船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井本社グループスタッフによるコラムページです。 「これからは“本音”で生きるのがよい。そのためには“本物の人間”になることが大事」という舩井幸雄の思想のもと、このページでは、社員が“本物の人間”になることを目指し、毎日の生活を送る中で感じていること、皆さまに伝えたいことなどを“本音ベース”で語っていきます。

書:佐野浩一
船井幸雄グループ社員の日々もの思ひ、考へる あの社員の一日を公開!
電磁波について考える!−2
2017.8.4(Fri)
社名:イリアール(株)
名前:塚田 明彦

(図−1)

(図−2)

(図−3)

(図−4)

『舩井幸雄.com』をご覧の皆様、こんにちは。
イリアール株式会社の塚田です。

今回は「電磁波って何?」についてお話したいと思います。
「電磁波」は、いくつかの理由から「電磁界」とも呼ばれますが、このコラムでは
一般的な「電磁波」でご説明します。
「電磁波が心配だ」と思われる多くの方は、携帯電話(スマホ)や電子レンジなどの電化製品が発する電磁波が気になると思います。しかし電磁波は、電線や電化製品から発生する低周波から、ラジオや地上波やBS放送などのテレビで使われる電波、そして太陽光やレントゲンなどの放射線のような高い周波数帯まで、非常に広範囲にわたります。

そのため、放射線のように物質の原子に作用する電磁波(電離放射線)のように身体に明らかに影響を与えることがわかっている電磁波と、太陽光(全てではありません)のように生命を育む、つまり生きていくのに必要不可欠な電磁波も存在しています。(図−1)

電磁波は、「電場(電界)」と「磁場(磁界)」という性質の異なったものが一緒になって伝わる「波」のことで、「電」と「磁」と「波」の造語になります。
(※以降は「電場」「磁場」で表記します)

ではまず「電場」は電気のある空間のことです。
簡単に言うと、プラスチックの下敷きをこすって、頭の上にかざすと髪の毛が逆立ちますよね。これは空気中で、静電気と言われる電気の力が働いている状態で、この空間を「電場」と言います。ですから、家の中では、外の電線から、配電盤を通って100〜200V(ボルト)の電気が流れる家庭内のコンセント、そこにつながった電化製品つまり、電気が流れている物の回りには、必ず「電場」が発生します。

「磁場」とはなんでしょう?
磁気のある空間になります。
こちらは小学校の理科の時間などで皆様も目にしているはずです。下敷きの上に砂鉄を置いて、下に棒磁石を近づけると、磁石のN極からS極に向かってきれいに並んだのを覚えていらっしゃると思います。あれが磁場です。ということは皆様ご存知のとおり、地球は大きな磁石ですから、地球上の生物は自然の「磁場」に常に包まれていることになります。(図−2)

一般的には、金属などの導体(電気を通すもの)に電流が流れると「電場」が発生します。電場が発生すると、そこに「磁場」が発生し、これを交互に繰り返すことで「電磁波」が発生するのです。(図−3)

では最後に家庭内の電化製品での「電場」と「磁場」の発生の仕方について、電気スタンドを例にして簡単にご紹介しておきます。(図−4)

@コンセントに繋がない状態→電場も磁場も発生しません
Aコンセントには繋いだが、スイッチはOFFの状態→電場は発生しますが磁場は発生しません。
BスイッチをONにします。→この状態で初めて電場と磁場が発生します。

今回は「電磁波」を構成する「電場」と「磁場」についてのご説明でした。
次回以降は、「電場」と「磁場」を分けてご説明していきたいと思います。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。


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