船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井本社グループスタッフによるコラムページです。 「これからは“本音”で生きるのがよい。そのためには“本物の人間”になることが大事」という舩井幸雄の思想のもと、このページでは、社員が“本物の人間”になることを目指し、毎日の生活を送る中で感じていること、皆さまに伝えたいことなどを“本音ベース”で語っていきます。

書:佐野浩一
船井幸雄グループ社員の日々もの思ひ、考へる あの社員の一日を公開!
「数の神秘」に関する一考察
2026.7.8(Wed)
社名:(株)本物研究所
名前:服部 真和

私は、タロットカードについて、イベント(オンライン講座の企画など)を企画したことがあるものの、カードについて一枚一枚詳しくはありませんでした。しかし、突然、カードの絵柄の持つ象徴性に興味が出てきて、以前、こちらの記事でも書いたのですが、タロットに関する本を読みあさるようになりました。カードは非常に象徴性に富んでいて、本を読むだけではすぐに忘れてしまうなと、近くのカルチャーセンターでタロット講座も受けるようになりました。別に占い師になろうとしているわけではありません。それぞれのカードの持つ意味を、調べると、そこには人生の教訓のようなものが詰まっており、自分を顧みるのに、すごく面白いなと感じたからです。

カードについている各番号も数秘術の影響を受けているという話と、たまたま読んでいた「キリスト教13の不思議」という本で、キリスト教の数の神秘というものが、へーと思うところがあり、それらがリンクして、数についても、調べてみようという気になりました。そこで今回、私は専門家ではないですが、私の持っている知識を総動員して、数について見てみたいと思います。

あらためて数字についてみていくと、普段、無意識に数字を単なる計算の道具として使っています。しかしピタゴラスをはじめ、古代の人々にとって、数はそれ以上の意味を持っていた。なぜ自然界には秩序があるのか。なぜ季節は巡り、星は規則正しく動くのか。なぜ音楽には人の心を打つ美しい響きがあるのか。こうした問いを追究した人々は、「世界の背後には数がある」と考えました。数の神秘とは、現代で言われるような単なる占いではないということ。それは、この世界は何によって成り立っているのかという人間の長い探究の歴史の一側面ともいえるのです。

宇宙は数でできている ― ピタゴラス
数の神秘を語るうえで欠かせない人物が、数学的な定理も発見した有名な古代ギリシャの哲学者ピタゴラスがいます。彼は音楽を研究する中で、心地よく響く音が単純な数の比率によって生まれることを発見した。例えば、弦の長さを2対1にすると1オクターブ上の音になり、3対2にすると美しい和音が生まれる。

音楽が数によって成り立っているなら、宇宙そのものも数によって成り立っているのではないか、というわけです。つまり、ピタゴラスにとって数は単なる記号ではなく、数こそが宇宙の骨格であり、世界を支える見えない法則と考えたのである。

神の秩序を表す数 ― キリスト教
キリスト教においても数の神秘の考え方は見ることができる。聖書には象徴的な数が数多く登場する。7日間の天地創造、12使徒、40日間の断食などである。しかしキリスト教では、数は宇宙の構造というよりも、神の秩序や意志を表すものとして理解された。

例えば7は完全性を意味し、12は神の計画の完成を意味すると考えられた。つまり数は、神が世界に刻み込んだメッセージとして読まれるようになったのである。

神が世界を生み出す階段 ― カバラ
ユダヤ神秘主義であるカバラでは、数の意味はさらに面白い。カバラには「生命の樹」と呼ばれる有名な図形がある。そこには10のセフィロトという段階が描かれており、それぞれが神の働きの現れを表している。

カバラでは、神の無限の光が段階的に姿を変えながら現実世界へ流れ込んでいると考える。その流れを示したものが10のセフィロトなのである。カバリストは、数を世界を創造するプロセスと見たと言えるだろう。

数は魂の成長段階 ― 神智学
19世紀になると、数の神秘は新しい形で解釈される。その中心にいたのがブラヴァツキー夫人によって創設された神智学である。神智学は、現在のスピリチュアルやオカルトに繋がってくるもので、神智学は東洋思想、西洋神秘思想、キリスト教神秘主義などを統合しようとした試みだった。

ここで数は宇宙や神を説明するためだけでなく、人間の魂の成長を示す記号として使われるようになり、数は宇宙の設計図から、人間の成長を示す地図へと変化していったとも言えるでしょう

現代数秘術の誕生
そして近現代になると数の神秘はより身近なものになる。生年月日を足し合わせて運命数を求める現代数秘術が誕生したのである。ここでは数は、あなたはどんな人か、どんな才能を持っているのか、といったようなことを読み解くための道具となる。つまり数は宇宙でも神でもなく、自分自身を知るための鏡となったのです

数の神秘が語り続けてきたもの
自己流の数の神秘の分析ですが、自分なりに概観して見てみると数の神秘は時代ごとに姿を変えているのに気づきました。
ピタゴラスは数を宇宙の構造として見た。
キリスト教は神の秩序として見た。
カバラは神の創造プロセスとして見た。
神智学は魂の進化段階として見た。
現代数秘術は個人の人生を理解するための道具として見ている。

こうやって、並べてみるとそこには、共通する問いが流れているようにも思えます。それは、「この世界は本当に偶然だけでできているのだろうか」という問いです。数の神秘とは、数字そのものの秘密ではない。

それは、人間が世界の背後にある意味や秩序を探し求めてきた長い長い探求の旅の記録といえるなと思うのです。人間は数の神秘を、何千年もの時をかけて、数の中に宇宙の秩序を見出し、神の意志を読み取り、魂の成長を重ね合わせ、自らの人生の意味を探し続けてきた。もしかすると数の神秘とは、数字の秘密ではなく、人間の心が世界の中に意味を見出そうとする営みそのものなのかもしれないなと。

夜空を見上げた古代人も、生命の樹を描いた神秘家も、生年月日から運命数を求める現代人も、実は同じ問いを抱いているなんて、想像してみるのも楽しい。


2周目:「映画館へ行こう!」
3周目:「清々しいメロディに紡ぎだすハート」
4周目:「刺激的な人物がいた!」
5周目:「人の変化で時代を感じる」
6周目:「ひまわり大作戦」
7周目:「雑感」
8周目:「あらためて「プラス発想、素直、勉強好き」を・・・」
9周目:「想いは実現するということの私なりの解釈」
10周目:「宮沢賢治と手帳」
11周目:「防災の心得」
12周目:「書と陶の融合・・・私探しの旅に出て私になる」
13周目:「麻について」
14周目:「歩くことが楽しくなってきた」
15周目:「工夫をしよう!」
16周目:「アルゴ」
17周目:「私が過ごした本物研究所について」
18周目:「「笑いとばせ」という感性」
18周目:「「ありがとう」の言葉の力」
19周目:「美術館は妖怪ブーム」
20周目:「インフレ時代到来か?」
21周目:「20代の仕事の思い出」
22周目:「舩井幸雄が遺してくれたもの」
23周目:「まっ直ぐなやさしさ」
24周目:「山口敏太郎さんという方にお会いした印象」
25周目:「突出したことをしないでセミ・リタイアした男性」
26周目:「「精麻」で幸運を呼び込む」
27周目:「新春はこの人に注目!」
28周目:「20年前を振りかえる」
29周目:「新しいことをやるには……」
30周目:「月並みですが持続のコツ」
31周目:「やってみて気づく」
32周目:「運を味方にするサイトがオープン!」
33周目:「雑感」
34周目:「セルフ・ブランディングの時代を感じて」
35周目:「絶望と無気力の淵から立ち上がって・・・」
36周目:「今から、ワクワクしています!」
37周目:「スピ・サミ・レポート」
38周目:「3・3・3の原則」
39周目:「この人、イイね!」
40周目:「エジプトに行ってきました!」
41周目:「違和感を感じる自分」
42周目:「スピリチュル・サミットの季節が・・・」
43周目:「禅を新発見」
44周目:「道教」
45周目:「ゴッズ・オブ・エジプト」
46周目:「タオという宇宙観」
47周目:「ドラゴン・イン台湾」
48周目:「テレサ・テンは菩薩だった!」
49周目:「宮沢賢治の言葉に触発されて」
50周目:「新しい女性美の提案企画スタート!」
51周目:「響」
52周目:「イスラエルに行き感じたこと」
53周目:「不思議な施術体験、すごかった!」
54周目:「次元上昇」
55周目:「呪詛大国日本」
56周目:「遥かなるイスラエルへの旅」
57周目:「伊勢神宮の月次祭を奉拝して」
58周目:「古本屋で昔、買えなかった本に出合う」
59周目:「カバラの衝撃」
60周目:「女神の時代へ」
61周目:「フェニックス=火の鳥=鳳凰」
62周目:「不思議大好き!知られざる日本」
63周目:「今、最も注目される哲学者は何を語るのか?」
64周目:「奇想のクリエイティブ」
65周目:「熱き心の姿勢が多くの人に希望の火を灯す」
66周目:「チベット死者の書」
67周目:「100年以上前にチベットで修業した僧侶の話」
68周目:「世界にはすごい聖地があるもんだ」
69周目:「極限状態から起こる気づきの嵐」
70周目:「ミャンマーに行ってきました」
71周目:「ヴィパッサナー瞑想の聖地へ」
72周目:「魂が喜ぶ瞬間へ」
73周目:「イスラエルを巡る3つの謎」
74周目:「幸運は準備している人に訪れる」
75周目:「ゴーイチプレミア」
76周目:「協力と情報共有」
77周目:「オンライン化の波」
78周目:「魔術的要素があるという古代ルーン文字」
79周目:「数字の持つ神秘な側面」
80周目:「エジプトに注目」
81周目:「女神の知恵を取り入れていく時代へ」
82周目:「エジプトの息吹を感じる」
83周目:「聖書に隠された数の暗号の秘密とは?」
84周目:「カバラって複雑で難しいけど興味深い」
85周目:「紫微斗数(しびとすう)ってご存じですか?」
86周目:「コロナ禍の状況下、絶体絶命下で開かれた叡智の光がヒントになる?」
87周目:「私という謎と数の関係性」
88周目:「ケルト文明の謎に惹かれて」
89周目:「アーサー王伝説について」
90周目:「2つの「死者の書」と死んだらどうなるのか?」
91周目:「ケルト巡り」
92周目:「黒い聖母マリアとケルト」
93周目:「「カバラ」に興味を持った、そのわけは?」
94周目:「「不思議の国のアリス」というキーワードは外せない!」
95周目:「気軽に知的エンターテイメントを楽しむ」
96周目:「ベリーダンスは神々に捧げる踊り? 神託タロットに影響されて・・・」
97周目:「<学魔>と呼ばれる知の巨人からのメッセージ」
98周目:「「フール・オン・ザ・ヒル」、覚醒へ向かえ!」
99周目:「タロット、自由自在!」
100周目:「アーカーシャとゼロ・ポイント・フィールド」
101周目:「「不思議の国のアリス」は、ぶっち切りの逆転ゴール?」
102周目:「不思議な結晶の塩は何をもたらしてくれるのか?」
103周目:「黒い聖母子像の謎」
104周目:「デビルマンという傑作漫画について」
105周目:「善と悪の聖獣の終わりなき戦い」
106周目:「イエス・キリストの深奥のコトバに触れて」
107周目:「Belly dance inspired by tarot cards"The universe of Tarot."」
108周目:「古代インドの叡智を日常生活に取り入れる」
109周目:「健康維持のためのホリスティックな全体像を知る」
110周目:「サルバドール・ダリの表面と深層の秘密」
111周目:「アーユルヴェーダの辛味スパイスと「いちご」の幸福な出会い」
112周目:「新年、誕生日、私って誰?」
113周目:「フランケンシュタインの幻影」
114周目:「アラビアのロレンスとイギリス三枚舌外交」
115周目:「人種という誤解を長くしていたということ」
116周目:「横浜ホンキートンク・ブルース」
117周目:「松本清張が結ぶ2つの巨石の謎、ゾロアスターの痕跡?」
118周目:「ロートレックの絵から想いは広がる」
119周目:「ジャンヌ・ダルクを知っていますか?」
120周目:「221年ぶりに数兆匹ものセミが大発生した自然の神秘」
121周目:「AIやアプリを活用して発信力をつけよう!」
122周目:「アンコールワット遺跡群と謎?」
123周目:「情報について雑感」
124周目:「メメント・モリ(死を想え)、人は死んだらどうなる?」
125周目:「見えない世界の素敵なギフト、珠、弓前文書」
126周目:「25歳という若さで夭折した天才画家」
127周目:「懐かしい日々」
128周目:「ここ数日で感じたこと」
129周目:「映画に魅せられて、ミニシアターがんばれ!」
130周目:「映画の力」
131周目:「猿の惑星」
132周目:「軽井沢「石の教会」で知ったこと」
133周目:「地獄についてちょっと感じたこと」
134周目:「シークレット・オブ・シークレッツ」
135周目:「こんな小説読んだことがない!」
136周目:「なぜかタロットに惹かれて・・・」

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