「“女船井”と呼ばれる経営者」の幸せになる生き方

このページは、船井本社グループのイリアール株式会社の代表取締役を２００６年から務める（※2022年退任）乗附なほみによるコラムページです。
舩井幸雄が経営術を実践的に教え、“女舩井”と呼んだ唯一の女性経営者です。
経営者として、女性として、舩井幸雄の教えを活かした生活をお伝えしていきます。

船井本社のある四ツ谷駅から歩いてすぐにある「赤坂迎賓館」。
昭和５０年から毎夏１０日間だけ公開されていましたが、
ハガキで応募し、抽選という形式でした。

安倍政権になって、「観光立国推進」が掲げられ、
国民と外国人観光客（目標　年間３０００万人）のために
赤坂と京都の迎賓館も、観光コンテンツとして、
下記の通り、気軽に見学できるようになりました。
（赤坂は１０月４日まで、事前予約や当日の整理券なしで入場できます）

優雅なお庭に、コーヒーワゴンが出ていて、ゆっくりお茶もできます。
日本唯一のネオ・バロック様式の洋風宮殿建築は、国宝。
「こんなに素晴らしい所が日本にもあったのか」と感動すること必至
ですので、是非この機会に訪れていただきたく、ご紹介致します。

迎賓館とは
外国の国家元首や政府のトップ、王族など国の賓客をお迎えした時に、
宿泊・晩餐会・お食事会などの接遇・「おもてなし」を行う国の施設。
２回の東京サミットの会場にもなっています。
本館は国宝。
正門・塀、東西衛舎、主庭噴水、主庭階段が附指定（つけたりしてい）されています。
国立国会図書館や裁判所として使われていた歴史も。

正面玄関のドア ここからエリザベス女王も入られました

・１８７２年に紀州徳川家が、広大な江戸中屋敷を皇室に献上。

・皇太子嘉仁親王（後の大正天皇）の東宮御所として、
１０年かけて建設され、１９０９年に完成。
建築家は片山東熊。
建築費は今のお金で１０００億円！

本館の敷地は東京ドームの２．５倍
しかし華美すぎて皇太子嘉仁親王が使用することは殆どなく赤坂離宮と呼ばれる。

・関東大震災でもビクともせず、皇太子裕仁親王（後の昭和天皇）が
１９２４年のご成婚後数年間、東宮御所として使用。

・１９３７〜１９４４年、皇太子明仁親王（今上天皇）が
現在和風別館がある場所に建築された東宮仮御所に住まわれる。

・第二次世界大戦後、皇室から国に移管
国立国会図書館（１９４８−６１年）、
法務庁法制意見長官（１９４８−６０年）、
裁判官弾劾裁判所（１９４８−７０年）、
内閣憲法調査会（１９５６−６０年）、
東京オリンピック組織委員会（１９６１−６５年）などに使用される

・１０８億円の改修を経て、１９７４年、迎賓館に。

・２００６〜２００９年、大改修工事
・築１００年を迎えた２００９年１２月に、国宝に指定。

屋根に甲冑を付けた武者像や天球を取り巻く星と霊鳥

明治の職人の技術の結集。
中央階段を上がった２階大ホールも、各お部屋も、
全てが壮麗、豪華絢爛で美しく、フランス、エジプト、
トルコなど各国文化の影響を感じます。
各部屋にある大きな大きなシャンデリアはバカラ。
ドアや窓の鍵など、細かな細工まで必見です。

朝日の間
朝日を背にして女神が香車を走らせている天井画
花鳥の間
天井に描かれた３６枚の油絵、欄間に張られた錦綴織、
壁面に飾られた３０枚の楕円形の七宝額
（日本画家の渡辺省亭が下絵を描き、涛川惣助が焼いた七宝は なんと１枚７０００万円の価値！）
羽衣の間
天井の、謡曲の「羽衣」の景趣を描いた３００平米の曲面画法による大絵画
オーケストラ・ボックス
彩鸞（さいらん）の間
アンピール様式。
「鸞」と呼ばれる架空の霊鳥や、スフィンクスをデザインした金色の浮彫りの装飾
和風別館游心亭
谷口吉郎の設計で１９７４年に建造
庭
　噴水や、アカマツが素晴らしい

見学方法
�@前庭
事前申込不要・無料
正門から入り、荷物チェックを受けるだけ。

�A本館・主庭
９月１日現在、１０月までの事前申込は終了していますが、
１０月４日までは、事前の予約や当日の整理券なしで、入場できます。
大人１，０００円、中高生５００円

�B和風別館
事前申込制のガイドツアー形式。
参観料金は、大人１，５００円、中高生７００円。
１０月までの事前申込は終了していますので、
内閣府のサイトをこまめにチェックしてくださいね。

事前に映像をチェックしておくと、見どころを見逃さずに済みますよ。

◆政府インターネットテレビ
迎賓館赤坂離宮　一般公開ガイド
徳光・木佐の知りたいニッポン！〜迎賓館　赤坂離宮　一般公開の見どころ

京都迎賓館の一般公開
事前申し込みは終了していますので、当日受付で。
開催情報