スピリチュアル・エナジー-ほおじろえいいち氏-

このページは、科学ジャーナリストのほおじろ えいいち氏によるコラムページです。
ほおじろ氏は、先端科学とスピリチュアリティの統合を目指した内容の執筆をされています。
また、「百匹目の猿現象」の科学的根拠となったシェルドレイクの仮説を船井幸雄に紹介した人でもあります。

「陰」と「陽」が変わる時間
2008.07.01(第41回)

 最近、ある雑誌の記事を書く参考になる情報を探していたら、サージ・カヒリ・キングという人の書いた『アース・エネルギーズ』という本に行き当たりました。英語の本ですが、とても易しく書かれていて、私たちの棲む地球ガイアの秘められた不思議なパワーについて、昔からいわれていることを中心に簡潔にまとめられていてとても参考になりました。

 著者のキング博士は、10代後半に父親の導きによってハワイの伝統的なシャーマンとなり、その後7年間滞在したアフリカのシャーマニズムにも詳しいという人です。とりわけ興味深いのは、彼がムー大陸の末裔(まつえい)として太平洋に眠る知られざる精神文明を公開し、それを現代にも通用する優れたヒーリングの技術と知恵として、広く紹介していることです。日本でもすでにご存知の人もいることと思います。今回は、博士がこの本に書いたことの1つ、「陰」と「陽」のエネルギーについてご紹介いたします。

 昔から風水や易、漢方医学などで「陰」と「陽」の考え方があります。陰陽五行説や陰陽道など、その起源は古代中国やインドなどにあるといわれていますが、私たちはこの「陰」と「陽」についてそれほど理解していないかもしれません。たとえば、パワー・スポットの節を読むと、なるほどと思います。

 いわゆるパワー・スポットとは、まわりの環境との相対関係で存在していると、彼はいうのです。つまり、まわりよりもエネルギーの高いところがパワー・スポットだというわけです。「陰」と「陽」の関係もしかり。東京は、ハワイのホノルルと比べればエネルギーが高いから、東京の方が「陽」で、ホノルルが「陰」。しかし、同じハワイでも、ホノルルと、カウアイを比べたらホノルルの方がエネルギーが高いから「陽」で、エネルギーの低いカウアイは「陰」というわけです。

 また「陽」のエネルギー・スポットは、高いところ、山の頂上、四角い建物、角になっているところ、乾燥したところ、岩の多いところなどで、「陰」のエネルギー・スポットは、谷、峡谷、洞窟、鍾乳洞、湾曲した地形(たとえば湾など)、海岸、池、レイン・フォレスト、泉、滝などだといいます。私たちは日ごろ何気なくこのように様々な場所に行き、よいエネルギーを感じたりしますが、そのエネルギーにも素晴らしい「陽のエネルギー」と、素晴らしい「陰のエネルギー」があるというわけです。

 喧騒の都会に暮らしていると、地球ガイアの息吹のような自然のエネルギーはなかなか実感することができません。しかしハワイなどに暮らしていると、1日のうちでもエネルギーが変わるのがよくわかるのでしょうか。キング博士は、こんなことを書いています。

 …日の出の時間帯は、自然の光景や自然の奏でるさまざまな音が「陰のエネルギー」から「陽のエネルギー」に変わっていくのがわかる。昔ハワイでは1日のエネルギーが陽に変わり、そして増えていく時間帯、つまり日の出から正午の間に、教えがおこなわれたものだ。物事を教えるには「陽のエネルギー」がとても効果的だったからだ。

 反対に、日没前後は「陽のエネルギー」から「陰のエネルギー」に変わる時間帯。昔ハワイでは日没の時間に、新しい1日が始まると考えられていた。なぜなら、夜は心やスピリットといった見えない世界で創造がおこなわれ、それが外界の見える世界で昼間現実化するからだ。そのため、多くの人々がこの日没の時間帯に平和でリラックスした感覚を覚えるのだ…。

 キング博士は、エネルギーが変わる日の出と日没の時間を、「パワー・タイム」として尊重しています。美しい日の出を見ながら徐々に増えてくる「陽のエネルギー」を全身に浴びると、「今日も1日元気で生きよう!」「今日もがんばるぞ!」というポジティブな気分になります。また素晴らしい夕日を眺めながら、徐々に増してくる夕闇に身を任せていると、その「陰のエネルギー」を受けながら休息の安らぎを感じ、明日への創造の準備をし、また素晴らしい夢の世界に入っていくのだと感じます。

 それにしても、私にはまだよくわかりません。この神秘的な「陰」と「陽」とは、いったい何なのでしょう。キング博士は、「目に見える世界は目に見えないエネルギーによって創造され、そのエネルギーは絶対的ではない相対的な2つの極性(つまり「陰」と「陽」)を持ち、それはお互いに変換しうるのだ」といいます。世界はそういうエネルギーの海に満たされているわけで、よく考えてみると実に謎めいたエネルギーの世界に、私たちは住んでいるのです。


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★ほおじろえいいちのサイエンス&スピリチュアル ショートエッセイはこちら。
http://www.eiichihojiro.jp/blog/category/essay

★本コラムの著者・ほおじろえいいち先生は、月刊『ザ・フナイ』3月号にもご寄稿くださいます。『ザ・フナイ』もぜひお読みください! 

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「陰」と「陽」が変わる時間

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Profile:ほおじろ えいいち(本名:喰代栄一)

『スピリチュアルの世界がよくわかる本』1974年埼玉大学理工学部生化学科卒業。東京医科歯科大学医用器材研究所にて約3年間、「ホルモンの生体制御学」なる先端科学に挑戦。1980年に詩集『心的惑星圏』を自費出版。その後短編小説や詩を書いていたが、1993年、光文社より『脳に眠る「月のリズム」』を出版し、科学ジャーナリストとしてデビュー。以来、先端科学とスピリチュアリティ統合を目指して執筆活動を続けている。シェルドレイクの仮説を紹介する『なぜそれは起こるのか』(1996年)はベストセラーになった。
魂の記憶』(2003年)を出版後は生きる意味に取り組み、ヒーリング・エナジーの研究を始めて、『幸せの進化形』 『ヒーリング・エナジー』(いずれも2005年)を出版。また、2006年12月にロシアのベストセラー本の邦訳版『「振り子の法則」リアリティ・トランサーフィン―幸運の波/不運の波の選択』、続いて2007年7月に『「願望実現の法則」リアリティ・トランサーフィン2―魂の快/不快の選択』ともに (ヴァジム・ゼランド著 ほ おじろ えいいち監修 徳間書店刊)を出版。2008年2月に『スピリチュアルの世界がよくわかる本』(中経の文庫)を出版。2006年に無限波動技術株式会社(Q-Wave Technologies Inc.)を創設し、Q‐WaveヒーリングDVDなどを提供し始める。      
公式サイト:
http://www.eiichihojiro.jp

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