「“女船井”と呼ばれる経営者」の幸せになる生き方

このページは、船井本社グループのイリアール株式会社の代表取締役を２００６年から務める（※2022年退任）乗附なほみによるコラムページです。
舩井幸雄が経営術を実践的に教え、“女舩井”と呼んだ唯一の女性経営者です。
経営者として、女性として、舩井幸雄の教えを活かした生活をお伝えしていきます。

家族や友人、仕事仲間から信頼される人になりたい。
仕事を任され、みんなから必要と思われる「人財」になりたい。

そういうお声をよく聞きます。

では、あなたはどんな人を信頼しますか？

私は、相手によって言動を使い分けない人を信頼します。

私の場合は経営者ですから、私の言うことに全てYes!と言ってくれる人は、正直なところ気持ちいいです。
ワンマン社長ほど、きっとそうですね。
それゆえ、いわゆるイエスマンを周りに置いている社長は多い、と思いますが、そういう会社って、発展しないと思うんです。

耳にしたくない情報や反対の意見をどれだけ取り入れられるかは、その人の度量であり包容力。
人の話を聞かないでいると、やがて裸の王様になってしまいます。

今、忖度やパワハラが、さまざまな問題を引き起こしていますが、それを許す空気を作るのは、トップにもみんなにも原因があるように思います。

いい事はいい、良くないことはダメ。
その当たり前のことを、自分や誰かの損得に関わらず、いつでもフラットに示せる人が増えれば、そういう問題も起きなくなります。

本当はいいと思っていないのに、上司や同僚、家族や友人の意見に、つい同調してしまい、別の所でグチを言ったり、逆にグチを言えず我慢しすぎて心のバランスが崩れてしまったりする事もありますね。

仕事をしていると、利益が相反してwin- winが難しいことや、どちらが良いか判断が難しいことも多く起きますし、皆んなと違う意見を言うのが難しかったり、頑固者と捉えられるリスクもあります。

でも根底に誠実さがあり、相手との信頼関係があれば、良い方向に向かうもの。

信頼できる人になれているかどうか、
日々の言動を見直してみませんか？