写真
2010年にんげんクラブ全国大会ステージ上にて
(写真撮影:泉浩樹)

「天律時代」の到来に向けて

このページは、(株)船井本社社長で「にんげんクラブ」を主催する船井勝仁によるコラムページです。船井勝仁は「これから“天律時代”が来る。そして一人ひとりが“うず”を作っていくことが大事になるだろう」という思いを持っています。それをベースにおいた日々の活動の様子や出会い、伝えたいことなどを語っていきます。

また、「船井幸雄の息子」ではなく、“船井勝仁”の独自性をさらに打ち出していくこともテーマに、これまで父に寄せてきた思いや、「二代目社長」としての方針も語っていきます。

左上 「うず」のイメージ(画:西口貴美)
2011.5.1(第14回)
原発問題のよりあい

 こんにちは、船井勝仁です。
 『船井幸雄.com』や月刊『ザ・フナイ』に原稿を書かせていただくとどうしても偉そうなことを書いてしまいます。しかし、正直に言うと私もまだまだ自分の気持ちが整理できずに、気持ちがぶれてしまうことがよくあります。 
 最近で言うと4月10日の週は、いろいろな情報に振り回されて、自分の考えが毎日のように変化していった週でした。
 情報を整理するための第一歩はその情報を直視することから始まります。常識や既成概念、タブーなどにとらわれていて現実を直視せずにいたら、どんな情報を受け取ってもそのフィルターで見てしまい、どんなに真実のすばらしい情報を得ても役に立ちません。現実を直視することは、特に地震や原発の話など、シビアな情報の場合は怖いことですが、それから逃げないことが一番大事なことだと思います。
 そして、そのためにはまず、他人の意見に耳を傾けることが大切になります。自分と違う意見を聞くと感情的になって頭ごなしに否定していては、自分のフィルターにかからない情報は手に入りません。相手の意見を尊重してその本質的な面をくみ取り、自分の意見をどちらが正しい正しくないと比べることなく誠実に述べることが、本当の意味の話しあいの第一歩になります。そして、それを他人事ではなく自分のこととして真剣に考えることが重要です。

 被災地の本当に悲惨な状況を目の当たりにしたことも気持ちがぶれたことの大きな原因ですが、原発の情報に対して、全く違う意見をお聞きしたことによる戸惑いがもっと大きな原因でした。他人の意見に左右されて、自分事として独自の意見が持てなくなっていたのです。
 最初は安部芳裕さんから東京でも原発事故は大変なことになっているという話を聞きました。例えば、放射能を浴びる安全基準が平常時の年間1ミリシーベルトだったのが、原発事故が起こったら非常時なので20ミリシーベルトにと、20倍に変更された事実などを淡々と教えてくれました。そして、その話が意識に残っていたのか、翌日には親しい人やお世話になった人にまるで自分が調べて来たように原発の怖い話をしていました。
 ところが、実際に福島第一原発のすぐ近くまで事故後に3回も足を運ばれた副島隆彦先生から、現場の人の献身的な努力で日本は救われた、政府や東電は早く安全宣言を出すべきだというお話をお聞きして、その説得力に自分の意見が分からなくなりました。
 面白いのは、先程の安全基準の変更の同じ話が、副島先生の場合は、国際原子力機関(IAEA)が安全基準を20〜100ミリシーベルト/年と決めたにも関わらず、リスクを取りたくない日本政府や学者達が、一番低い20ミリシーベルト/年と決めたことに対して疑問を呈しておられたことです。
 いまはどちらかというと副島先生に近い意見を持っていますが、どちらも原発はいらないし、少なくとも減らしていく方向で考えなければならないという意見を持っているのに、対立してしまっていることが少し残念です。討論や議論(ディベート)をして感情的になるのではなく、対話(ダイアログ)をすることで互いの意見を尊重しながら、耳を傾けることで何が私たちにとって本当に必要な情報で、そこからどんな行動をしていけばよいかを考えるべきだと思っています。

 5月7日(土)に汐留のオーラカフェで、安部さんや副島先生と同じ意見の佐々木重人さんらと集まり、原発問題をテーマによりあいを開催することにしました。できれば、原発をこれからも推進していこうという立場の人にも来ていただき、相手の意見を否定することなく、尊重しながら対話をしていきたいと思っています。ゴールデンウィーク中ではありますが、皆さんの意見を聞かせていただきたいと思います。ぜひ、お集まりください。
詳細は以下のようになります。 ↓ ↓

◆◆◆『ザ・よりあいSPECIAL』◆◆◆
日程:5月7日(土)13:00〜
場所:オーラカフェ2012(CAFE&BAR)
東京都港区東新橋2丁目16−4 TEL03-6459-0189
ゲスト講師:阿部芳裕さん、佐々木重人さん、船井勝仁 等
テーマ:原発問題について

※事前申し込みは必要ありません。そのまま会場へお越しください。
※ドリンク、フード類はご自身で実費負担となります。
※ にんげんクラブHP上のグーグルカレンダーも合わせてご確認くださいませ。
http://www.ningenclub.jp/

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Profile:船井 勝仁(ふない かつひと)

1964年 大阪生まれ。1988年 (株)船井総合研究所 入社。1998年 同社 常務取締役。同社の金融部門やIT部門の子会社である船井キャピタル(株)、(株)船井情報システムズの代表取締役に就任し、コンサルティングの周辺分野の開拓に努める。2008年 (株)船井本社 代表取締役社長就任。父・船井幸雄の「競争や策略やだましあいのない新しい社会を築くことが本来の自分の役割だ」という思いに共鳴して、持ち株会社である同社の代表取締役社長として父をサポートすることを決意した。 著書には、『中堅・中小企業のためのIT化時代の「儲け」の決め手』(船井幸雄らとの共著 2003年 ビジネス社)、『天律の時代が来た! 生き方の原理を変えよう』(2010年 徳間書店)、『いま明かされるコトダマの奥義』(2011年1月 新日本文芸協会)などがある。
いま明かされるコトダマの奥義
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★船井勝仁.COM:http://www.ilir.co.jp/funai_katsuhito/

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