船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井本社グループスタッフによるコラムページです。 「これからは“本音”で生きるのがよい。そのためには“本物の人間”になることが大事」という舩井幸雄の思想のもと、このページでは、社員が“本物の人間”になることを目指し、毎日の生活を送る中で感じていること、皆さまに伝えたいことなどを“本音ベース”で語っていきます。

書:佐野浩一
船井幸雄グループ社員の日々もの思ひ、考へる あの社員の一日を公開!
今、最も注目される哲学者は何を語るのか?
2019.1.28(Mon)
社名:(株)51コラボレーションズ
名前:服部 真和

皆様、こんにちは!51コラボの服部と申します。

今回は、今最も注目されているという哲学者が何を語るのか? ということについて書いてみたいと思います。その人物とはドイツの若手哲学者マルクス・ガブリエルという人。

マルクス・ガブリエルの『なぜ世界は存在しないのか』(講談社選書メチエ)という本に注目が集まっているのです。というのも、この本がドイツでベストセラーになったり、NHKの「欲望の資本主義」等の番組にも出演したり、大学などの講演会に引っ張りだこなのだというのです。

ということで、私もこの『なぜ、世界は存在しないのか』を読んでみました。彼のいう思想は「新しい実在論」であると標榜しています。

彼曰く、あらゆるものを包括する世界は存在しないということ。

このあらゆるものを包括するというのがミソで、たとえば、宇宙は存在するのか? という場合、すべてを包括し得る宇宙は存在しないというわけです。宇宙とはすべてではなく、特殊な限定領域にすぎないというのです。

逆説的には、存在しないゆえに、個々のあらゆるものは無数に無限に存在しているということ。

ここでいう存在とは、たとえば伝説上の生き物である一角獣=ユニコーンですが、それを図像で示した場合、ユニコーンは確かに存在するし、それをイメージする人の頭の中にはユニコーンは存在するというのです。

世界には触って確かめることのできない対象、例えば、国家、夢、芸術作品といったものも存在するというのです。

では、その存在するとはどういうことか? それは何らかの「意味の場」に現象するということであると。なので、上記のユニコーンは意味の場に現象しているから存在するということになる。

いかなるものも、意味の場に現象するから存在する。そしてすべてを包括する世界が存在しない以上、限りなく数多くの意味の場が存在する他ない。世界の外には何も存在しない。世界の外にあると考えられるものも、そのように考えられるものとして世界の中に存在している。

だんだん難しくなってきました……。これを書いている私の頭が混乱してきました。ややこしい。

とにかく、我々の運命は、けっして意味の場から逃れることは出来ず、果てしない意味の場の炸裂の中を生きている。となると人生の意味とは? という問いの答えは意味それ自体のなかにある。

つまり人生の意味とは尽きることのない意味に取り組み続けるということであり、我々は途方もない探検のさなかにいるのだというのが、マルクス・ガブリエルの言うところです。

これは、世界大戦後に実存主義が起こり、続き、構造主義、そしてポスト構造主義という哲学の流れの延長線上にあるものだといいます。

私自身は特に哲学を勉強してきたわけではないので、その流れについてわかりませんが、世界は存在しないという発想法は、わからない部分もありますが、読後の感想はなかなかユニークで面白いと思いました。

基本、哲学なので読了するには難しい部分もありますが、哲学特有の超難解な言葉を使わないところが、まだ入りやすいと思うのでした。すくなくとも、私なりにこれまで哲学書と呼ばれるものにチャレンジしたことがあるのですが、一番読みやすかったので、また新刊が出たときはチャレンジしてみようかな、と思ったのでした。


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2周目:「映画館へ行こう!」
3周目:「清々しいメロディに紡ぎだすハート」
4周目:「刺激的な人物がいた!」
5周目:「人の変化で時代を感じる」
6周目:「ひまわり大作戦」
7周目:「雑感」
8周目:「あらためて「プラス発想、素直、勉強好き」を・・・」
9周目:「想いは実現するということの私なりの解釈」
10周目:「宮沢賢治と手帳」
11周目:「防災の心得」
12周目:「書と陶の融合・・・私探しの旅に出て私になる」
13周目:「麻について」
14周目:「歩くことが楽しくなってきた」
15周目:「工夫をしよう!」
16周目:「アルゴ」
17周目:「私が過ごした本物研究所について」
18周目:「「笑いとばせ」という感性」
18周目:「「ありがとう」の言葉の力」
19周目:「美術館は妖怪ブーム」
20周目:「インフレ時代到来か?」
21周目:「20代の仕事の思い出」
22周目:「舩井幸雄が遺してくれたもの」
23周目:「まっ直ぐなやさしさ」
24周目:「山口敏太郎さんという方にお会いした印象」
25周目:「突出したことをしないでセミ・リタイアした男性」
26周目:「「精麻」で幸運を呼び込む」
27周目:「新春はこの人に注目!」
28周目:「20年前を振りかえる」
29周目:「新しいことをやるには……」
30周目:「月並みですが持続のコツ」
31周目:「やってみて気づく」
32周目:「運を味方にするサイトがオープン!」
33周目:「雑感」
34周目:「セルフ・ブランディングの時代を感じて」
35周目:「絶望と無気力の淵から立ち上がって・・・」
36周目:「今から、ワクワクしています!」
37周目:「スピ・サミ・レポート」
38周目:「3・3・3の原則」
39周目:「この人、イイね!」
40周目:「エジプトに行ってきました!」
41周目:「違和感を感じる自分」
42周目:「スピリチュル・サミットの季節が・・・」
43周目:「禅を新発見」
44周目:「道教」
45周目:「ゴッズ・オブ・エジプト」
46周目:「タオという宇宙観」
47周目:「ドラゴン・イン台湾」
48周目:「テレサ・テンは菩薩だった!」
49周目:「宮沢賢治の言葉に触発されて」
50周目:「新しい女性美の提案企画スタート!」
51周目:「響」
52周目:「イスラエルに行き感じたこと」
53周目:「不思議な施術体験、すごかった!」
54周目:「次元上昇」
55周目:「呪詛大国日本」
56周目:「遥かなるイスラエルへの旅」
57周目:「伊勢神宮の月次祭を奉拝して」
58周目:「古本屋で昔、買えなかった本に出合う」
59周目:「カバラの衝撃」
60周目:「女神の時代へ」
61周目:「フェニックス=火の鳥=鳳凰」
62周目:「不思議大好き!知られざる日本」

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