:「インドツアー報告と春からヨガをやるぞの巻!」
10周目:「最近、シンクロが起きてびっくりしたこと」
11周目:「心をひとつにすれば奇跡はおこる!」
12周目:「涙が止まらない感動の映画「アウンサン・スー・チー 心は離れない」
13周目:「サヨナラ・必ず別れの日はやってくる」
14周目:「ダライ・ラマ14世の講話を聴いて考えたこと」
15周目:「ビックリして第六感を磨こう」
16周目:「熊野イヤシロチセミナー報告」
17周目:「素晴らしい学校が長野にあった!」
18周目:「虐待と貧困、壮絶な人生だった青年から学んだこと」
19周目:「感謝とこれからの希望を胸に・・・」
20周目:「強烈な人生から学んだこと」
21周目:「2014年 1月11日 舩井幸雄の誕生日&祈り」
22周目:「地球は一つなんだ」
23周目:「舩井会長が大好きだった中村天風を思い出して……」
24周目:「不思議な魅力を持つ河原裕子さんという女性」
25周目:「ヨガの本質を伝えていきたい」
26周目:「夢を実現するメディテーションをしましょう」

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