「“女船井”と呼ばれる経営者」の幸せになる生き方

このページは、船井本社グループのイリアール株式会社の代表取締役を２００６年から務める乗附なほみによるコラムページです。
舩井幸雄が経営術を実践的に教え、“女舩井”と呼ぶ唯一の女性経営者です。
経営者として、女性として、舩井幸雄の教えを活かした生活をお伝えしていきます。

仙台で行列ができるクリニックを営んでいらっしゃる、
丸山修寛先生が、お忙しい中、弊社へいらして下さいました。

丸山先生は、『ザ・フナイ』の６月号で、
「電磁波が 『がん・リウマチ・成人病・うつ病・難病』の原因」
という記事を発表して、センセーションを巻き起こしました。

この記事に、はっきりと電磁波の害について書かれていらっしゃいます。
電磁波は、これらの病気だけでなく、花粉症などのアレルギー、ニキビ、頭痛、
家庭内の問題や、子供の成績などにも影響があるとのこと。

続く７月号、８月号でも、１人１５０名もの患者さんを治療しているご経験に基づいた、あらゆるケースを紹介されています。

事実なだけに、その説得力は絶大です。

そもそも、日本では電磁波についてあまり報道されません。
マスコミのメインスポンサーに電気関係、携帯電話関係の会社が多いこともあるのでしょうか。
それに電磁波を気にしたら、東京には住めませんし、そういう事を気にしていると言うと、ちょっと変わった人と思われそうで、私も半信半疑でした。

早くから電磁波の悪影響に警鐘を鳴らされていた舩井会長に出会い、
増川いずみ先生の研究など、いろいろ調べるうちに、
１９世紀から電磁波による健康被害について、世界中で様々な論文が発表されていて、
欧米では多くの訴訟が起きていることを知りました。

それからしばらくして、友人が、なんと２人も脳に腫瘍ができてしまって、
電磁波対策の必要性を感じるようになりました。
その２人は、携帯で長電話するという共通項があったのです。

客観的な事実として、２０１２年、イタリアでは最高裁判所が
「脳腫瘍になったのは携帯電話の電磁波が原因だ」という６０歳男性の訴えを認め、全国労働災害保険協会に、労災保険の支払いを命じる判決を下しました。

この判決は、長年にわたる携帯電話使用と脳腫瘍発症の因果関係を示したスウェーデンの学者らの研究結果について、「信頼性が高い」と認定したそうです。

丸山修寛先

ドイツではＷｉ−Ｆｉを使用しないよう市民に勧告が出ています。
フランスでは無線ＬＡＮの屋外での使用、学校での使用は法律で禁止されています。
携帯電話での会話はハンズフリーを推奨義務化し、
フランスとベルギーでは１４歳以未満をターゲットとした宣伝広告が禁止です。

電磁波や電化製品が危ないと煽るつもりはありませんが、
私は、かなり酷いアレルギーに１年中悩まされているので、アレルギーの専門医でもある、丸山先生に一度お話を伺いたいと思っており、お会いできることをとても楽しみにしていました。

丸山先生は、素朴な仙台弁と笑顔がとてもチャーミングな、素敵な先生でした。
柔和で、正直な感じの仙台弁が、とっても安心できて、　
リラックマのような、と言ったら失礼でしょうか。
お会いしたとたんに、ファンになってしまいました。
本気で、世界中の人を救いたいと考えておられるのが、よくわかりました。
この先生が、あれだけハッキリ書かれた記事。
本当なんだな、と思いました。

さっそく、病気にならないため、治すため、家庭や職場が平和であるために
どうしたらいいかを伺いました。

電波は距離の二乗に反比例して弱くなるので、
・携帯電話で会話する時はイヤホンマイクを使う
・寝る時、頭の近くに携帯やスマホを置かない
というのが基本。

・金属製の眼鏡やイヤリング、髪留め、歯の詰め物は、電磁波の影響を強くするので、避けたほうがいい。

・加えて、電磁波を発生させるものに、対策を施したほうがよく、特に配電盤、寝室、携帯電話、ＬＡＮ関係装置には、注意したほうがいい。

ということでした。

先生がお持ちの電磁波を測定する装置をお借りして、
会社中を測ってみました。

会議室の空中　０．１
コンセント　１１７
私のデスク周り　３４

会議室の空中　０．１

コンセント　１１７

一番高かったのは、コールセンターの２台のＰＣモニター前でした。
同じ時に購入した同じ機種のＰＣとモニターが何台もあるのに、
何故か、２台だけ、測定器が振り切って測定不能なほど、数値が高いのです。

恐ろしい……どうして？

その原因は、モニターの下に置いていた、ＨＵＢ（スター型ＬＡＮで使われる集線装置）でした。
やはり、ＬＡＮ関係の装置が、最も強い電磁波を出しているのです。

丸山先生は、特にコンセントに注意して欲しいとおっしゃいます。

「アース機能がない家に住んでいるのは日本だけ。
日本のコンセントは、豚の鼻のような２つ口で、アース機能がありません。
欧米のコンセントは３つ口で、アースが付いています。
欧米の２００Ｖに対し、日本は１００Ｖなので、
アースをしなくても感電しないからということになり、２つ口コンセントに。

アース端子のない家やアース線の付いていない電気製品もありますが、アースは、『地球につながる線』という名の通り、余分な電気を土中に返し、漏電による感電を防ぎ、 家の中の電磁波や静電気を低減させる、重要な役割があります。

アースがきちんと取られないと、 電磁波のうちの電場と磁場の影響をもろに受けてしまう。
アース線をきちんと繋げているか、確認したほうがいいと思いますよ。」

社内のコンセントを計測すると、丸山先生がおっしゃる通り、使っている所より、使っていない所のほうが高い数値でした。

丸山先生にお聞きした内容は、近々まとめようと思いますが、
取り急ぎ、電磁波対策は必要だと思い、ここに記しました。

電磁波は波ですから、理論上、音と同じように、
逆位相の電磁波を当てれば、相互に打ち消しあってゼロになり、中和されます。
さまざまな考えに基づいた、多様な対策品が出ており、「ほんものや」でも
いろいろご紹介しています。

ご興味のある方は、『ザ・フナイ』のバックナンバー、「ほんものや」丸山先生特集ページ、増川先生特集ページ、丸山先生もご愛用の「ウェイヴ・ライダー」などをお読みいただければと存じます。

また丸山先生のお話は、１１月２日、「舩井★SAKIGAKEフォーラム」でお聴きいただけます。