船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井本社グループスタッフによるコラムページです。 「これからは“本音”で生きるのがよい。そのためには“本物の人間”になることが大事」という舩井幸雄の思想のもと、このページでは、社員が“本物の人間”になることを目指し、毎日の生活を送る中で感じていること、皆さまに伝えたいことなどを“本音ベース”で語っていきます。

書:佐野浩一
船井幸雄グループ社員の日々もの思ひ、考へる あの社員の一日を公開!
猿の惑星
2025.9.24(Wed)
社名:(株)本物研究所
名前:服部 真和

皆様、こんにちは!本物研究所の服部です。私が映画を観るのが趣味の一つであることは、前回のこのコラムで書きました。


そこで今回は、面白くて続けてみてしまった映画「猿の惑星」について書いてみたいと思います。1968年に始まった映画「猿の惑星」はSF映画史に残る金字塔です。初めて見たのは子供とき、テレビでみましたが、ラストの自由の女神が埋まっていたのには、子供ながら衝撃でした。あれから映像技術が飛躍的に発展し、2011年から、新しくリブートし、新シリーズが始まりました。CGなのか判断がつかないような猿には驚かされます。そこで今回はリブートされた「猿の惑星」はいくつか感心する項目があり、続けてみてしまいました。



映画は、猿が知恵を飛躍的に壮大させ彼らの文明を築いたシーザー一代記となる『創世記/ジェネシス』『新世紀/ライジング』『聖戦記/ウォー』の三部作が作られています。全体を通してみると新たなる神話の再構築のように見てきます。

2011年に製作された1本目の『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』。この映画では、いかに高度な知性を持った猿が生まれたかが描かれています。その出発点は、医療研究、特に認知症の改善のための薬の開発により、脳の機能が飛躍的に良くなる薬の開発で、実験道具にされた猿の知性が高度化したことが描かれています。驚くべき知性を獲得したシーザーと名付けられた猿は、育ての親である人間と猿の狭間に揺れ、アイデンティティを模索し、やがて猿は猿であると人間社会から仲間を引き連れて独立します。

新薬の開発、薬への依存、動物実験など致したがないのですが新たな人間と同等の知性の持ち主の発生が描かれています。そしてこの新薬、どうやらウィルスらしきもの、が効くとわかると企業が開発をさらに進め、バージョン2が生まれ、それが進められるのですが、実は猿に効いても人間には免疫力がなく死を招くものであることが暗示されて終わります。

そして3年後の2014に第2作『猿の惑星:新世紀(ライジング)』が公開されます。森に入ったシーザーらは、新たなコミュニティー、村を形成しています。ここで映画の冒頭、英語が苦手な私でも聞き取れた言葉が語られました。
人類はウィルスで壊滅状態となったことを説明するのですが、冒頭で語られたのは「stay home」。そうです。コロナ禍の時に、盛んに語られたフレーズです。コロナになる前に作られたこの映画、数年後にまさかstay homeが、さかんに言われてしまう世の中になるとは。ウィルスも中国・武漢から?と言われたように、人が介在していたのか?

シーザーは人間との共存を理想に掲げるも、人間は猿として下等動物としてみているし、また、仲間の中で人間に虐待されたトラウマを持つ傷だらけのコバという猿が、人間を制圧しようとします。人間が過去にやったことが、自分たちに帰ってくるのです。コバは自分の想いを遂げるべく、じゃまになったシーザーを排除し、人間たちと戦争が起こります。

他者の世界を攻撃し、支配しようとするのは、結果的に、人間の世界と同じことが猿の世界でも起こってしまう。ある一定以上の文明を築くことと暴力、権力は表裏一帯のことなのか? 猿の惑星は問いかけているように思います。
そして第3作目『猿の惑星:聖戦記(ウォー)』は2017年に公開されます。聖戦とは人間たちとのさらなる戦いです。彼らによって妻と息子を殺されたシーザーの中に復讐の念が湧いてきます。

猿たちは決して同胞を殺さないとうたってきたシーザーは、実は第二作で人間への復讐を誓って行動したコバと同じではないかと苦しみます。そして、最終的には自らの犠牲によって、まるでモーセのごとく猿たちを率いて新天地へと導き、神話化し伝説的存在となり、この三部作は終わります。

リブートされた「猿の惑星」は、人間中心主義への問いかけ、エコロジー、バイオテクノロジー、感染症、テロリズムへの問いかけ、動物倫理への問いかけなど様々な要素を組み合わせた新たな神話の構築に成功しているように見えます。


2周目:「映画館へ行こう!」
3周目:「清々しいメロディに紡ぎだすハート」
4周目:「刺激的な人物がいた!」
5周目:「人の変化で時代を感じる」
6周目:「ひまわり大作戦」
7周目:「雑感」
8周目:「あらためて「プラス発想、素直、勉強好き」を・・・」
9周目:「想いは実現するということの私なりの解釈」
10周目:「宮沢賢治と手帳」
11周目:「防災の心得」
12周目:「書と陶の融合・・・私探しの旅に出て私になる」
13周目:「麻について」
14周目:「歩くことが楽しくなってきた」
15周目:「工夫をしよう!」
16周目:「アルゴ」
17周目:「私が過ごした本物研究所について」
18周目:「「笑いとばせ」という感性」
18周目:「「ありがとう」の言葉の力」
19周目:「美術館は妖怪ブーム」
20周目:「インフレ時代到来か?」
21周目:「20代の仕事の思い出」
22周目:「舩井幸雄が遺してくれたもの」
23周目:「まっ直ぐなやさしさ」
24周目:「山口敏太郎さんという方にお会いした印象」
25周目:「突出したことをしないでセミ・リタイアした男性」
26周目:「「精麻」で幸運を呼び込む」
27周目:「新春はこの人に注目!」
28周目:「20年前を振りかえる」
29周目:「新しいことをやるには……」
30周目:「月並みですが持続のコツ」
31周目:「やってみて気づく」
32周目:「運を味方にするサイトがオープン!」
33周目:「雑感」
34周目:「セルフ・ブランディングの時代を感じて」
35周目:「絶望と無気力の淵から立ち上がって・・・」
36周目:「今から、ワクワクしています!」
37周目:「スピ・サミ・レポート」
38周目:「3・3・3の原則」
39周目:「この人、イイね!」
40周目:「エジプトに行ってきました!」
41周目:「違和感を感じる自分」
42周目:「スピリチュル・サミットの季節が・・・」
43周目:「禅を新発見」
44周目:「道教」
45周目:「ゴッズ・オブ・エジプト」
46周目:「タオという宇宙観」
47周目:「ドラゴン・イン台湾」
48周目:「テレサ・テンは菩薩だった!」
49周目:「宮沢賢治の言葉に触発されて」
50周目:「新しい女性美の提案企画スタート!」
51周目:「響」
52周目:「イスラエルに行き感じたこと」
53周目:「不思議な施術体験、すごかった!」
54周目:「次元上昇」
55周目:「呪詛大国日本」
56周目:「遥かなるイスラエルへの旅」
57周目:「伊勢神宮の月次祭を奉拝して」
58周目:「古本屋で昔、買えなかった本に出合う」
59周目:「カバラの衝撃」
60周目:「女神の時代へ」
61周目:「フェニックス=火の鳥=鳳凰」
62周目:「不思議大好き!知られざる日本」
63周目:「今、最も注目される哲学者は何を語るのか?」
64周目:「奇想のクリエイティブ」
65周目:「熱き心の姿勢が多くの人に希望の火を灯す」
66周目:「チベット死者の書」
67周目:「100年以上前にチベットで修業した僧侶の話」
68周目:「世界にはすごい聖地があるもんだ」
69周目:「極限状態から起こる気づきの嵐」
70周目:「ミャンマーに行ってきました」
71周目:「ヴィパッサナー瞑想の聖地へ」
72周目:「魂が喜ぶ瞬間へ」
73周目:「イスラエルを巡る3つの謎」
74周目:「幸運は準備している人に訪れる」
75周目:「ゴーイチプレミア」
76周目:「協力と情報共有」
77周目:「オンライン化の波」
78周目:「魔術的要素があるという古代ルーン文字」
79周目:「数字の持つ神秘な側面」
80周目:「エジプトに注目」
81周目:「女神の知恵を取り入れていく時代へ」
82周目:「エジプトの息吹を感じる」
83周目:「聖書に隠された数の暗号の秘密とは?」
84周目:「カバラって複雑で難しいけど興味深い」
85周目:「紫微斗数(しびとすう)ってご存じですか?」
86周目:「コロナ禍の状況下、絶体絶命下で開かれた叡智の光がヒントになる?」
87周目:「私という謎と数の関係性」
88周目:「ケルト文明の謎に惹かれて」
89周目:「アーサー王伝説について」
90周目:「2つの「死者の書」と死んだらどうなるのか?」
91周目:「ケルト巡り」
92周目:「黒い聖母マリアとケルト」
93周目:「「カバラ」に興味を持った、そのわけは?」
94周目:「「不思議の国のアリス」というキーワードは外せない!」
95周目:「気軽に知的エンターテイメントを楽しむ」
96周目:「ベリーダンスは神々に捧げる踊り? 神託タロットに影響されて・・・」
97周目:「<学魔>と呼ばれる知の巨人からのメッセージ」
98周目:「「フール・オン・ザ・ヒル」、覚醒へ向かえ!」
99周目:「タロット、自由自在!」
100周目:「アーカーシャとゼロ・ポイント・フィールド」
101周目:「「不思議の国のアリス」は、ぶっち切りの逆転ゴール?」
102周目:「不思議な結晶の塩は何をもたらしてくれるのか?」
103周目:「黒い聖母子像の謎」
104周目:「デビルマンという傑作漫画について」
105周目:「善と悪の聖獣の終わりなき戦い」
106周目:「イエス・キリストの深奥のコトバに触れて」
107周目:「Belly dance inspired by tarot cards"The universe of Tarot."」
108周目:「古代インドの叡智を日常生活に取り入れる」
109周目:「健康維持のためのホリスティックな全体像を知る」
110周目:「サルバドール・ダリの表面と深層の秘密」
111周目:「アーユルヴェーダの辛味スパイスと「いちご」の幸福な出会い」
112周目:「新年、誕生日、私って誰?」
113周目:「フランケンシュタインの幻影」
114周目:「アラビアのロレンスとイギリス三枚舌外交」
115周目:「人種という誤解を長くしていたということ」
116周目:「横浜ホンキートンク・ブルース」
117周目:「松本清張が結ぶ2つの巨石の謎、ゾロアスターの痕跡?」
118周目:「ロートレックの絵から想いは広がる」
119周目:「ジャンヌ・ダルクを知っていますか?」
120周目:「221年ぶりに数兆匹ものセミが大発生した自然の神秘」
121周目:「AIやアプリを活用して発信力をつけよう!」
122周目:「アンコールワット遺跡群と謎?」
123周目:「情報について雑感」
124周目:「メメント・モリ(死を想え)、人は死んだらどうなる?」
125周目:「見えない世界の素敵なギフト、珠、弓前文書」
126周目:「25歳という若さで夭折した天才画家」
127周目:「懐かしい日々」
128周目:「ここ数日で感じたこと」
129周目:「映画に魅せられて、ミニシアターがんばれ!」
130周目:「映画の力」

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