船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる
このページは、船井本社グループスタッフによるコラムページです。 「これからは“本音”で生きるのがよい。そのためには“本物の人間”になることが大事」という舩井幸雄の思想のもと、このページでは、社員が“本物の人間”になることを目指し、毎日の生活を送る中で感じていること、皆さまに伝えたいことなどを“本音ベース”で語っていきます。
名前:藤原 かおり
皆さまこんにちは。『舩井幸雄.com』&『新・舩井メールクラブ 〜The Real Intelligence〜』担当の藤原かおりです。
早いもので今年も師走に突入しました。皆さまいかがお過ごしでしょうか。
私は今年の1月に(株)本物研究所に異動し、約一年になりますが、手前みそになりますが、(株)本物研究所は本当に誠実さを大切に未来の地球の笑顔を想い、人を大切にしながら日々の活動をコツコツと行っています。そんな中で過ごさせていただくことで、私も心身ともに健康になってきた一年でした。
さて話は変わりますが、今日は私が読んで参考になった本の内容を紹介いたします。
最近、岸田秀さんの『古希の雑考 〜唯幻論で読み解く政治・社会・性〜』(文藝春秋)という本を読んでいますが、その中の表題の記事のタイトルがインパクトがあって面白いな、と思ったのですが、内容も興味深いものだったので紹介させていただきます。
岸田さんの本を私は学生時代から読んでいてこのコーナーでも何度も紹介させていただいていますが、私の中では舩井幸雄についで読み応えのある方だと思っています。
そしてこの『「総理」と「草履」は使い捨て』の記事ですが、日本に内閣制度が成立した1885年から歴代の総理大臣の在り方を振り返り、その傾向と特徴を岸田さん独自の「内的自己」と「外的自己」の観点から、そして総理と国民の関係から分析・解釈をしています。
まず日本国民は(岸田さんによると)、近代、外国から強制的に開国させられたことから、対外関係で外国を崇拝する卑屈な「外的自己」と外国を嫌う誇大妄想的な「内的自己」に分裂している、とされています。
そして近代以来、日本では政府が「外的自己」を代表し、民衆、国民一般は「内的自己」を拠り所としている、としています。
そのため、そんな日本国を運営するトップである総理大臣は代々、外国とうまくやっていこうと「外的自己」を発揮し過ぎると民衆の不興を買い、民衆の人気を得ようと「内的自己」に偏れば外国と敵対することになる、という矛盾を一身に背負うようになり、その意味で「近代日本において総理ほど割に合わない仕事はないのではないか」としています。
過去の総理大臣でいうとたとえば、国際協調を重視し外的自己を発揮しすぎ、内的自己の代表者の右翼に実質的に暗殺された浜口雄幸(1870−1931)を非難し、野党議員だった時は内的自己の立場に立っていた犬養毅(1855−1932)は、いざ自分が総理になるとすぐに外的自己の側にまわり、ついには内的自己一筋の海軍青年将校らに暗殺された(5.15事件)――というように現代に至るまでの歴代の特徴のある総理大臣の動向を分析しています。
そして敗戦後は、日本国民は気に喰わない首相を暗殺することによってではなく、罵倒して引きずり下ろすことによって辞めさせる方針に変えたもようだ、としています。
引きずり下ろされないまでも昨今の日本の総理の特徴として、就任当初は大人気で期待されるのですが、その後、遅かれ早かれ人気を失い(時には国民に飽きられ)、退任に追い込まれるのが一つのパターンになっている、というのもある程度うなずけます。
そして「日本のジャーナリズムは一般に内的自己の味方をすることが多い。国民の多くに気に入られないと商売にならないからである」としていますが、確かにとくに週刊誌などの中吊り広告を見ていると、標的になった政治家叩きが強烈であることは周知のところでしょう。
この記事が書かれたのは2001年8月の『諸君!』という雑誌(現在は廃刊)なので、小泉元首相までの分析しかされておらず、現代のようにSNSも普及していなかったのでいまとは多少事情は違うかもしれませんが、日本人の感情としてはそう大きな変化はないと思われます。
それらを踏まえれば、先日憲政史上最長の政権を実現できた安倍総理は、このような、すぐに総理を使い捨てにしたがるマス(国民)の力を軽視せずその動向を緻密に分析し、それに対する対策を誰よりも熱心に練っている総理と言えるかもしれません。
「桜を見る会」でまた窮地に立たされていますが、また国民の目をうまくはぐらかし、切り抜けていくのでしょうか?
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2周目:「鳥インフルエンザからニワトリを想う」
3周目:「日本の独立と個人の自立」
4周目:「資本主義について思うこと」
5周目:「“野性”を目覚めさせるには・・・」
6周目:「にんげんクラブ全国大会で気づいた“つながり”」
7周目:「歪みを正す方法」
8周目:「“グレー”からの脱却」
9周目:「“コンサバ”に思う」
10周目:「“野菜”は本当に健康にいいのか?」
11周目:「ロンドン・シティで感じた意外な“気”」
12周目:「フリーエネルギーとUFOの関係」
13周目:「最近読んでショックを受けた本」
14周目:「“寄り添う”ということ」
15周目:「“五井野イズム”に触れて……」
16周目:「秘伝のお茶と新コラム」
17周目:「偶然とは思えない3つのこと」
18周目:「「本物」は野性的!?」
19周目:「日本人の「水戸黄門」幻想」
20周目:「嫉妬の時代」
21周目:「久しぶりに会った舩井幸雄」
22周目:「舩井幸雄との出会いを思い出してみました。」
23周目:「後から思い出してみるといろいろシンクロがあったこと。」
24周目:「竹中平蔵とは何者か。」
25周目:「足指から目覚める?」
26周目:「舩井SAKIGAKEフォーラムが無事終わりました。」
27周目:「私にとっての12月25日」
28周目:「“本物の健康”を追求するセミナー」
29周目:「最近ビックリした、アンチエイジングのエネルギー」
30周目:「舩井幸雄の「氣」の力を想う」
31周目:「「願い」のちから」
32周目:「本物時代の到来」
33周目:「Dr.コパさん」
34周目:「一神教vs多神教」
35周目:「空海から義経へ」
36周目:「“ミンパク”を知っていますか?」
37周目:「人生に難がやってくる意味」
38周目:「旅先でのシンクロ」
39周目:「オザケンの「うさぎ!」」
40周目:「宇宙での生活」
41周目:「最近のおススメ!2つ」
42周目:「竹田和平さんがメンターと出会われた神社」
43周目:「『君の名は。』とムー」
44周目:「卵がけごはんがごちそうになる・・・」
45周目:「「雑草魂」はもう古い?」
46周目:「銀座のはちみつ」
47周目:「ひょっこり見つかった舩井幸雄の健康情報」
48周目:「加計学園問題で揺れる今治市の可能性」
49周目:「“品格”について考えてみる。」
50周目:「“差別”から歴史を読み解く岸田秀さん」
51周目:「おすすめワイン」
52周目:「会津への旅」
53周目:「究極の“じっくりコトコト”」
54周目:「バリ島でのニュピ体験」
55周目:「「舩井フォーラム ザ・ファイナル」と生アーモンド」
56周目:「リピート必至の逸品」
57周目:「ドアーを閉めさせていただきます」
58周目:「都内でも八十八ヵ所巡り」
59周目:「健康指南 〜アーユルヴェーダより〜」
60周目:「おやつの力」
61周目:「昭和が歴史になる前に読んでおきたい本」
62周目:「わたしの太宰治」
63周目:「パリでも一風堂」
64周目:「カリスマの生き方」
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