船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井本社グループスタッフによるコラムページです。 「これからは“本音”で生きるのがよい。そのためには“本物の人間”になることが大事」という舩井幸雄の思想のもと、このページでは、社員が“本物の人間”になることを目指し、毎日の生活を送る中で感じていること、皆さまに伝えたいことなどを“本音ベース”で語っていきます。

書:佐野浩一
船井幸雄グループ社員の日々もの思ひ、考へる あの社員の一日を公開!
地獄についてちょっと感じたこと
2025.12.23(Tue)
社名:(株)本物研究所
名前:服部 真和

怖い閻魔も時代により変化

皆様、こんにちは!本物研究所の服部です。
さて先日、興味ある話を聞いたので、今回はそれに関連することを書きたいと思います。

私はすこしばかり<地獄>について興味を持っています。というのはあの世に行ったら天国、地獄と別れると世界各地、様々な宗教で言われていますが、その描写は、地獄はつらい責め苦や悲惨な状況を詳しく描かれ、天国はあまり詳細に描かれていないからです。地獄は●●地獄とか言った描写で聞くだけで、あるいは、見るだけで嫌で絶対に遠慮したいものが描かれています。

それは仏教だけでなく、キリスト教の死生観にも影響を与えたイタリアのダンテの「神曲」にも、地獄、煉獄、天国のことが細かく書かれ、天国はイメージしづらいのですが、地獄はまるで仏教の針山地獄とか、灼熱地獄を想起させ、類似しているなと感じさせるくらいに、ありありと描かれています。ダンテが描いた地獄も日本と同じような身の毛もよだつ場所、それがのちに、カトリックに影響を与えることになります。

このような現象は、悪いことすると地獄に落ちるからしてはダメだよ、と戒め、道徳、教育の要素が強いから、地獄の描写は残酷で生々しいのが多いのかな?と感じたりしています。東洋も西洋も地獄がおなじようにリアルに描かれるのは、人間って切ない生き物だなぁと思ってしまうこともあります。人間って善悪二元論だけでは到底語りえない複雑な生き物だなって思うのです。そんなこともあってなのか、なぜか地獄に関心が向いてしまいます。

で、私が聞いたことは、地獄の裁定には、有名な閻魔大王だけではなく全部で10人の裁定する王がいるのは、ご存じですか?つまり閻魔大王以外にも蓁広王、宋帝王、変成王とかいった王がいて、それぞれ7日ごとの単位で裁きを受けるというのです。これ大変ですね。裁きは1回で終わらないのですから・・・。

私が興味深いと思ったのは、これら地獄の十王にそれぞれ仏さんが対応しているということなんです。罪を裁く王は仏の化身でもあるということで、不動明王や文殊菩薩、弥勒菩薩といった仏が対応しているということです。

そこで閻魔大王は何に対応しているのか、というと地蔵菩薩なんです。

このことは面白いなと思いました。もっとポピュラーなことでいえば裁きは閻魔大王しかいないようなイメージ、地獄に行くのを決めるのは閻魔大王というイメージが強いです。そして、数ある仏さんの中で最も親しみがあるのが地蔵菩薩。お地蔵さんって、どこにいってもそこかしこにあって、やはり閻魔さんと同じくもっともポピュラーな存在です。お地蔵さんに手を合わせる行為は、実は閻魔さんに手を合わせているのと同じこと??

このよく知られた閻魔さんが、実はお地蔵さんの化身だったとは?この裏と表の関係性が面白いと思いました。それともともとは、怖い存在であった閻魔大王も時代を経ると愛嬌のある顔へと変化するのも興味深いなと。怖いはずの鬼も、怖いはずの妖怪も、いつのまにか愛らしいキャラクターに変化していくのもイメージの歴史というか、そうしたことを感じさせてくれます。

こうしたことを俯瞰すると、あまりに人間的な感じがして、たかが人間されど人間って感じてしまいました。人間ってどこまでいっても人間なんですよね。そのように感じるのは私だけなのかなぁ?


2周目:「映画館へ行こう!」
3周目:「清々しいメロディに紡ぎだすハート」
4周目:「刺激的な人物がいた!」
5周目:「人の変化で時代を感じる」
6周目:「ひまわり大作戦」
7周目:「雑感」
8周目:「あらためて「プラス発想、素直、勉強好き」を・・・」
9周目:「想いは実現するということの私なりの解釈」
10周目:「宮沢賢治と手帳」
11周目:「防災の心得」
12周目:「書と陶の融合・・・私探しの旅に出て私になる」
13周目:「麻について」
14周目:「歩くことが楽しくなってきた」
15周目:「工夫をしよう!」
16周目:「アルゴ」
17周目:「私が過ごした本物研究所について」
18周目:「「笑いとばせ」という感性」
18周目:「「ありがとう」の言葉の力」
19周目:「美術館は妖怪ブーム」
20周目:「インフレ時代到来か?」
21周目:「20代の仕事の思い出」
22周目:「舩井幸雄が遺してくれたもの」
23周目:「まっ直ぐなやさしさ」
24周目:「山口敏太郎さんという方にお会いした印象」
25周目:「突出したことをしないでセミ・リタイアした男性」
26周目:「「精麻」で幸運を呼び込む」
27周目:「新春はこの人に注目!」
28周目:「20年前を振りかえる」
29周目:「新しいことをやるには……」
30周目:「月並みですが持続のコツ」
31周目:「やってみて気づく」
32周目:「運を味方にするサイトがオープン!」
33周目:「雑感」
34周目:「セルフ・ブランディングの時代を感じて」
35周目:「絶望と無気力の淵から立ち上がって・・・」
36周目:「今から、ワクワクしています!」
37周目:「スピ・サミ・レポート」
38周目:「3・3・3の原則」
39周目:「この人、イイね!」
40周目:「エジプトに行ってきました!」
41周目:「違和感を感じる自分」
42周目:「スピリチュル・サミットの季節が・・・」
43周目:「禅を新発見」
44周目:「道教」
45周目:「ゴッズ・オブ・エジプト」
46周目:「タオという宇宙観」
47周目:「ドラゴン・イン台湾」
48周目:「テレサ・テンは菩薩だった!」
49周目:「宮沢賢治の言葉に触発されて」
50周目:「新しい女性美の提案企画スタート!」
51周目:「響」
52周目:「イスラエルに行き感じたこと」
53周目:「不思議な施術体験、すごかった!」
54周目:「次元上昇」
55周目:「呪詛大国日本」
56周目:「遥かなるイスラエルへの旅」
57周目:「伊勢神宮の月次祭を奉拝して」
58周目:「古本屋で昔、買えなかった本に出合う」
59周目:「カバラの衝撃」
60周目:「女神の時代へ」
61周目:「フェニックス=火の鳥=鳳凰」
62周目:「不思議大好き!知られざる日本」
63周目:「今、最も注目される哲学者は何を語るのか?」
64周目:「奇想のクリエイティブ」
65周目:「熱き心の姿勢が多くの人に希望の火を灯す」
66周目:「チベット死者の書」
67周目:「100年以上前にチベットで修業した僧侶の話」
68周目:「世界にはすごい聖地があるもんだ」
69周目:「極限状態から起こる気づきの嵐」
70周目:「ミャンマーに行ってきました」
71周目:「ヴィパッサナー瞑想の聖地へ」
72周目:「魂が喜ぶ瞬間へ」
73周目:「イスラエルを巡る3つの謎」
74周目:「幸運は準備している人に訪れる」
75周目:「ゴーイチプレミア」
76周目:「協力と情報共有」
77周目:「オンライン化の波」
78周目:「魔術的要素があるという古代ルーン文字」
79周目:「数字の持つ神秘な側面」
80周目:「エジプトに注目」
81周目:「女神の知恵を取り入れていく時代へ」
82周目:「エジプトの息吹を感じる」
83周目:「聖書に隠された数の暗号の秘密とは?」
84周目:「カバラって複雑で難しいけど興味深い」
85周目:「紫微斗数(しびとすう)ってご存じですか?」
86周目:「コロナ禍の状況下、絶体絶命下で開かれた叡智の光がヒントになる?」
87周目:「私という謎と数の関係性」
88周目:「ケルト文明の謎に惹かれて」
89周目:「アーサー王伝説について」
90周目:「2つの「死者の書」と死んだらどうなるのか?」
91周目:「ケルト巡り」
92周目:「黒い聖母マリアとケルト」
93周目:「「カバラ」に興味を持った、そのわけは?」
94周目:「「不思議の国のアリス」というキーワードは外せない!」
95周目:「気軽に知的エンターテイメントを楽しむ」
96周目:「ベリーダンスは神々に捧げる踊り? 神託タロットに影響されて・・・」
97周目:「<学魔>と呼ばれる知の巨人からのメッセージ」
98周目:「「フール・オン・ザ・ヒル」、覚醒へ向かえ!」
99周目:「タロット、自由自在!」
100周目:「アーカーシャとゼロ・ポイント・フィールド」
101周目:「「不思議の国のアリス」は、ぶっち切りの逆転ゴール?」
102周目:「不思議な結晶の塩は何をもたらしてくれるのか?」
103周目:「黒い聖母子像の謎」
104周目:「デビルマンという傑作漫画について」
105周目:「善と悪の聖獣の終わりなき戦い」
106周目:「イエス・キリストの深奥のコトバに触れて」
107周目:「Belly dance inspired by tarot cards"The universe of Tarot."」
108周目:「古代インドの叡智を日常生活に取り入れる」
109周目:「健康維持のためのホリスティックな全体像を知る」
110周目:「サルバドール・ダリの表面と深層の秘密」
111周目:「アーユルヴェーダの辛味スパイスと「いちご」の幸福な出会い」
112周目:「新年、誕生日、私って誰?」
113周目:「フランケンシュタインの幻影」
114周目:「アラビアのロレンスとイギリス三枚舌外交」
115周目:「人種という誤解を長くしていたということ」
116周目:「横浜ホンキートンク・ブルース」
117周目:「松本清張が結ぶ2つの巨石の謎、ゾロアスターの痕跡?」
118周目:「ロートレックの絵から想いは広がる」
119周目:「ジャンヌ・ダルクを知っていますか?」
120周目:「221年ぶりに数兆匹ものセミが大発生した自然の神秘」
121周目:「AIやアプリを活用して発信力をつけよう!」
122周目:「アンコールワット遺跡群と謎?」
123周目:「情報について雑感」
124周目:「メメント・モリ(死を想え)、人は死んだらどうなる?」
125周目:「見えない世界の素敵なギフト、珠、弓前文書」
126周目:「25歳という若さで夭折した天才画家」
127周目:「懐かしい日々」
128周目:「ここ数日で感じたこと」
129周目:「映画に魅せられて、ミニシアターがんばれ!」
130周目:「映画の力」
131周目:「猿の惑星」
132周目:「軽井沢「石の教会」で知ったこと」

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