船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井本社グループスタッフによるコラムページです。 「これからは“本音”で生きるのがよい。そのためには“本物の人間”になることが大事」という舩井幸雄の思想のもと、このページでは、社員が“本物の人間”になることを目指し、毎日の生活を送る中で感じていること、皆さまに伝えたいことなどを“本音ベース”で語っていきます。

書:佐野浩一
船井幸雄グループ社員の日々もの思ひ、考へる あの社員の一日を公開!
東京オリンピック開催について
2021.7.12(Mon)
社名:(株)本物研究所 執行役員兼マネジメントチームマネジャ
名前:坂本 眞一

皆さんこんにちは。
さて、世間はコロナ禍4次流行と騒がれており、東京でも7月12日から緊急事態宣言が出されました。その中で開催される東京オリンピックに関して、個人的な感想を述べたいと思います。
スポーツが大好きな私にとっては有観客で行ってほしいですが、分析していくと・・・
(※7月8日時点の内容になります。)

7月23日に開幕予定の東京五輪について、1万人を上限に観客を入れて開催する方針が6月21日、大会組織委員会や政府、国際オリンピック委員会(IOC)などの協議で決まりました。東京五輪を巡っては、新型コロナウイルスの流行を踏まえて、中止や再延期を求める声が世論調査で多くを占め、政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長ら専門家有志も同18日、「無観客開催が最も望ましい」とする提言を組織委に提出した中、それらを無視した形での決定です。有観客で開催し、国内外の新型コロナの状況がさらに悪化した場合、何が起きるのでしょうか。「東京五輪が負の遺産となり、オリンピックが継続不能になる危険性もある」と語る、一般社団法人日本スポーツマンシップ協会理事の方がおっしゃっていました。

開催途中で緊急事態、無観客に?
・東京五輪の各競技について、1万人を上限に観客を入れる方針が決まりました。現在、発令中の「まん延防止等重点措置」の解除が前提ではありますが、どのように思うか?
「東京都には過去3回、新型コロナによる緊急事態宣言が発令されてきました。1回目の宣言が2020年5月25日に解除されたときには、解除前7日間の平均新規感染者は6.9人、2回目の2021年3月21日解除前7日間は301.1人でしたが、3回目、今回の2021年6月20日解除前7日間は388.0人と過去3回の中で最も多い状況です。 2020年秋ごろの新規感染者が減少していた時期、プロ野球などのスポーツは観客1万人超、会場収容人数の半分という条件で運営されました。2020年11月22日の日本シリーズ第2戦は約1万6000人の観客が入りましたが、クラスターは発生しませんでした。その後、急激に新規感染者が増えることもありませんでした。
このように、スタジアムに1万人を迎えることがダイレクトに感染者の拡大につながるというデータはありません。しかし、オリンピックは339の金メダルが2週間で決まる過密スケジュールです。例えば、8月6日には28の決勝が開催される予定です。多くの会場に1万人の観客を迎えていたら、それだけ人流が増加するでしょう。その上、日本人選手がメダルを獲得したら、テンションの上がった観客がいつもより1杯多く飲んで、羽目を外すこともありそうです。 有観客のオリンピックをきっかけに感染者が急増し、パラリンピックの時期などに5度目の緊急事態宣言を東京に発令する事態も考えられます。野村総研の計算によると、今年1月からの2度目の緊急事態宣言は最大11都府県で発令され、73日間で6兆2800億円の経済損失だったと公表されています。政府は無観客化によるチケット払い戻し『900億円』と、緊急事態宣言による『兆円』単位の経済損失と、どちらのダメージが大きいか判断できないのでしょうか」

・「アスリートのために観客を」という声もあるようですがどう思いますか?
アスリートは満員の観客が入ったスタジアムでこそ、いつも以上のパフォーマンスを発揮できる、という意見がありますが、実は、それは科学的には実証されていません。米エロン大学のキンバリー氏は実験によって、応援の歓声によって、アスリートのパフォーマンスが向上することはなく、一方、やじやブーイングではパフォーマンスが下がることを明らかにしています。アスリートのパフォーマンスだけを考えれば、スタジアムに観客を集めることのメリットは見つからないと考えます。

・菅義偉首相は6月17日の記者会見で、東京五輪の観客に「大声を出さない」「直行直帰を」と求めました。現実的な要請でしょうか?
「今年の大型連休に千葉市で4日間開かれた野外ミュージックフェス『JAPAN JAM 2021』は連日、1万人弱の観客を迎えました。東京スカパラダイスオーケストラなどの人気アーティストが出演しましたが、コロナ前なら大歓声を上げていた観客も主催者の『大声を出さない』という要請に応え、静かに、しかし、激しく体を上下に揺らしていました。興奮した観客がルールを破ることもなく、コロナ禍でフェスが行われた現場を私はこの目で見ました。クラスターが発生しなかったのを確認したことも主催者は発表しています。フェスと五輪を比較するのは強引かもしれませんが、日本の観客のマナーは想像以上によいといえます。
ただ、JAPAN JAMには『マナーを守る動機』がありました。ステージ上のアーティストは『今、俺たちはコロナとの戦いの最前線にいる。みんな、コロナに感染しないでくれ! またフェスができなくなるし、またコンサートができなくなる』と何度も呼び掛けました。ファンにとって、アーティストからの『お願い』効果は大きかったと思います。 菅首相や丸川珠代五輪相、橋本聖子組織委会長の『お願い』に、1年以上続くコロナ禍に耐えてきたアーティストと同じ『切実さ』や『思い』があれば、『大声を出さない、直行直帰の五輪』が実現するかもしれませんとは思います。

・今後の感染状況によっては、東京五輪の途中で無観客となる可能性もありますか?
「これは最悪のシナリオですね。東京五輪開催中に東京の新規感染者が1日1000人を超えたら、その後1週間程度で2000人に届く可能性があります。そして、緊急事態宣言が発出されれば、大学のリモート授業は続き、運動会や修学旅行の中止がさらに増え、プロ野球もJリーグも無観客化し、『暗黒のトンネル』に逆戻りします。 ワクチンによる集団免疫が期待できるのは、今の接種スピードで計算すると来年の1月か2月です。五輪中の8月上旬から9月末まで緊急事態宣言、その後1カ月間、10月末まで、まん延防止等重点措置になれば、飲食店の倒産は増加し、政府が負担する『協力金』の出費も激増するでしょう」
とにかく、開催してもやはり尾身茂会長が提言している「無観客」が今のところのベストだと感じている今日この頃です。

(※7月8日時点の内容になります。)


3周目:「我以外皆我師」
4周目:「中村天風氏教義・心身統一法」
5周目:「心身統一法実践編」
6周目:「中村天風式のヨーガとは…」
7周目:「私の好きなパワースポット」
8周目:「イルミネーションを見ながら感じること」
9周目:「偽証罪も動かぬ証拠が・・・」
10周目:「佐々木了雲先生に学ぶ」
11周目:「金融のプロから学ぶこと」
12周目:「一流になるためのコツとは・・・」
13周目:「「運命を拓く」を読んで <人間の心の在り方が人生を支配する>」
14周目:「マヤ暦とマヤ文明について」
15周目:「日本のTPP参加にてアメリカの圧力を感じること」
16周目:「砂糖が持つ依存症とは・・・」
17周目:「〜哲人・中村天風氏の人生観〜人はどう生きたらいいの?」
18周目:「河村武明さんから学ぶこと」
19周目:「バクテリアで身体をいつまでもハツラツと!」
20周目:「〜素頭をどう鍛えるかで人生が変わる〜」
21周目:「未来への言霊を読んで」
22周目:「『舩井幸雄を想う』を読んで・・・」
23周目:「不変のマーケティングとは……」
24周目:「衝撃の未来と新しい働き方とは?」
25周目:「小山会長(前船井総合研究所会長)の勉強会を受けて」
26周目:「スポーツから学ぶこと」
27周目:「マズローの神髄とは……」
28周目:「政木フーチから学んだこと・・・」
29周目:「竹布の素晴らしさとは・・・」
32周目:「元船井総研の小山会長の勉強会を受けて」
33周目:「ワールドカップラグビーからみる日本人の在り方」
34周目:「政木フーチの真髄を知る……」
35周目:「本物研究所が取り組んでいること」
36周目:「「ベストセラー作家 ひすいこたろう氏の講演会」に参加して」
37周目:「食を理解して、健幸に生きよう!」
38周目:「波動の第一人者 山梨浩利氏の講演会の感想その1」
39周目:「メンタル&スキルによってプロを目指す・・・」
40周目:「リオ・オリンピックで一番感じたこと」
41周目:「運命を拓くとは・・・」
42周目:「中村天風氏の「ほんとうの心の力」とは・・・」
43周目:「中村天風氏の「ほんとうの心の力」とは・・・第2弾」
44周目:「中村天風氏のほんとうの心の力とは・・・」
45周目:「中村天風氏のほんとうの心の力とは その3・・・」
46周目:「運命を拓く」
47周目:「藤井聡太四段から学んだこと…」
48周目:「やってみました!1日1食 長寿遺伝子が微笑むファスティングを実践して その1」
49周目:「やってみました!1日1食 長寿遺伝子が微笑むファスティングを実践して その2」
50周目:「〜天風氏の心にしみる7つの言葉(第1話)〜」
51周目:「〜天風氏の心にしみる7つの言葉(第2話)〜」
52周目:「新時代は健康のキーワードは抗糖化へ…」
53周目:「新入社員を迎える上で人財とは」
54周目:「新時代は健康のキーワドは抗糖化へ PART2」
55周目:「居酒屋さんでも健康提案」
56周目:「PLANの目的と立て方について」
57周目:「2018年本物研究所 感謝祭を終えて」
58周目:「あのホリエモンの発想力と行動力は素晴らしい」
60周目:「中村天風 言葉には強大な力が宿っている」
61周目:「人生の岐路にたったら この本を読んでみよう!」
62周目:「『そしてフェイク経済の終わりが仕組まれる』を読んで その➀」
63周目:「『そしてフェイク経済の終わりが仕組まれる』を読んで そのA」
64周目:「「OODAループ」と「PDCA」の違いについてPART1・・・」
65周目:「「OODAループ」と「PDCA」の違いについてPART1・・・」
66周目:「米大統領トランプ来日と真実の日本史について」
67周目:「すいません、ほぼ日の経営の書籍をみて・・・」
68周目:「熱中症対策について」
69周目:「ルパン三世から自由を学ぼう!〜自分を大切に、人に優しく〜」
70周目:「〜理想の上司を目指して〜」
71周目:「アドラー心理学書籍「嫌われる勇気」の感想文」
72周目:「光本勇介氏「実験思考」の感想文」
73周目:「「漫画バビロンの大富豪の教え」を読んで…」
74周目:「Fukushima 50を見ての感想」
75周目:「<リーチ マイケル>現在の生活とコロナ禍で求められる『ONE TEAM』についての感想」
76周目:「夏の甲子園中止で失うもの、得るもの」
77周目:「わが町の史訓 新渡戸稲造について」
78周目:「渋沢栄一の「論語講義」を読んで」
79周目:「ドラマ『半沢直樹』が倍返しで面白くなるかもしれないポイント」
80周目:「塚澤健二氏の『暴落はまだ終わっていない!』のまとめ」
81周目:「「コロナの明日へ」を読んで・・・」
82周目:「ストレスに負けない心と体をつくる!」
83周目:「マーケティング3.0が目指す世界観とSDGsについて」
84周目:「『「与える人」こそ成功する時代』を読んでの感想」
85周目:「<「原因」と「結果」の法則の書籍を読んで・・・前編>」
86周目:「<「原因」と「結果」の法則の書籍を読んで・・・後編>」

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