「“女船井”と呼ばれる経営者」の幸せになる生き方

このページは、船井本社グループのイリアール株式会社の代表取締役を２００６年から務める（※2022年退任）乗附なほみによるコラムページです。
舩井幸雄が経営術を実践的に教え、“女舩井”と呼んだ唯一の女性経営者です。
経営者として、女性として、舩井幸雄の教えを活かした生活をお伝えしていきます。

「世界人口白書2022」によると、今、世界には79億5400万人、
日本には1億2560万人がいる。（世界11位）

では、日本列島には、今まで、どのくらいの人が暮らしたのでしょうか？

その答えは後程として、前回の当コラムで書いた淡路島で
日本列島の生い立ちに興味を持ち、
かなり久しぶりに東京・上野の国立科学博物館、
科博へ行ってみました。

日本館と地球館、485万点以上の収蔵物を持っているため
それぞれ見応えがありすぎる展示で楽しくて1日中おりました。

日本館では、日本列島の形成の解説や、存在していた恐竜、鉱物
日本列島にて独自の進化を遂げた生物（の骨や剥製）や人類史、
天体望遠鏡や時計などの技術発展の歴史を知ることができます。
大人になって見ると、実に面白い展示ばかり。

最初の日本人はどこから来たか？
ホモ・サピエンスは、6〜5万年前に、アフリカを出て世界に拡散。
日本に到達したのは、4万年前。日本最古の人骨化石は
那覇で32000年前のものが見つかっているそうなので
少なくとも、その頃には、人類が生活していたのですね。

面白い展示では、「世界最古の落とし穴」がありました。
3万年前頃、愛鷹・箱根山麓で、狩りのために掘られていたそう。
昔から日本人の発想は、ユニークだったのでしょうか。

日本の鉱物は約1150種。
先月末、夜空に確認されたという「火球」をご記憶でしょうか？
50gほどの隕石となって東京都葛飾区や墨田区あたりに
落ちた可能性があるとのこと。
もし見つかれば、何百万、あるいは1億円超での取引もある
と話題でしたが、科博には、135kg（現在は106kg）の気仙隕石や
174kgもある田上隕鉄など
今までに日本に落下した多数の隕石も展示されていました。
（鉱物マニアの私、このエリアにずっと居たかった・・・）

他に興味深かったのは、日本には固有の植物や動物が
他国に比べてとても多いという事。
日本に107存在する哺乳類のうち、48種が固有種。
魚類は3850種のうち419種、植物は5300種のうち1800種。
イギリスでは哺乳類42種、魚類315種でいずれも0種という
ことと比較すると、同じ島でも日本は特有であることが分かります。

そして、最初の質問の答え。
日本列島には、今まで、どのくらいの人が暮らしたのか？
今は1億2560万人ですが、累計では5億人です。
意外と少なくありませんか？
縄文時代前期620万人、縄文時代後期1500万人
弥生時代2380万人、奈良・平安時代1億540万人、
中世8490万人、江戸時代1億790万人、
明治・大正時代4490万人、なのだそうですよ。

今、私達はこの国をどう平和で良い国として
発展させていくのか、時代の岐路にあります。
科博の展示で、祖先の方々があって、存在していることを
改めて実感することができました。

地球館も素晴らしく、たくさんの恐竜の中に
ジャイアントパンダのホアンホアンの剥製もひっそり居て
ビックリしました。フェイフェイとトントンも居ます。
探査機はやぶさ実物大模型や
月の石（アポロ11号、アポロ17号が採集したもの）など
一見の価値がある物が多数。
ぜひ訪れてみてください。