「“女船井”と呼ばれる経営者」の幸せになる生き方

このページは、船井本社グループのイリアール株式会社の代表取締役を２００６年から務める（※2022年退任）乗附なほみによるコラムページです。
舩井幸雄が経営術を実践的に教え、“女舩井”と呼んだ唯一の女性経営者です。
経営者として、女性として、舩井幸雄の教えを活かした生活をお伝えしていきます。

GOTOキャンペーンで、国内旅行をする人が増えました。
地方から東京へ来られる方、
東京近辺在住で、旅行はできないけれど日帰り観光したい方
今ならではのお薦めスポットをご紹介したいと思います。

原美術館
品川にある原六郎・邦造のコレクションを展示する私立美術館。
来年1月11日で閉館してしまうので、今のうちに是非訪れてください。
要予約。
見どころは、一部屋丸ごと奈良美智さんの『My Drawing
Room』、同じくジャン＝ピエール・レイノーのタイル貼りの部屋『ゼロの空間』、ナムジュン・パイクの『ニーシェ イン T』など、他の場所に移したら趣が変わるだろうなという常設作品はもちろんですが、美術館の建物そのものが素晴らしいのです。

東京ガス会長、日本航空会長、帝都高速度交通営団（営団地下鉄）総裁などを歴任した実業家・原邦造氏の1938年に竣工した邸宅は、東京国立博物館本館や銀座の和光を設計した渡辺仁氏によるモダニズム建築で、戦前の裕福な個人の邸宅の雰囲気がそのまま残っています。
芝生の美しい庭と共に、一見の価値大。

戦後はGHQに接収され、一時は空き家になるなど歴史を重ねたこの建物は、老朽化が進み、バリアフリー化が困難ということで、閉館になりますが、その全てを是非ご覧、いえ体感してください。
私は曲線が多用された特徴ある建物、とりわけアールのかかったホールというか廊下が好き。
中庭に面したカフェダールも、ずっと座っていたいと思う心地よい場所です。

原美術館入口	カフェダール
原美術館

庭園美術館
目黒駅からすぐの場所にある庭園美術館も、建物と庭園が美しい名所です。
香淳皇后の叔父にあたる朝香宮鳩彦王がパリ遊学後2年をかけて建設したアール・デコ様式の美しい本館（旧浅香宮邸）、モダンな新館、芝生が気持ちいい西洋庭園、茶室のある日本庭園のある、都心きっての癒しの地。

建築設計は当時の宮内省の担当技師である権藤要吉、内装はフランスのインテリアデザイナー、アンリ・ラパン。
ルネ・ラリックのシャンデリア、ガラス扉、アンリ・ラパンの屋内噴水器（香水の噴水塔）はもちろん、照明器具、天井、壁紙、扉、ドアノブ、など、全てが芸術、全てが見どころ。

建物の中に入れるのは、展示会開催中のみ。
次は10/17〜　ぜひ行ってみてください。

庭園美術館の入口にあるレストラン「DU PARC」は、雰囲気もコスパも最高！
人気店ですので予約がお薦めです。

庭園美術館への道	旧浅香宮邸
玄関ホールのラリック	アンリ・ラパンの屋内噴水器
大客室から見た屋内噴水器	メインダイニング
日本庭園	日本庭園のお茶室
	DU_PARCの美しいお料理
DU_PARC	DU_PARC店内