「“女船井”と呼ばれる経営者」の幸せになる生き方

このページは、船井本社グループのイリアール株式会社の代表取締役を２００６年から務める（※2022年退任）乗附なほみによるコラムページです。
舩井幸雄が経営術を実践的に教え、“女舩井”と呼んだ唯一の女性経営者です。
経営者として、女性として、舩井幸雄の教えを活かした生活をお伝えしていきます。

この夏は暑かったですね！　９月になり、涼しい秋が訪れるでしょうか？
皆様は、今年の夏休みをいかがお過ごしでしたか？

街に緑が多く安らぎます

私は２年ぶりに、Parisへ行って来ました。
女優をしている友人と気ままな２人旅です。
女優さんParis、というと、ファッションや食の先端の街で、さぞおしゃれな旅を、
と思われるかもしれませんが、全くそうではなく……

実は、赤池キョウコ先生の 『ヨーロッパ　スピリチュアル街道を行く！　癒しと祈りのびっくり旅行記』（サンマーク出版）を拝読して、
行きたい所、というより、行かなければならない所があったのです。（理由は後述）

それは、「Chapelle Notre-Dame de la Medaille Miraculeuse」

日本語にすると、「奇跡のメダル教会」「不思議のメダイ教会」「奇跡のメダイユ教会」でしょうか。
Medailleは、メダルのことですから、奇跡を起こすメダルの教会、の意です。

　　パリナビの説明

Parisの３大デパートの１つ、「Bon Marche」　の隣りという便利な立地ですが、
目立たない作りである上、世界中から訪れる人々は敬虔な信者の方々であり、
観光地ではないので、ここを訪れる日本人は、少ないと思います。

この教会は１８１５〜３０年に造られたそうです。
カタリナ・ラブレさんという修道女のもとに、たびたび聖母マリア様が出現し、１８３０年に
「あなたが見ているもの（マリア様の姿）をモデルにして、メダルを作りなさい。
それを身につける全ての人々は、恵みで満ちるでしょう。」
というお告げを受け、２年後に、パリ大司教の認可のもとに、メダルが配られました。

そのメダルは、病気を癒したり、多くの恵みが与えられたり、
当時流行したコレラが収束したという声が上がり、世界中に広まっていきました。
そして、メダルを手にした人に奇跡が起こる、幸福が訪れるということで、
今日も多くの人が世界中から訪れています。
思えば、私は「聖母の騎士幼稚園」の時、このメダルを戴いて身につけていた記憶があります。
何度か引っ越しする間に行方がわからなくなってしまったメダルを時々探していました。
あのメダルは、このメダイだったんだ！

私達は、ホテルで落ち着いた後、観光や買い物はさておき、
すぐに、この教会へ向かいました。
老舗デパート「Bon Marche」は、改装中。
赤池先生のご著書の、わかりやすい地図と絵を頼りに、歩いて行くと
絵の通りの教会が在りました。

門をくぐって敷地に入ると、中庭のようになっていて、
左の壁に、感謝のプレートがたくさんあります。
これだけたくさんの方々の願いが叶ったとは、すごい！
手前のメダルの販売のお部屋を通り過ぎて、奥のドアを引くと、
教会内部に入れました。

スペイン語のミサが始まるところで、とてもたくさんの方が来られていました。
前に進んで、祭壇近くへ。
美しいガラスケースの中のカタリナ・ラブレさんの聖骸にお祈りを。

７０歳で天に召された時のまま、腐敗せず、
手を合わせた姿で、眠っているみたいに、すごくきれい。

無心で手を合わせ、しばらくしてから、友人を見ると、彼女もうっすら涙を浮かべていました。
ミサが始まりそうなので、打ち寄せる感動を胸に、外に出て、
隣の建物のメダルの販売所へ行きました。

メダルは金色や銀色、さまざまな大きさのものがあり、とても安く売られていました。
私の分ではなく、このメダルを必要とする方で、ここまで来れない方に届けたいと思い、
いくつか購入しました。
会計は日本人のシスター（soeur）がしてくださり、
「持っているだけではなくて、このメダルに感謝と祈りを捧げてください」と
おっしゃっていました。
赤池先生のご著書に導かれて来たことなどをお話しました。

実は、前回書きました、「伊勢神宮お白石行事」の際、終わってからの昼食時に、
同行者になぜかこの赤池先生の本の事をお話しまして。
ふ、と隣の席の女性を見ましたら……
ペンダントに、このメダルとおぼしきものを付けていらっしゃる！

こんなことってあるんでしょうか？
あまりの偶然？　に、ものすごくビックリして、
思わず「それはメダイでしょうか？」と話しかけました。
その方は、「はい、そうです。いつも身に付けてまして」……と
メダイとの関わりについて話してくださいました。

もうこれは、偶然ではなく、必然だ！と確信。
Parisへ行かなくては、と思い、その数日後に旅立ったのです。

この教会でお祈りできたことは、私達にとって、とてもいい旅の始まりでした。
私達は、特定の宗教も信仰しておりませんし、
特別にスピリチュアルに興味がある訳ではありませんが、
常に、感謝と祈りを忘れないように過ごしています。
その晩は、この時感じたことや考えていたことなど、普段以上に深い話がたくさんできました。
教会で、同じように無心でいたことや、
いつも世界の平穏を祈っていることを改めて確認できて嬉しかった！

【表面】悪の象徴の蛇を踏み地球に立つ聖母マリア。手から足元へ発せられた光線は、願い求める人々に注がれている恵みの象徴です。 【裏面】１本の横木と十字架を頂いたＭの字、茨の冠に囲まれたイエス様の御心、差し貫かれたマリア様の御心があります。

このメダルをいつも身に付けていると良いと言われています。
苦難が降りかかった時、がんばっているのに道が開けない時、
お祈りすればマリア様が希望の光を与えて下さる……

１４歳で聖母マリアの出現を目撃し、ルルドの泉を見出したベルナデッタさんも、
この教会のメダルを身に着けていたとのこと。
ヌヴェールの修道院に安置されている、その聖骸も腐敗していないそうです。
まさに奇跡ですよね。

『ヨーロッパ　スピリチュアル街道を行く！　癒しと祈りのびっくり旅行記』

赤池キョウコ著『ヨーロッパ　スピリチュアル街道を行く！　癒しと祈りのびっくり旅行記』（サンマーク出版）は、コミックなので、とても楽しく読めます。
とーーってもお薦め♪
この教会の他、ルルドの泉、聖ウィンフリッドの泉、フィンドボーン、などを訪れた様子が紹介されています。まるで一緒に行ったかのように、 よくわかります。