船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井本社グループスタッフによるコラムページです。 「これからは“本音”で生きるのがよい。そのためには“本物の人間”になることが大事」という舩井幸雄の思想のもと、このページでは、社員が“本物の人間”になることを目指し、毎日の生活を送る中で感じていること、皆さまに伝えたいことなどを“本音ベース”で語っていきます。

書:佐野浩一
船井幸雄グループ社員の日々もの思ひ、考へる あの社員の一日を公開!
問題は発明の母
2020.10.27(Tue)
社名:(株)本物研究所/(株)51コラボレーションズ
名前:門脇 宥希

新型コロナウイルスを契機に失業者と失業者予備群の増加がニュースでも明るみになってきました。旧来のビジネスモデル自体が立ち行かなくなった大企業が人件費減らしに傾くようになっていますが、すべての業界が総崩れというわけではなく、ITをはじめ、必ずやこういう時こそ頭角を表す企業や人財はいるものです。このような時こそチャンスととらえて、空白マーケットを狙うベンチャー型企業の勃興…

「ピンチをチャンス」に変える「逆転の発想」法です。

そのようなベンチャースピリットについて、掘り下げてみるとまずは、パレートの法則という普遍的な法則を知る必要がありそうです。パレートの法則とは、「2:8の法則」とも呼ばれ、顧客全体の2割である優良顧客が売上の8割をあげている…など、マーケティング用語に出て参りますが、この「2:8の法則」…「2:8:2」とも言えますが、マーケティングの業界だけでなないようです。

舩井幸雄は、人財についても言及していました。会社の業績を引っ張り、さらには世のため人のために使命感を持って働く人材を「人財」と呼ぶ。船井流は、長所伸展法を挙げていますので、先の「2割」へのお客様や商品のみならず、人財をいかに増やすかも経営のポイントだと口酸っぱく言っていたことを思い出します。それは、働きアリの実験でも同様のようで、働かないアリを省いたとしても、必ずや働かないアリは普通のアリからあらわれる…この「2:8:2」の法則は、必ず再現される世の中をつらぬく「法則」と言えそうです。

このようなことを考えても、新型コロナウイルスを契機に「この法則」は如実に表れるように思います。

新型コロナウイルスを、「問題」で大変だととらえるか?
新型コロナウイルスは、「ルネサンス」の始まりだ!

と捉えるかで、まったく思考と行動は変わるように思われます。おそらく後者は、「2:8:2」の少数派の「2割」ということになり、大衆の意見や考え方には流されない層ということになります。

そこでもう一つ付け加えて、「B層」戦略にも触れておきます。「B層」とは何か?…「B層」とは「マスコミ報道に流されやすい人たち」という定義。こちらは、もう15年も前、まだ記憶に新しい2005年9月の郵政選挙の際、自民党が広告会社スリードに作成させた企画書「郵政民営化・合意形成コミュニケーション戦略(案)」による概念と言われています。この企画書は、国民をA層、B層、C層、D層に分類して、構造改革に肯定的で、「具体的なことはよくわからない」が、小泉純一郎のキャラクターを支持する層をB層と規定していた…。ウィキペディアをご覧いただくと出て参りますが、大衆をある一定方向へ扇動する方法はひとつの戦略として練られていた…結果はご存知の通りですが、あるターゲット層を明確にしていたのです。

よって、このような激変期は、マスメディアが取り上げない「少数派」の数少ない「成功モデル」を探すのがポイントであることは明らかでしょう。

コラムでも何度かご紹介した、その「少ないチャンス」を見出していく少数派のベンチャーを探す時、絶好のモデルがあるのが日本を飛び越えて、メディアでは全く取り上げない中東の小国…ユダヤの本拠地のイスラエルです。

最近、テレワーク用に新しくパソコンを買い替え、性能と効率の良さにびっくりしましたが、パソコンの性能のカギを握るCPU…インテルのコアcoreはイスラエルベンチャーが元々で、パソコンのセキュリティやGoogleの検索機能にもユダヤベンチャーが入り込んでいます。

そこで、なぜ、ベンチャーが育まれるかの大きなポイントに、元三井物産の米山伸郎先生は「キブツ」を挙げています。「キブツ」はユダヤ人が国を失った社会保障もない時代からの農業を土台にした生きるためのセーフティネットですが、「食」と一体型であることが注目されます。

生きる食のセーフティネットがあるからこそ、失敗しても再チャレンジできるという、ベンチャースピリットにつながっている…加えて、イスラエルの人口は700万人強。大阪府の人口より少ないけども、アメリカをはじめとして世界から注目され、一人当たりの労働生産性は日本を優に超えています。

今後、日本は人口減少時代となるわけですが、都会型の人口規模で勝負するのではなく、一人当たりの労働生産性を高めることが必須であることはイスラエルを見ると明らか。

大衆扇動に流されない…全体のわずか約1〜2割くらいの「逆転の発想」をしている「人財」は必ずいて、少数派のユダヤメンタリティに「それ」が如実に見えるのです。

「問題は発明の母」だと。

何千年規模で、国を失いながらも逆境を生き抜いてきたユダヤメンタリティ。おそらく、コラム読者の皆様も、こちらのホームページを開いているということは、大衆扇動に流されない「少数派」と言えるのではないでしょうか。これからも皆様の良心と直感を確認し確信が持てるような情報をこのような場でお伝えできれば幸いです。


2周目:「妻のお腹の張りについて」
3周目:「包み込みで商売繁盛」
4周目:「船井流ルール化」
5周目:「“ほんまもん”のつながりって何?」
6周目:「夢の設計図は時空の超越体験へのステップ?」
7周目:「幸せ、利益、本当にやりたいこととの統合」
8周目:「“本物”の流通の現場は学びの宝庫」
9周目:「“本物”の流通は人との関係性が決め手」
10周目:「独自固有の長所を生かせば絶妙に共生できる」
11周目:「コミュニケーションプラットホームとミニロゴストロン」
12周目:「子育ての気付きも物事の相似象」
13周目:「人との出会い力が鍵」
14周目:「儲かるお店はマンダラづくりにあり」
15周目:「フロー体験の再現」
16周目:「小商いのススメ」
17周目:「小商い共生モデルはセレンディピティを引き起こす」
18周目:「共生時代での卸問屋の役割」
19周目:「資本主義から新しい時代への超具体的実践」
21周目:「善悪の判断基準を超える」
22周目:「語って語って語り抜け」
23周目:「コミュニケーション進化が加速する!」
24周目:「新しい形態づくりで生き方が変わる」
25周目:「情報媒体の威力」
26周目:「時間という洗脳」
27周目:「ハラを決めて衆知結集一体化へ」
28周目:「目を背けずに陰(いん)を見る」
29周目:「分離か統合か」
30周目:「視点(次元)をズラす」
31周目:「2035年はどうなるか?」
32周目:「マネー資本主義崩壊はいつか?」
33周目:「つなぎ役」
34周目:「コラボレーションする故に我あり」
35周目:「二項対立の果て」
36周目:「表を動かす陰の力」
37周目:「2016年、丙申(ひのえさる)年の兆候が出てきた」
38周目:「数に秘められたシクミを思い出す時代」
39周目:「言霊(げんれい)の真髄を知り事(こと)が始まる」
40周目:「世を変える素晴らしい人財の発信が燃える」
41周目:「言葉にならない情報を言語化」
42周目:「現状維持か破壊か?」
43周目:「高い壁に覆われた自由と幸せは錯覚か?」
44周目:「支配と被支配の終わりの序章か?」
45周目:「次元の扉を開く重力波」
46周目:「私(わたくし)から公(おおやけ)へ」
47周目:「私が舩井幸雄に惚れた理由」
48周目:「破壊と創造は同じタイミングでやってくる」
49周目:「やらされ仕事」
50周目:「軍産複合体と食」
51周目:「人のエゴレベルの変化が垣間見える、新世代の兆候」
52周目:「生命の樹(カバラ)と日本の至高、言霊」
53周目:「「ユダヤ人大富豪の教え」の真髄はどこにあるのか?」
54周目:「右回りの時計の時間…洗脳からの解放」
55周目:「あなたの目の前の現実は、仮想現実か?」
56周目:「生き抜く土台だ!イスラエルのキブツ」
57周目:「知識偏重教育に隠された身体の叡智」
58周目:「薬を使う対処療法の限界」
59周目:「AI(人工知能)時代に求められる能力」
60周目:「誰も知らない日本の叡知」
61周目:「すべての諸問題の原因は「土」か?」
62周目:「ユダヤ人大富豪の秘密はどこだ?」
63周目:「卸問屋とメディアの類似」
64周目:「資本主義崩壊の目撃者となるか」
65周目:「カタカムナと言霊(コトタマ)」
66周目:「日本語脳とニュー・バーチャル・リアリティ」
67周目:「若者よ目を覚ませ」
68周目:「YAP遺伝子を呼び醒ます出雲の裏」
69周目:「船井流包み込みと不二一元論」
70周目:「メディア扇動も限界必至か」
71周目:「自然の秩序維持機能と人類の行方」
72周目:「宗教戦争が非常識になる時代も近い」
73周目:「2020年、言霊復興元年か」
74周目:「メディア扇動と素直の本質」
75周目:「2020年大転換のシナリオを解明せよ」
76周目:「プラシーボ効果とインフォデミック」
77周目:「人体の大いなる可能性」
78周目:「目に見えない運の科学」
79周目:「ショックと物理エネルギーと天地自然の法則」
80周目:「精神エネルギーと政木フーチ」

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