写真
2010年にんげんクラブ全国大会ステージ上にて
(写真撮影:泉浩樹)

「天律時代」の到来に向けて

このページは、(株)船井本社社長で「にんげんクラブ」を主催する船井勝仁によるコラムページです。船井勝仁は「これから“天律時代”が来る。そして一人ひとりが“うず”を作っていくことが大事になるだろう」という思いを持っています。それをベースにおいた日々の活動の様子や出会い、伝えたいことなどを語っていきます。

また、「船井幸雄の息子」ではなく、“船井勝仁”の独自性をさらに打ち出していくこともテーマに、これまで父に寄せてきた思いや、「二代目社長」としての方針も語っていきます。

左上 「うず」のイメージ(画:西口貴美)
2011.2.11(第5回)
出現する未来A 〜レクイエム・シナリオ〜

著書『出現する未来』よりの資料
著書『出現する未来』よりの資料(クリックすると拡大して見られます。)
 こんにちは。船井勝仁です。
 前回お伝えした『出現する未来』(ピーター・センゲ他著、講談社)は原題を「Presence」といい日本語訳は講談社から2006年にでています。4人の著者たちの会話がベースになってできている本ですが、その会話は2000年から2002年にかけて行われたもので、決して新しいものではありません。また、日本版U理論とも言えるリアリティ・エンジニアリング(RE)にいたっては、前田先生から参考にいただいたテキストはREの創始者である山手国弘氏が1989年8月に行った講演録です。
 そんな古いものを今さら学んでも仕方がないと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、どちらもそこで議論されている内容は全く古さを感じるものではなく、逆に2011年の現在だからこそ、その本質が理解できるようになってきたのではと感じます。その理由が『出現する未来』の第一章である「レクイエム・シナリオ」を読んで分かりました。
 レクイエム・シナリオは2000年のJ・ポール・ゲッティ財団のジャック・マイルズの「世界のレクイエム」という講演をまとめたものです。このレクイエム・シナリオの話が心を打つようになったのは、リーマンショック等の現実を受け入れることができるようになった私たちが、これから本当に創造を絶するような酷い事態を迎える可能性が高いことを受け入れる準備ができてきたからではないでしょうか。同書から該当部分の会話を少し引用します。

(引用開始)
「・・・(レクイエム・シナリオとは)人類が問題を克服できず、持続的な社会をつくれない、つまり人類が絶滅するかもしれないと気づいたら、どうなるかを予測したものだ。つまり創造を絶する事態を考えたものなんだ」
          (中略)
「・・・大事なのは、未来を避けられないと思うのではなく、あくまで可能性のひとつと見ることよ。
 死期を悟ると、突然、人生が鮮やかに見えると言うじゃない。人類も、滅亡に向かっていることに気づけば、死を悟った人間と同じ心理になるんじゃないかしら」
(引用終了)

 その後、不治の病と診断された人が、数ヵ月しか寿命がないということを受け入れると、重要でないことやどうでもいいことを止めるようになり、言い争いやちょっとした事に腹を立てることがなくなったこと。そしてセカンド・オピニオンをもらって不治の病でないことが分かった時、元の生活に戻ることが怖くなって、赤ん坊のように泣いたというエピソードが紹介されています。生活をがらりと変えるぐらい目覚めるためには、もうすぐ死ぬというシナリオを提示されるぐらいの衝撃が必要だったのです。
 これは先日のにんげんクラブ東京大会で不治の病である脳腫瘍をU理論やREの手法と同じやり方で克服された話をしてくださった映画監督の白鳥哲さんの体験を論理づけるものでもあるのです。また、大下伸悦先生との共著『いま明かされるコトダマの奥義』(大下伸悦、船井勝仁著 新日本文芸協会)の中で大下先生が述べられていた、不治の病や死んだ方がましだというくらいの強烈な負の体験をした人にしか得られなかった陰の感謝系という悟りの場の話に通じるものでもあります。
 U理論やREは、このような強烈な体験を経なくても、この領域に到達できる手法を論理的、実践的に解説するものです。
 次回以降は図(右上図)に示したU理論の具体的な手法を、段階を追って説明させていただきます。また、興味を持たれた方は2月17日(木)の前田知則先生との下記のセミナーにぜひご参加ください。例えば、本物商品の開発や普及などまったく新しいブレークスルーを必要とされている方や長年解決できずに放置してきた問題に取り組まざるを得ないような状況にある方には、これ以外の方法論ではほとんど解決策を見つけるのは不可能だと言い切れるほど絶対にお勧めです。



◆◆2011年 2月度 リアリティ・エンジニアリング(RE)入門◆◆
【日時】: 2月17日(木)13:00〜18:30
【場所】: フロンティアショップ
(御徒町駅からの行き方が掲載されているHPです↓
http://ameblo.jp/fij/entry-10666185612.html
住所:東京都台東区上野 1-17-5 西楽堂アネックスビル 1階
フロンティアショップ御徒町店への道順(JR御徒町駅から写真付き)
http://ameblo.jp/fij/entry-10731966600.html (南口から)
http://ameblo.jp/fij/entry-10666185612.html (北口から)
【会費】: セミナー1万円、懇親会費4000円
【スケジュール】
12:30〜13:00 受付
13:00〜13:30 株式会社船井本社
代表取締役社長船井勝仁「本日の主旨の説明」
13:30〜16:30 (途中休憩有) 前田知則先生 講演:『出現する経営ワーク』
16:30〜16:45 休憩
16:45〜18:25 対談 前田知則先生と船井勝仁
18:30〜20:00 懇親会
【講演者プロフィール】
心本舗合資会社 前田知則 (まえだ・とものり)
北海道生まれ。新月グループ・すくすく組のたぬき。北海道大学工学部精密工学科卒業後、富士通株式会社に入社。SEとして、コンピューター・グラフィックス、宇宙開発事業団、経済企画庁などを担当したのちに独立し、「株式会社ノラ・システム開発」を設立。通産省の石油危機管理システム、自動車部品ネットワークなどのシステムコンサルティングの仕事を主業務とする。大阪商船三井、ニッポン放送、資源エネルギー庁、全国自動車部品商団体連合会などのコンサルティングを手がける一方、社名を「株式会社のら」(現在ノラコム)に変更し、長期に渡って研究開発を行った末に完成した『動物占い』を発表。インターネット、書籍、ローソン店頭端末機で爆発的ヒットを記録し、小学館発行の関連書籍は、現在までに累計600万部を売り上げるに至る。その後、新規事業の展開の為に「心本舗合資会社」を設立し、「箱人(HAKOJIN)」「マジカルインデクス」などを世の中に出す。現在「創業セミナー」を主宰。

★お申し込みはメールにて

aibe@funai-office.com へ
件名に「2月17日リアル・エンジニアリング入門」と明記し、本文には、氏名、会員か非会員か(にんげんクラブ会員の方は番号を教えてください)、性別、交流会の出欠、ご住所、ご連絡先電話番号、何を見てお申し込みをされているかを明記し、お申し込みください。

※お申込後、受付完了のメール又はFAXを1〜3日以内にお送りし、お支払い方法などの詳細をご連絡させていただきます。受付完了の連絡が届かない場合、事務局にお申込が届いていない可能性がございますので、恐れ入りますが、その旨事務局までご連絡ください。

★お申込先

〒108-0075 東京都港区港南2-13-34NSS−Uビル10F
(株)船井本社 相部多美(あいべたみ)
aibe@funai-office.com
TEL03-5782-8110  FAX03-5782-8111

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Profile:船井 勝仁(ふない かつひと)

1964年 大阪生まれ。1988年 (株)船井総合研究所 入社。1998年 同社 常務取締役。同社の金融部門やIT部門の子会社である船井キャピタル(株)、(株)船井情報システムズの代表取締役に就任し、コンサルティングの周辺分野の開拓に努める。2008年 (株)船井本社 代表取締役社長就任。父・船井幸雄の「競争や策略やだましあいのない新しい社会を築くことが本来の自分の役割だ」という思いに共鳴して、持ち株会社である同社の代表取締役社長として父をサポートすることを決意した。 著書には、『中堅・中小企業のためのIT化時代の「儲け」の決め手』(船井幸雄らとの共著 2003年 ビジネス社)、『天律の時代が来た! 生き方の原理を変えよう』(2010年 徳間書店)などがある。

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